Cava?缶持って山に籠ります。 探さないでください。

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「記事書かないか?」

そうエリアマネージャーから告げられた俺は困惑した。

小学生の頃によく書かされた作文では原稿用紙1枚を書くのがやっと。
しかも文末の「。」の下は空白にするというズルをしているのにもかかわらずだ。

ブログやツイッターなど他人様に自分の日記やつぶやきなど公表することなどは皆無。

語彙能力もなければ表現力も乏しく人に感情を伝えるのが下手で歴代の彼女から
「何を考えてるのかわかんない。」とよく言われたものだ。
そのくせ「あんたって単純だよね」とかも言ってきたりする。 生きるって難しい。

そんな俺が会社のHPに記事を書くだと?

何を言ってるんだ?

・・・おもしろそうじゃないか。

そうと決まれば俄然やる気を出してしまうのがB型の可愛さ余って憎さ100倍なところ。

さて、なんについて書こうかとあーでもないこーでもないと悩むかと思いきや題材はすぐに決まった。

少ないながらもある俺の趣味のなかでもさらに希少な人前で発表できる趣味。

「ソロキャンプ」だ。

転勤先である今住んでいる場所には友達などいるはずもなく
ましてや恋する彼女も(今は)おらず、愛する嫁も(今はまだ)いない

そんな普段から「ソロ三昧」な男の趣味がソロキャンプだなんて笑ってしまう。いや、泣けてくる。

いや、やっぱりせめて笑ってあげてください。

記事の題材は決まった。 さて、何を書いていいのやら。

そもそも俺のキャンプなんかで皆様を楽しませることなんてできるのだろうか。

大自然に囲まれ、澄んだ空気を存分に味わい、不便という非日常を体感する。
時間はゆっくり流れ、四季を感じ、鳥や虫たちの声に耳を傾ける。

みたいなキャンプの素晴らしさや自然の尊さをお伝えできるほどの爽やかさは残念ながら持ち合わせてはいない。

そもそも俺がいつも通りキャンプをしたところで

夜中テントで寝ているときに突然の地震警報で起こされその直後にちょっとした地震に見舞われたり

キャンプ場に住み着いているのであろう猫につきまとわられたり(猫アレルギーなのに)

夜静かに酒を呑んでいると他のテントから下手くそなウクレレで下手くそなかりゆし58のアンマーが
聞こえてくるもんだから直ちにやめていただくようにお願いしに行ったり

とかぐらいで、爽やかな出来事など特にはない。

「アンマー」は若い時は迷惑ばかりかけちゃってごめんね、お母ちゃん。っていう感動的な名曲なのに
その名曲で他のキャンパーに迷惑をかけてしまっているのである。
かりゆし58にもアンマーにも失礼である。

キャンプと一言で言ってもその目的や楽しみ方は人それぞれで100人のキャンパーがいれば100通りのキャンプスタイルがあるといえよう。不正解などない。それぞれのスタイルすべてが正解なのだ。(他人に迷惑をかけないというモラルが前提で。大声で歌わないとか。)

ちなみに俺のキャンプスタイルはずばり「呑みキャン」。

家でも一人で呑んでるくせにわざわざ山に行って一人で呑むのだ。

別にさみしくなどない。

誰もいないときよりも大勢の中にいるほうが孤独を感じてしまうものだ。

そんな(どんなだ?)俺のキャンプで呑みながら食ったうまいもののお話です。

やっと本題

さて、キャンプ場に到着し早速まずは1杯!そしてつまみはこれ!と話を進めたいのだがしばし待たれよ。

俺には呑む前にやらなくてはいけないことがあるのだ。

早く呑みたい気持ちをグッと我慢をしてまでやらなくてはならないこと。それは「テント設営」である。

これは確実に呑む前に済ませておきたい。

呑んでしまったら最後、俺の中のめんどくさがり屋さんが営業を開始してしまい
シラフの時以上にめんどくさがりを大盤振る舞い開店記念大特価セールのごとく発揮してしまう。

結果、テントを雑に設営してしまい寝てるときに崩壊し雨ざらしになったり野生動物に美味しくいただかれてしまうのを防ぐためである。

どうせ食べられるなら会ったこともない赤の他動物なんかではなく実家で飼っていた犬のギン太に食われたい。

そんなこんなで本日の寝床兼、宴会場兼、野生動物のお食事処の完成である。

記事の為にと張り切ってたのにこういうときに限って曇天模様。

そういうやつなんです。俺って。

それでは!いよいよ!いただきます!

んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、んぐ

くは~~~~~~~~
うまい!うますぎる!

これはやはりぐっと我慢をしたからこそのうまさなのだ! 我慢こそがビールの最高のつまみなのだ!

これさえあればあとは何もいらない!  いや、そんなことは決してない! 腹が減った!

先程から俺の胃袋からは飯をよこせと暴動寸前にまで騒ぎまくっているのである。

そんな荒くれ者がはびこる俺の胃袋を満足させる本日の酒の友はこれだ!

「Cava?缶」!

「鯖缶」ではなく「サヴァ缶」。

水煮や味噌煮ばかりの鯖缶業界においてこだわりの国産鯖をオリーブオイル漬けにしてしまうという異彩を放つ鯖缶界の風雲児!

東日本大震災によって被災した岩手からオリジナルブランドの発信を!と誕生したこの洋風缶詰「Cava?缶」。

Cava?とはフランス語で「元気ですか?」という意味で、岩手から全国へ「元気ですか?」と声をかけるイメージで名づけられたそうだ。

ダジャレもフランス語を絡ましてくるとおしゃれに聞こえてくるから不思議なものである。

そんなサヴァ缶を使った本日のおつまみをご紹介。

どうぞ奥様、参考になさってください。

まずはさくっとメニュー。
ほぐしたサヴァとオニオンスライスとマヨネーズを和えるだけの
ツナマヨならぬ「サヴァマヨ」! お好みでブラックペッパーをどうぞー

つづきまして、

耐熱容器にサヴァ、トマト、スライスにんにくを入れ上からチーズをパラパラっとし
じっくり焼きを入れた
「サヴァのトマトチーズ焼き」! 

チーズもとろーりうまうま!

最後にご紹介するのは

缶の中のオリーブオイルで砂肝とニンニクをぐつぐつと
砂肝に火が通ったところでサヴァを投入しひと煮立ちさせ塩コショウで味をととのえれば、
「サヴァと砂肝のアヒージョ」! 

サヴァの旨味がぎゅっと詰まったオリーブオイルがいい仕事してます!

いかがだろうか。

色あいこそ地味だが色彩など考えない男の料理と考えていただきたい。 美味けりゃ正義だ。

それでも缶詰ひとつで俺みたいなもんでもこれだけ作れてしまうのだ。

なんてポテンシャルの高い缶詰であろうか。

アイデア次第でいろんな料理を作って楽しむことができるうえにもちろんそのまま食べてもシンプルに美味い。

まるで、化粧してる時はもちろん魅力的だがスッピンもまたかわいい。みたいな感じである。違うか。

しかもサヴァ缶には今回使用したシンプルなオリーブオイル漬けの他に、

アクアパッツァ風
レモンバジル
パプリカチリソース
ブラックペッパー味

があり、それぞれの風味を生かした料理を考えるのがまた楽しいのだ。

「今度はアクアパッツァ風!その次はレモンバジルで! あ、そうそう!パプリカチリであれを作ってみたいな!
そんじゃあブラックペッパーはこうだ! でもやっぱりシンプルにオリーブオイル漬けに戻ってくるのよねー
んでもってまたアクアパッツァからのーレモンバジルでー・・・」
などと怒涛のローテーションから抜け出せなくなってしまいそうで少し怖くなる。美味すぎるのも罪である。

そうこうしてるうちにすっかり夜も更け

いい感じに酔いも回りちょいと火遊びもしながら眠りにつくのでありました。

エリアマネージャー様

こんな感じでいかがでしょうか?

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