原作ファンも感動した実写映画「カラオケ行こ!」について語りたい※ネタバレあり

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こんにちは。
今回は好きな漫画が実写映画化したのでどんなもんかなと観に行ったら
めちゃくちゃ良く、人に薦めまくっている「カラオケ行こ!」について書いていきたいと思います。

目次

まずは原作「カラオケ行こ!」

原作は和山やませんせいによる漫画作品。
KADOKAWAから2020年に発行された1巻完結のビームコミックの単行本です。

(お店で取り扱ってる単行本です)

合唱部部長の男子中学生岡 聡実(おさ さとみ)がヤクザの成田 狂児(なりた きょうじ)
ある日突然歌の指導を乞われて始まるストーリー。

相容れない関係の2人のはずが、いずれ奇妙な友情が育んでいくようになり…という、
少しシュールだけどハートフルなコメディ作品~feat.ほんのりブロマンス添え~
という作品です。※個人の感想でもあります

最初は作者ご自身が自費出版で頒布した同人誌で発表された漫画でした。
同人誌だと表紙の傾向が違って面白いですね。

pixiv
#創作 コミティア129『カラオケ行こ!』サンプル - ワヤマのマンガ #漫画 #コミティア129 #COMITIA129 - pi... 8月25日(日) 東京ビッグサイト青海展示棟A・Bホールにて開催される、コミティア129に漫画を出します。サークル▶︎やまさんスペース▶︎Bホール/れ28aA5/本文130P/1000円で...


余談ですが、わたし自身は「うしろの二階堂」からの和山作品ファンでして
当時は単行本など出ていなかったのでpixivでフォローする形で追ってました。
新規ファンでもないけど大して古参でもないくらいかなと認識してます。

「カラオケ行こ!」に関しては、単行本が発売されたタイミングで購読していた
いわゆる原作ファンというやつです。

そして映画「カラオケ行こ!」

まずは基本情報から簡単に。

2024年1月12日公開。
主演:綾野剛(成田 狂児)/斎藤潤(岡 聡実)
監督:山下敦弘
脚本:野木亜紀子

「変声期に悩む男子中学生と歌が上手くなりたいヤクザの
友情を描いたハートフルコメディ」
というキャプション付き。

公式サイトのURL貼っておきます。

映画『カラオケ行こ!』公式サイト (kadokawa.co.jp)

映画は漫画と違って男子中学生である岡聡実の成長にスポットをあてた青春物語になってました。
完全再現ではなく映画バージョンだとこういう切り取り方になるのだな、という感じ。

SNSでのクチコミを中心に人気に火がつき、ロングランで上映。
地元・金沢でも3月半ばまで上映してました。地方にしては大健闘!

地域によって上映終了のタイミングにバラつきはあるものの、一旦終了した後も
主役2人それぞれの誕生日(4/1と5/5)に上映が復活するお祭りイベントや応援上映が
開催されたりする、アツいファンが多いコンテンツに成長していく様をまざまざと見ました。

結論からいうと①

綾野剛による成田狂児の解釈、最高。

これに尽きるんじゃないかと思います。

実は実写化の俳優の発表が最初にされた時、自分含む原作ファンからは
狂児綾野剛では無いのでは?」という声が上がっていたんです。

映画のビジュアルが出た時に髪型などを寄せてなかったのもあり
綾野剛和山やま先生ファンであることを加味した上で
どうなるんだろう、というのが率直な感想でした。

が、そんな懸念は見事に吹き飛ばしてくれました。

柔らかいけど怖い、慣れ慣れしいのに品が良い、不思議で絶妙なキャラクター。
現実にいる訳ない突飛なキャラクターが現実世界に顕現したらこうなるのか、という感じ。

(まんまと綾野剛の過去作品も鑑賞しだした今日この頃…)
MIU404面白かったです)

結論からいうと②

岡聡実を演じた斎藤潤さんの瑞々しさにも目を見張るものがありました。

変声期に悩む中学生役をリアルに変声期を迎えてる真っ最中の若き俳優さんに演じさせた
制作陣の舵取りも素晴らしいけど、それに見事に答えた斎藤潤さんが素晴らしかった!

聞けばオーディションでこの役を射止めたそう。

この昏く冷めた目つき…
まさに和山ワールドのキャラクターなんですよね。

個人的には斎藤潤さんのブレスというか、息遣いの生々しさがこのキャラクターに
何とも言えないリアリティを与えてるような気がしてます。
感情を揺さぶられた時、無表情なまま息が乱れる感じがなんだか凄いんです。生きてる。
車内で指を見つけた時が顕著なのでよかったらチェックしてみてください。

煙のように揺蕩う狂児と、地に足付けて生きてる聡実の対比も素晴らしかったです。

徹底的な原作リスペクト(ネタバレ有り)

そして何より、制作陣がみな和山やま先生の創造した世界をリスペクトしてるのが
隅々まで感じられる造りが原作ファンとして心地良かったです。

特筆すべきは以下の2点でしょうか。
①原作に無い、映画ならではのオリジナル部分が原作の世界観を損なわないこと
②出てくる女子生徒が和山作品に出てきそうなキャラクターであること

①映画を観る部、最高でしたね!?栗山くんも素敵でした。
②シナリオブックに掲載された野木亜紀子さんへのインタビューで
山下監督に、合唱部の女子たちは「女の園の星」※に出てくる女子高生を
イメージしてくださいと伝えました』と書いてあって得心しました。最&高!

和山先生の他作品。女子高が舞台のコメディ漫画。フィールヤング誌で連載中

最後に

いかがだったでしょうか?

もし気になった方、NETFLIX他様々な配信サイトで視聴可能なのでよかったら
ご覧になってみて下さい。老若男女楽しめる作品だと思います。

個人的には、まだ原作未読の方は未読なまんまで映画鑑賞するのをおすすめしたいです。
そして映画を観て気になったら原作コミックにも手を伸ばして頂けたら、と思います。

わ~だ~のこととかまだまだ語りたいのですが、長くなりすぎるのでこの辺で。
ここまで目を通して下さりありがとうございました。

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この記事を書いた人

地面 地面 地方のVVスタッフ

緑内障疑い(検査中)。チョコが好きです。

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