デスティニー
人生が変わったモノ。
そんなモノはない。
だって、生まれつき人の運命は決まっているから。
運命って、そういうモノ。諸行無常。
偶然目に入ったアニメが面白かった、そんなコトはある。
そんな作品に影響されるなんてハナシ、純粋な心を持ってさえいれば、誰にでも。
ソレって偶然?
出会ったコト。
産まれながら決まっていたコト?
たった一つの出会いがその後の人生をすっかり変えてしまう。
ソレはきっと、運命。
そんなお話、この世に一つぐらいあってもいい。
1995年に産まれた、きっと何者にもなれない 高倉冠葉、高倉晶馬。
1995年に産まれた、自分。
コレって偶然?
人は皆、運命に意味を求める。
運命なんて本当にあるのか。
そんなお話 『輪るピングドラム』
生存戦略、しましょうか。
僕は、運命って言葉が嫌いだ
「運命」を呪い、「運命」に呪われた、「何者にもなれない」子供たち。
高倉冠葉、高倉晶馬。
彼らは誰にも選ばれず、透明になるハズだった。
運命を受け入れるというコト。
箱という小さな世界で、独りぼっちになってしまった子どもたちができるコト。
ピングドラムを探す。
見つけたその先には、証が残る。
たとえ、炎となって燃え尽きてしまったとしても。
輪廻転生、世界は輪る。
「愛」と「罰」を分け合い、フィクションをこえて。
生存戦略、誰にも消せないよ。
あたしは、運命って言葉が好き
前述した通り、別に自分は何も変わっていない。
生活に変化が起きたワケでもなく、価値観が変わったワケでもなく。
ただ、トクベツな何かは感じた。
俗にいう、シンクロ二ティというヤツか。
どこか懐かしく、初めて出会った感じがしなかった。
どこかの駅で、運命を乗り換えたのか。
まるで、ずっと昔から知っていたかのような。
一番なんて、順列なんて、意味がない。
優劣なんて、誰が決めたのか。
だから、この作品が一番なんて味方はしていない。
比べることができない、そんなもの。
そんな経験が初めてだったから、恐らく、何か意味があったんだ。
一つ一つの言葉に、人物に。
同じ空間にいるように、手が届きそうに。
気を惹かれ、心が離せない。
今現在も、ソレは変わらない。
━━━ねえ神さま、僕はあの列車に乗る。
あたし、知ってるよ。運命が何かって
見て欲しいなんて強要はしない。
キミの運命に、予定調和があるのならば、必然と出会うハズだから。
この記事を読んだのは、きっと運命。
そんな都合のいいコト、言ってもいい?
製作者の意図と、この記事のメッセージは違うかもしれない。
ただ、運命は個人のモノ。
勿論、世界の運命と並行して。
運命という言葉はただただ壮大で、
それを受け入れろと言われても、何をすればいいのか。
難しいように見えて、答えはシンプルで。
選ばれなかった子どもたちを、選んであげるコト。
この世界ではそれを、「愛」と呼ぶ。
そしてそれが、運命だ、と。
━━━まもなく最終電車が通ります。手荷物忘れず箱舟に。
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