あかね噺の話!

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落語×王道漫画!

どうも貧乏店長です。
皆さんは「あかね噺」っていう漫画知ってますか?
現在週刊少年ジャンプで連載中の落語マンガです。
僕は10年以上毎週ジャンプを読んでいるのですが、今一番ハマってるのがこの「あかね噺」です。
今までも色んなジャンルの名作が生まれてきたジャンプでもかなり異質なんじゃないでしょうか。
落語って!ジャンプ読者はあんまり触れてこないジャンルな気もするし、そもそも長期で連載するなんて難しいんじゃ・・・
って思ってたんですけど、ふたを開けたら友情・努力・勝利の超王道少年漫画に仕上がってます。
主人公女の子なんですけどね、内容は完全に少年漫画なんです。

どんなお話!?

めちゃめちゃ簡単に説明すると、主人公の「あかね」には落語家のお父さんがいるんですが落語には階級があり真打という階級へ上がる試験で落ちるどころか一門の阿良川一生から破門されてしまいます。
お父さんの落語が好きだったあかねは高校生になりなぜお父さんが破門されてしまったのか、自分が真打になってお父さんは真打にふさわしかったと証明するために落語家を目指すっていう感じです。
いろんな兄弟子や師匠、同世代のライバルと出会って様々な噺を覚えながら成長していく姿を追うまさしく王道少年漫画です。

そもそも落語って

もともと僕は落語を観にいったり、動画でみたりちょくちょくする方なのですが馴染みない人も多いと思います。
簡単に知っておいた方がよいことを個人的に紹介します。
あらすじで書いた落語の階級ですが、前座見習い・前座・二つ目・真打という三段階になります。
弟子入りすると前座見習いとして師匠の身の回りのお世話をしたりします、その後前座に上がると寄席で文字通り前座をすることになります、その後二つ目になれば色んな所で寄席に出たりします、前座と違って自分で仕事を作らないといけないので何気にこの時期が一番大変ともいわれます。
真打になると寄席でトリを務める資格が生まれます、また師匠と呼ばれ弟子をとることが許されます。
普段TVで観る落語家はほとんどがその真打になります。
人気も実績も伴わないと中々なれるものじゃありません。

一門とは、簡単に言うとチームみたいなものですね。落語会は師匠に弟子入りしてその一門に入門しますが先に入門しているお弟子さんを兄弟子と呼びます。弟子ははじめ住み込みの場合が多いので家族みたいなものかもしれません。
あかねやその父親、あかねの師匠の阿良川志ぐま、父親を破門にした阿良川一生はみんな阿良川一門ということです。

新作落語・古典落語
落語の演目には大きく分けて二種類あります。
新作落語は落語家自身が新たに演目を作って披露します。
一方古典落語は江戸時代からずっと落語家たちによって受け継がれてきた演目です。
有名どころだと、「ときそば」「寿限無」「まんじゅう怖い」などがあります。
笑える話からちょっと泣ける話までネタの数は約200くらいあるそうです。
知ってたら全部やっていいわけではなくて、落語でのネタは師匠からの口頭での伝達が基本です。
読んで覚えるわけじゃないんですね。
なので同じネタでもその師匠の癖等が伝達されていくので一門によって印象が変わっていきます。
ここが古典落語の面白いところだなぁと個人的に思います。

個性豊かな落語家達

作中あかねの一門の兄弟子や師匠以外にも沢山の個性豊かな落語家達が出てきます。
学生大会ではあかねのライバルになる大会連勝中のおかっぱ頭練麿家からし/声優として活躍している高良木ひかる
など癖の強い同年代の若手や。
あかねに前座の仕事を教える立前座でリーゼント頭の今昔亭朝がおなど等、沢山いるんですが僕が一番好きなのが
あかねが落語家を目指すきっかけになった破門事件の当事者である阿良川一生師匠です。
表向きは笑顔で良いおじいさんなんですが、芸の事になると修羅と呼ばれるほど顔が変わります。
落語とはなんぞや芸とはなんぞやみたいな人です。その迫力が半端なくて、まだ作中で高座に上がってるのは描かれてないですが、早く見てみたいものです。
画像は良いおじいさんの時の阿良川一生を描いてみました。

作中の落語

当然落語マンガなの作中でも落語の演目が描かれるのですがその表現がすごく面白いです。
絵柄も文字も江戸時代当時っぽくなったり、その演者によって見事に描き分けられています。
ジョジョのスタンド攻撃みたいな感じです・・・(伝わらん)
落語の内容の絵と高座に上がってる人の絵が織り交ぜられていて見事に演目を表現しています。
ぼくが一番好きなのはあかねの「寿限無」です。他のキャラと違ってあかねの噺はめちゃくちゃ江戸っぽい表現になってます。視覚的にも正統派っぽさが伝わって落語の漫画を読んでいるなという気分になります。
寿限無はそもそもわかりやすくて他作品でもネタにされるような面白い話なのですが、父と娘っていうところで物語と繋がって少し感動を誘っているのもあからしくていいなと思いました。

あかね噺は落語に触れてない人も充分楽しめる少年漫画です。
ヴィレッジヴァンガードでもおいてる店は多いと思うので是非手に取って興味が出れば寄席にも行ってみてください!

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この記事を書いた人

どこにでもいる貧乏店長です。
なんで貧乏なのかはご想像にお任せします!!

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