171(イナイチ)という末恐ろしいバンド

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ものすごいバンドを見つけてしまった話

まずは何も予備知識なしに、この曲を聴いていただきたい。

私はこの一曲で、もう完全にやられてしまった。

これぞ、パンクロックの初期衝動。

ここまでストレートにロックンロールを鳴らすバンドに、この時代に遭遇するとは思ってもいなかった。

「俺のリアルをジョニー・ロットンは歌わない」の一節は鳥肌物。

ああ、素晴らしい。

171の音楽には、かつて、ビートルズが、ピストルズが、ブルーハーツが、ニルヴァーナが、オアシスが、その時代のロックキッズを熱狂させたような熱量が、ほとばしっている。

パンクだけではなく、グランジやエレポップやシューゲイザー、さらにはボカロまで、すべてのロック/ポップスの歴史を貪欲に飲み込んだバンド。

それが、171。

なにかきっかけがあれば、一気にブレイクして、天下を獲るのではないかと思います。


ちなみに、ピストルズを知らない方のために、この一曲を。

インターネットとロックンロール

171は、古典的なロックを基調としながらも、最新の音楽をも取り入れ、それらを“今”の視点で再構築している。

これは90年代にオアシスやニルヴァーナが成し遂げたロックの復権に近いものだと思う。

グランジやブリットポップの根底にあるのは60年代、70年代、80年代の音楽であり、一聴すると古めかしい。

しかし、それは過去の音楽をそのまま再現しているのではない。

例えば、70年代風ハードロックを80年代風ディスコビートで演奏するというような再構築が行われているからだ。

171も、21世紀らしい視点でロックを再構築しているのが非常にユニークだと思う。

おそらく物心ついた頃にはYouTubeがあり、全ての時代の全てのジャンルの音楽を並行して聴いてきた世代だからこそ出来るのだろう。

実験性と大衆性を絶妙なレベルでブレンドしているセンスは、ニルヴァーナが一番近いように思える。

どちらもギター、ベース、ドラムのスリーピースという共通点もある。


そして、ポップに振りきれるとこんな曲が出来上がるのですね。

アルバムではこの後『Internet Killed The Internet Star』という曲に続くのですが、これがバグルスの『ラジオスターの悲劇』(原題:Video Killed The Radio Star)のオマージュになっていて、音楽的レンジの広さを見せつけてくれる。

ロックンロールは終われない

活動拠点は京阪神なので、ライブも今の所関西が中心のようです。

私はまだ行けてないのですが、お近くの方は是非足を運んでいただきたい。

ベースのカナさんがボーカルをとる曲もあって、別のバンドかと思うほど雰囲気が変わります。

こちらもオススメの『終演です』です。

こんなバンドが出てきたことで、日本のロックシーンもまだまだ行けると思うと同時に、これだけのバンドがあまり話題になっていないのは危機的状況だとさえ思う、今日この頃です。

声を大にして言いたいのです。

大手のメディアさん、ここにすんごいバンドいますよー。

最後に変態的(誉め言葉)な動画を一本。

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