こんにちは!ずしこです。
んん~。
久しぶりに万年筆を出してきましたが、ヴィレヴァンのPOPに万年筆は合わないみたいですね。滲んじゃいました(^_^;)
みなさん、「ねずみ男」って聞いたことありますよね。
あのクサ~くて、貧乏で、がめつくて、セコくて、たまに良いヤツ?……
そんな大変魅力溢れる男ですが、
彼が主人公の漫画があるってご存じでしたか?もちろん公式です。
今回はその漫画の内容に触れながら、ねずみ男の魅力について語っていきたいと思います。
500円玉をはめる穴一つ一つに人生がちょっと幸せになるような金言、名言が書かれています!
ねずみ男は年代によって性格が違う!
みなさんが「ゲゲゲの鬼太郎」を見ていたのはいつですか?
私が初めてゲゲゲの鬼太郎を見たのは、2007年に放送が開始されたアニメ第5期です。
その時のねずみ男ってこんなヤツでした。
・よく悪い人間や妖怪とタッグを組んでお金を稼ごうとする。
・金儲けのためなら鬼太郎を裏切ることもある。
・鬼太郎が大ピンチに陥ったときには味方になることも稀にある。
でも、アニメ第1作目(1960年代)に登場するねずみ男は、今と少し違います。
お金儲けのためならなんでもする所はこの頃から一緒ですが、
「アニメ版ゲゲゲの鬼太郎 妖怪事典(2010,講談社)」によると、
「無償で鬼太郎を助けることも多かった。」
「金に意地汚いというよりも、むしろピュアに、自分に正直に生きているといったほうがしっくりくる感じ。」
って書いてありました…。
ちょっと意外ですよね、無償で助けるって。
つづいて、1970年代放送の第2作目では
「詐欺まがい(というより詐欺)な金儲けを何度も試み、教祖で成功を収めたことも。」
あれ、急にメチャクチャ悪いやつになってますね(笑)
さらに1980年代放送の第3作目では、
「ときにはユメ子を巡って鬼太郎と醜い争いを見せるなど、金に加えて色への執着も見られるように。」
ほうほう。ここにきて「かわいい子に目がない」要素が加わるんですね。ユメコというのは第3作で登場したアニメオリジナルのヒロインです。
1990年代放送の4作目以降は、もう今のキャラ設定とほぼ変わらない気がしました。
とまあ、こんな感じで
年代ごとにねずみ男の性格は微妙に変わっていたんですね…!
私もつい最近、テレビの再放送で第1作目の「ゲゲゲの鬼太郎」を少しだけ見たんですが、そのときのねずみ男ってかなり弱々しい。ちょっとしゃべっただけなのに鬼太郎にキビシク怒られてショボンとしちゃってるみたいな。
ちょうどいい動画があったので拝借しました。コチラの動画を見てみてください^^↓↓↓
平手打ち -ゲゲゲの鬼太郎鬼太郎(1期) – YouTube
大胆な色使いや自然から着想を得たコラージュには幼い子供にもわかりやすい物語が添えられ、世界中の様々な年代の子供の心の大切な部分を魅了してやみません。
ねずみ男が主人公の漫画「ねずみ男の冒険」
本題に入りますが、そんなねずみ男が主人公の漫画がなぜかたまたま実家にあったのでご紹介します!!
タイトルは「ねずみ男の冒険」。
1986年第一刷発行のちくま文庫から出た本です。
だいぶ年季入ってますね(笑)
小躍りするねずみ男が可愛いです。
内容はねずみ男が本当に冒険をするという感じではなくて、
江戸時代、戦国時代、そして現代……と様々な年代に現われたねずみ男が、そこで生きる愚かな人間達を騙したり諭したりする風刺の効いたお話が18つまった傑作集となっています。
この世の中に
これは価値だと声を大にして叫ぶに値することがあるかね
すべてがまやかしじゃないか
これは「錬金術」という話の最後にねずみ男が言うセリフです。
この話をざっくり説明すると、
ボロ屋に住み、錬金術の実験に励む両親と暮らす三太。
そこへ乗り込んできたのは「丹角先生」と呼ばれるねずみ男。ねずみ男は「いよいよ成功したか」と両親に尋ねるも、実験はまたもや失敗してしまう。ねずみ男はアドバイスをのこし「では次回の成功を祈る」と告げて再び去っていく。
両親は丹角先生(ねずみ男)のアドバイスを実行するが、今度は大爆発を起こし、家が吹き飛んでしまう。
それでもまた、やり直しだと言い「ひひひひひひ」と希望に満ちた笑い声を発する両親。うんざりしてしまった三太は、ねずみ男の元へ。
三太は「僕の両親をこれ以上まどわせないで下さい」と抗議する。
「お前達が幸福になったのは錬金術を始めてからじゃないか」「瓦が金になりはしないかという果てしない希望」「それによってもたらされる充実した日々……」と説明するねずみ男に対して、それでもいつまでたっても錬金術で金は出てこないじゃないか、と反論する三太。するとねずみ男は
「錬金術は金を得ることではなくそのことによって金では得られない希望を得ることにあるんだ」と諭し始める…
ラストは、ねずみ男に諭されて「はっ」とした三太が、
小さな背中を読者に向け、1人帰路につく……という描写で終わります。
なんか真面目なこと言ってる…!ねずみ男のくせにって読んでて思いました(゚ロ゚)
でもなんだろう、あの卑屈で臆病で貧乏なねずみ男が言ってるからか、謎の説得力があります。今まではテレビの中で元気よく動き回るねずみ男ばかり見ていたから、「ねずみ男の冒険」の中でみせる淡々とした姿とのギャップにやられそうになりました(〃▽〃)思ったより深い漫画なので、この本は30代、40代、50代、、、と読む年齢によっても思うことが変化していきそうな気がします!
現在は妖怪本舗さんで「妖怪ワンダーランド 全8巻セット」の中の一冊として販売されているようです。気になった方はぜひ、お買い求めください^^
→妖怪本舗 / 妖怪ワンダーランド 全8巻セット (youkai-honpo.com)
ねずみ男の人間くさくて親しみやすいキャラクターが大好きです♡
一緒にねずみ男を推しませんか…?
1つのリングの中に同居させてみました!
お互いがにらみ合う、、、ような殺伐感はなく、マッタリ空気の
リングです。
喧嘩を始めないよう、しっかり見守ってくださいな!
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