ベルセルク(三浦建太郎先生)のスゴいところを聞いてくれ!!

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目次

そもそもベルセルクってどんな漫画?

世界観は中世ヨーロッパ風。
ざっくり言うと剣と魔法の世界。(魔法はほんの一部の人しか使えないのでほぼ物理武器)

ストーリーは主人公の【ガッツ】の復讐の旅です。

ガッツはかつて傭兵として転々としてましたが
【鷹の団】※1という傭兵団の団長【グリフィス】半ば強引に団に引き込まれ
ガッツはグリフィスの【自分の国を持つ】という壮大な夢の為に共に戦う。
その後、鷹の団が【ミッドランド王国】※2に所属しついに正規軍にまでのし上がる。

グリフィスにとってはそれは夢へのほんの一歩だったが…

その後、ガッツがグリフィスの語る【夢】、【友】※3の話を聞いてしまい退団を決意!
グリフィスの心がポッキリ折れ、焦り、冷静さを失いシャルロットに夜這いをかけてしまい…

反逆者として牢獄に捕えられるが
後に鷹の団とガッツが合流しグリフィス救出を果たす。

グリフィスが拷問により、手足の腱を切られ自分で立ち上がることも剣を持つこともできず、舌も切られ喋ることもできずで
絶望していた時に蝕※4が起こりその場にいたガッツ、キャスカの2人以外は全滅、グリフィスは転生し【フェムト】となる。


そして生き残ったガッツはグリフィスへの復讐の旅へ…
ここまでがアニメにもなっている黄金時代編です。

その後は様々な仲間を増やしながら(不本意ながら)使徒と戦い、グリフィス率いる新生鷹の団と対峙する…

ほぼ黄金時代編の話になっちゃいましたがざっくりあらすじはこんな感じです。


※1 鷹の団
・グリフィス 団長 この物語の最重要人物の1人
ガッツと決闘し鷹の団に引き込んだ張本人。
この物語のもう1人の主人公と言っても過言ではない。
・ガッツ 斬り込み隊長 基本人を斬る事しか頭にないので戦術とかはほぼ無視、戦場では単騎で切り込んで行くこともしばしば。
グリフィスはガッツのその性格も戦術のうちと言っている。
・キャスカ 千人長 紅一点で副団長的な役割 剣の腕は鷹の団No.3
グリフィスに対し崇拝に近い感情を持っている
ガッツに対してはグリフィスとの仲に対し嫉妬心を抱いていたが、お互いに思いを寄せていく。
・その他 ジュドー、ピピン、コルカス、リッケルト等隊長クラスの魅力的なメンバーがいますがキリがないのでこの辺りで…

※2 ミッドランド王国
黄金時代(青年期)〜触までの主な舞台
他にチューダー帝国やクシャーン帝国などがある

※3 グリフィスの語る夢と友
グリフィスがシャルロット王女に対し語った夢と友
グリフィスの夢
「身分や生い立ち係わりなくそれが叶おうと叶うまいと人は夢に恋い焦がれます
夢に支えられ 夢に苦しみ 夢に生かされ 夢に殺される
そして夢に見捨てられたあとでも それは心の底でくすぶり続ける… たぶん死の間際まで…
そんな一生を男なら一度は思い描くはずです
〝夢〟という名の神の…殉教者としての一生を…
生まれてしまったから しかたなくただ生きる… そんな生き方俺には耐えられない」

グリフィスにとっての友
「私にとって友とは… 決して人の夢にすがったりはしない…
誰にも強いられることなく自分の生きる理由は自らが定め進んでいく者…
そしてその夢を踏みにじる者があれば全身全霊をかけて立ち向かう… 例えそれがこの私自身であったとしても…
私にとって友とはそんな…〝対等の者〟だと思っています」

※4 蝕(しょく)
人間からゴッドハンド(使徒たちの頂点に立つ5人の使徒)に転生するため生贄を捧げる儀式。
使徒とは人間を超越した存在。見た目は様々だがその人物の人間時の性格や特徴が見た目に表れている。
グリフィスは因果律の支配者、神と思われる巨大な意識体により選ばれ真紅のベヘリット(覇王の卵)を授けられます。

グリフィスが絶望した時に真紅のベヘリットが異界の扉を開き蝕が行われる。
蝕はほぼ全ての使徒が集結し、生贄を喰い尽くし、その生贄の命と引き換えにゴッドハンドに転生した。

この蝕の生き残りはガッツ、キャスカのみ
リッケルトだけその場にいなかった為生贄にならなかった。

この蝕はトラウマ級にグロいです!
いい大人が夜1人でトイレに行けなくなったってよく聞きます
それだけ画力が凄いってことですね。

とにかくヤバイ!圧倒的画力!!

