皆様ごきげんよう。
百合、ゲーム、アイドルに加え実はホラー作品もよくチェックしているしおたろう100号と申します。
こんなことを申しておりますが、私究極のビビりなのです。
ということで、今回は怖いのは苦手だけれどついつい見てしまう魅力的なホラー作品をご紹介していこうと思います!
きっと暑い時ならずとも読みたくなってしまうこと間違いなしです!
オガツカヅオ先生は控えめに言って神である
是非上のツイートからソノラマプラスのページに飛んでオガツカヅオ先生の超名作「りんたとさじ」をお読みいただきたいのです。
「りんたとさじ」の簡単なあらすじを書きます。
いつも明るくうるさいポジティブシンキングなサジ(本名の佐藤順子を略してそう呼ばれている)とその恋人・リン太。
物語はリン太の浮気を疑ったサジが彼を尾行するところから始まります。
しかし尾行はあっけなくリン太にみつかってしまい、サジは浮気疑惑の相手(結局リン太のバイト先の先輩だった)の家に同行することになりました。
先輩である三国さんは男性で、リン太は月に一度三国さんの作ったカレーの試食をしているだけだったと知ったサジは胸を撫で下ろします。
そこから話は新婚である三国さんの奥さんの話題に。
三国さんによると奥さんはリン太のメールを見て買い出しに飛び出ていって不在だといいます。
そこからサジは三国さんと奥さんとの思い出話を聞かせてもらうことに。
幼馴染という二人のエピソードを羨ましく思うサジでしたが話はここで終わりませんでした。
実は奥さんは出掛けておらず、リン太とサジを脅かすために隣の部屋の炬燵の中に隠れていると言うのです。
驚いたフリをしてやってくれと三国さんに言われるのですが、それ以上の驚きがそこには待っているのでした…
「りんたとさじ」の魅力は何気ない日常が突如恐怖に変わるその高低差にあると思うのです。
しかも基本的にゾワッとした気持ちのままで話が終わってしまうので話の真相がめちゃくちゃ気になりまくるという…
個人的にはそこが凄く好きなポイントです。
お話によっては生理的に受け付け難いネタもあったりするのでその辺りには十分お気をつけくださいませ。
ちなみに「りんたとさじ」は1巻で終了となっていますが、世界観が繋がっている作品が後に発売されておりまして
こちらの「ことなかれ」は「りんたとさじ」を好きだと思った方には是非是非おすすめしたいお話となっております!
残念ながら2巻が発売されていないので、これを機会に沢山の方に興味を持っていただいてあわよくば2巻が発売されないかなあなどと思っております。
「ことなかれ」は星野茂樹先生との共作ということもあってか「りんたとさじ」よりも恐怖度が上がっているような気がします。
ビビりまくって読みましたがやはり面白いので興味のある方は読んで損なしです!
あとオガツカヅオ先生は短篇集も出されていて
こちらの本ではゾッとする話から切なさの詰まった話まで数々のホラー作品を読むことができます!
中でも特に私が好きなお話は「千年蟻と一日おかあさん」です。
胸がギュッとするこの感じを一人でも多くの方に味わってほしい…(切実)
オガツ先生の漫画はただのホラー作品にとどまらずどこかハートフルな雰囲気も持っているので是非怖い話が苦手だという方にも読んでほしいなあと願わずにいられないのです。
ひよどり祥子(またの名をうぐいす祥子)先生はイイぞ
ひよどり(うぐいす)先生といえば12巻まで発売された「死人の声をきくがよい」がよく知られていると思うのですが
この作品は黄金期のホラー映画のオマージュの宝庫なので分かるとニヤニヤしてしまうこと請け合いです。
「死人の声をきくがよい」の1巻の巻末に伊藤潤二先生をはじめとする豪華ホラー作家陣からの応援コメントがあるんですけれど、中でも三家本礼先生のメッセージがマジで的確すぎて首がもげるほどめっちゃ頷きました。
「死人の声をきくがよい」に限らずなのですが、ひよどり先生の作品はスプラッター表現にこだわりを感じます。
そこでこちらをご覧ください。
こちらは2020年からうぐいす祥子名義で連載されていた「ときめきのいけにえ」の第1話です。
キュンキュンの学園青春ものかと思いきや…んなことはない。
しっかりうぐいす節が炸裂したホラー作品です☆
ちなみにTwitterにUPしている画像は一部修正が入っていますが単行本ではしっかりそのところも描かれているのでご安心ください(?)。
血みどろ系バッチコイな方は是非チェックしてみて欲しい所存です。
アニメにもなったゴーストハントについて
「ゴーストハント」という作品をご存知でしょうか?
「ゴーストハント」とは小野不由美先生が書かれた「悪霊シリーズ」の小説を原作とした漫画作品で(後に小野先生が「悪霊シリーズ」を大幅に改稿され「ゴーストハント」のタイトルで小説も発売されています)アニメ化もされたのでご存じの方も多いことと思います。
こちらの作品をご紹介したのはホラーとしての怖さは勿論なのですがストーリーに緻密に張り巡らされた伏線とそれを回収していく様が本当に見事としか言いようがなく、そのゾクゾク感(怖さのゾクゾクとはまた別のもの)を是非とも経験していただきたいと考えたからなのです。
大まかなストーリーとしては明るく元気な女子高生・麻衣が自身の通う学校の旧校舎の幽霊退治に巻き込まれたことをきっかけに、若くして心霊現象の調査を行う事務所の所長を務めるナル(ナルシストなため麻衣が命名したあだ名)の元、個性豊かな仲間と共に様々な不可思議で恐ろしい事件に立ち向かっていくお話…という感じでしょうか。
「ゴーストハント」は登場するキャラクターが皆非常に魅力的でそれは恐らく読んでいると必ず推しキャラができるのではないかと思うほど。
怖いのにワクワクしたり思わず笑ってしまったり色んな感情になれる名作です。
しかしホラー描写は本当にシャレにならないくらい恐ろしいので夜に読むのはおすすめしません…(眠れなくなっちゃうやつ)
気になった方は是非原作小説、コミック、アニメ手を出しやすいところから作品に触れてみてくださいね。
今回のまとめ
めちゃくちゃ沢山紹介しまくるぞ!!と意気込んだもののちょいと長くなりすぎましたね。
他にも紹介したい作品はまだまだあって
- 「外れたみんなの頭のネジ」を始めとする洋介犬先生の作品全般
- ギャグ漫画家のイメージのあるおおひなたごう先生が作画を勤められた「まほう少女トメ」の考察
- 「不安の種」シリーズの中山昌亮先生の作品の怖さ
- 綾辻行人先生の作品のコミカライズを担当されたこともある児嶋都先生の作品の魅力
などなど
いくら書いても尽きないほどお伝えしたいことは盛り沢山です。
怖がりなのにホラーにこんなにも惹かれるのはなんでなんでしょうね(笑)
こうして一部だけでも書いたことで一人でも多くの方に作品の魅力が伝わったとしたら本望です。
そして私が知らないホラーの名作はまだまだ沢山あるはずなので、これぞ!という作品があれば是非教えてください!
コメントお待ちしてます。
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