とにかく一回見てください。

どうですか?
ため息しか出ないですね…
一コマ一コマがこのクオリティなんです
これ完全に漫画の域を超えて芸術だと思いませんか?
そりゃ執筆に時間かかりますよね、休載しますよね、しょうがないです。
でも、三浦先生は休載中もずっと漫画を描き続けていたそうです。


三浦先生は【はじめの一歩】の作者の【森川ジョージ先生】のアシスタントをしていました。
当時森川先生は19歳、三浦先生は18歳。
その時森川先生は当時の三浦先生の絵を見て寒気がするほどの才能の塊と語っていました。
その頃にはすでにベルセルクの構想が出来上がっていて力をつけてから描きたいと言っていたそうです。

ちなみに既に実力を備えていると判断されて1日で帰らされたらしいです。
その後、はじめの一歩とベルセルクはほぼ同じタイミングで連載を開始したんです。

スタジオ我画って?

まずスタジオ我画の話をする前に…

作者の三浦健太郎先生は2021年5月6日に急性大動脈解離のため亡くなりました…ご冥福をお祈りします。

生前の三浦先生は高校時代からの友人で漫画家の【森恒二先生】※5を30年ほど前に仕事場に一週間ほど軟禁し、ほぼ最終回までのストーリーを伝えていたらしく(しかもこのストーリーは森恒二先生以外には話していない)
今後、漫画はスタジオ我画、監修は森先生の新体制で進めていくことが決定しました。

森恒二先生はこう伝えてくれました
皆さんにお断りと約束があります。なるべく詳細を思い出し物語を伝えます。
そして三浦が自分に語ったエピソードのみやります。肉付けはしません。はっきり覚えてないエピソードもやりません。三浦が自分に語った台詞、ストーリーのみやります。当然完全な形にはならないでしょう。しかし三浦が描きたかった物語をほぼ伝えられるとは思います。
三浦の弟子達の腕は本物です!
素晴らしい描き手です。
三浦不在の『ベルセルク』に不満不服あると思いますがどうか見守っていただきたいと思います。
よろしくお願い致します。


不満不服?ないです!
もう三浦先生の後を継げるのは森先生とスタジオ我画の皆様だけです。
続けてくれて本当にありがとうございます。

はい!それではそろそろ本題に戻りますね
スタジオ我画は三浦建太郎先生のお弟子さん達が所属している会社です。
まあ今までの流れで、だろうね!って思ってる人9割だと思いますがそこはスルーしてください。

2019年に三浦先生原作の【ドゥルアンキ】を連載
2022年6月から【ベルセルク】の漫画を担当

メンバーは
黒崎さん、宮地秋夫さん、平井信周さん、長島有秀さん、木下滋さん、杉本英輝さん
の6名です。

ん?三浦先生ってアシスタント使わないって噂ありましたが
ほぼ全てを作画しているのは間違いないが、トーン貼り、建物、背景、兵士などを描いてもらうようにしていると語っていました。

過去にはアシスタントを使わず1人で全てをこなしていたらしいですが
作画スピードを上げるためにスタジオ我画のメンバーにアシスタントとして手伝ってもらっていたそうです。

既にベルセルクの連載は再開されてますが
作画に違和感がない!誰も文句が言えないクオリティ!と歓喜の声が上がっているほどです!


※5 森恒二先生
三浦先生と同じく【ヤングアニマル】にてホーリーランド、自殺島、無法島などを執筆。
高校で知り合い、大学も共に日本大学藝術学部美術科に入学。
ヤングアニマルの付録で三浦先生と森先生の出会いと思い出を描いた漫画【モリちゃんケンちゃん】の中で
「オレ達は一つ」「脳を共有してる」というエピソードがあるが
その言葉通り三浦先生が亡くなった後に【ベルセルク】の監修をしている。
森先生は「やらないと、三浦に何言われるかわからん」と語っていたそうです。

大ベルセルク展行ってみたよ

2022年8月に名古屋で開催された【大ベルセルク展】行って来ました!!


もうね…最高でした!!
グッズ買いすぎて破産寸前まで行きました!
でもそれはしょうがないです!
好きなんで!!!

当日の客層を見てちょっとビックリ!
40〜50歳代の男性は当然ダントツ多かったんですが
外人さん結構いる!
そして家族(お父さん、お母さん、息子多分高校生くらい、娘多分中学生くらい)で来てる人たちもちらほら
お父さんと娘さんがテンション上がりっぱなし!
いや〜いいですね〜親子二代でダークファンタジー好きとか最高です!!


入り口でいきなりガッツの【ドラゴンころし】がドーン!!



会場の途中ではグリフィスの兜と小手!漫画の名シーンのフィギュアが多数

そして大ベルセルク展の最大の目玉!
クラウドファンディングで作成した【巨大ゾッド像】!!!
これはデカい!デカすぎる!!
ガッツ…こんなのと戦ってんのか…



これ以外にも三浦先生のインタビュー動画やその他展示物が盛りだくさんでした。

2023年6月現在は開催してませんが、もし機会があれば皆さんも是非!!

最後に…

三浦先生…今までありがとうございました。
そして、森先生、スタジオ我画の皆さん今後もよろしくお願いします!
最終回までまだまだかもしれませんが最後までついて行きます!!

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この記事を書いた人

ネコとアメコミとモンハンしか興味ないです。
いつの間にか入社14年で知らないうちにベテランになっててビックリ!

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