こんにちは!ずしこです。
「おばけナイター」は、ゲゲゲの鬼太郎が初めてテレビで放送された記念すべき第1話!
その本編はなんと、東映アニメーションさんのYoutubeでご覧いただけます(リンクは貼れなかったので検索お願いします!)
白黒時代の貴重な映像がYoutubeで見られる……なんて素敵な時代でしょうか(´∀`)
おばけナイターに出てくる妖怪達を、私が持っている『アニメ版ゲゲゲの鬼太郎 妖怪事典(講談社,2010)』を参考に、もう少し詳しく解説していきたいと思います。
おばけナイターのあらすじ
ドン平はある夜、墓場でバットを拾った。それは思った打球を打てる不思議なバットで、ドン平の野球チームはそのバットを使って勝ち続ける。しかし、そのバットはもともと妖怪チームのものだったのだ。奪還のため説得に向かった鬼太郎は、彼らにバットと命を賭けた試合を提案する。妖怪チームが不思議なボールを使ったため、バットの力も効き目を失いドン平たちの敗北は決定的となるが…。(C)水木プロ・東映アニメーション(引用元:東映アニメーションミュージアムチャンネル
【公式】ゲゲゲの鬼太郎(第1期) 第1話「おばけナイター」 – YouTubeより)
「おばけナイター」は漫画の原作以外にも、アニメ第1期、3期、4期で映像化されているほど人気のお話です。サコッシュ(妖怪本舗 / 刺繍サコッシュ (youkai-honpo.com))やキャップ(妖怪本舗 / キャップ お化けナイター (youkai-honpo.com))など、グッズ化されているものもあります^^
今や、単なる趣味・活動ではなく、瞬間を捉え、物語を語るためのツール以上のものになっている「写真」を撮る為の新しいツール。それがYASHICA Snapshot Art Camera MF-1です。
つるべ火
案内役として出てきた火の妖怪。
鬼太郎の仲間として、どの年代のアニメにも何度も登場する定番キャラクター。
戦うときは敵に火を放つなどして戦力になることもありますが、鬼太郎達が「妖怪自動車」に乗るときの室内灯になったり、鬼太郎の家を照らしたりするなど、照明として役に立っていることが多いです。
墓場で百目の坊やと一緒にバットを探してあげたり、負けそうになってる人間の少年達を心配するシーンがあったりするので、やさしそうですね。
百目の坊や
バットをなくした張本人。
牙ぐるいにビビって泣きじゃくるところからも、あまり強いキャラではなさそうです。
水木先生のもう一つの代表作『悪魔くん』では「百目」として登場、悪魔くんのことを守ります。
鬼太郎のこと「鬼太郎にいちゃん」って呼ぶの、可愛いです。
泣きじゃくる坊やをなだめて一緒に解決しようとしてくれるお兄ちゃん鬼太郎も見られて、
このシーン大好きです(笑)
地魅(ちみ)
試合の審判役。
この唐揚げみたいな妖怪なんだろうって思って調べたとき名前見たら…「地魅」って書くんですね。「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」の方をイメージしてしまいました。
ちなみに魑魅魍魎の意味は「人に害を与える化け物の総称。また、私欲のために悪だくみをする者のたとえ。(引用元:goo辞書)」みたいです。
牙ぐるい(きばぐるい)
牙が鋭い妖怪。キャッチャー。
攻撃するときは巨大な口だけになって相手に噛みつきます。
少々気性が荒いキャラですが、試合のときにはバッターボックスに立つチームのメンバーに毎回声かけしてます。チームに1人はいて欲しい、なんだかんだ盛り上げ役の良いヤツって感じがします。
それにしてもこのがなり声カッコイイですよね…(個人的にこういう声すごく好き)。昔のマイクはあまり音を拾えないから、声優さん達は頑張って大きな声を出さなければいけなかった、という話を聞いたことがあるんですが、牙ぐるいの声優さんも大きな声だすの大変だったのかなぁと思ってしまいました。すごく迫力のある声です。坊やが泣くのもわかる…(笑)
野分け婆さん(のわけばあさん)
杖をついてるお婆さん。一塁。
さりげなく「ドッコイショ」って言ってたり、腰に手を当てながら走るなど、いかにもお婆さんって感じの妖怪。バットではなく杖でボールを打ち返しちゃったりします。
アニメではこの第1話しか登場しない妖怪だそうです。
飛んできたボールを息で吹き飛ばすシーンがありましたね。
そもそも「野分け」とはなんなのか。調べたところ「暴風」、「台風」、「秋から初冬にかけて吹く強い風」などの意味があるそうです。
ろくろべえ
ろくろ首の男Ver.みたいな妖怪。二塁。
登場してから特に何の活躍もないまま逃げていっちゃいました。ろくろべえもアニメではこの第1話しか登場しない妖怪だそうです。
土左衛門(どざえもん)
ぽっこりお腹に出っ歯がチャーミングな妖怪。三塁。
「土左衛門」がどういう意味なのか気になって調べてみたのですが、
ここに掲載するには少し重い内容かもしれないので、気になった方は「土左衛門」で検索してみてください。
でもこういうこと調べていくのって歴史の勉強にもなりますね。
長広舌(ちょうこうぜつ)
長い舌がべろんと飛び出た妖怪。ショート。
「あんさんとこのピッチャーがたついてんな」と関西弁で人間チームを挑発します。
「長広舌を振るう」といった言葉がありますが、ここから生まれた妖怪でほぼ間違いないかと。
長広舌もアニメではこの回にしか登場しない妖怪だそうです。
野足り坊(のたりぼう)
ちびっこい妖怪ですね。レフト。
9回裏では人間が打ったボールを茂みの中からキャッチするという活躍を見せています。「トッタヨン」って言ってましたね。(ちょっとイメージと声違った…)
ちなみに「のたり」にはゆったりとしているさま、ゆっくりと動くさま、などの意味があるそうです。
むく邪羅(むくじゃら)
巨体で毛むくじゃらの妖怪。センター。
巨体を活かし、試合ではボールが遠くに飛んでも見事にキャッチ。人間チームを追い詰める強敵ですね。
60年代で登場するのはこの1話目だけですが、80年代以降のアニメ放送では「マンモス男」に名前が変わり、何度か鬼太郎の味方をしている妖怪みたいです。
赤ん平(あかんべえ)
半分溶けたような顔の妖怪。ライト。
特に活躍も無いまま鶏の鳴き声にびっくりして逃げてしまいました。
名前の由来は不明とされています。でもやはり「あっかんべー」からきてるんですかね。赤んべえもこの1話目にしか登場しないキャラです。
【余談】1~5期まで目玉おやじの声優は一緒だった
1968年の第1期から2007年の第5期まで、目玉おやじはずっと声優の「田の中勇(たのなかいさむ)」さんが声を務めていらっしゃいました。
ウエンツ瑛士さんが鬼太郎役で実写化された映画『ゲゲゲの鬼太郎』でも、田の中さんです。
あとコレ、覚えてる方がいたら嬉しいんですけど昔バラエティ番組の 『めちゃめちゃいけてるッ!』(めちゃイケ)にウエンツさんが映画の宣伝で出演したときがあって。その時田の中さん目玉おやじもテレビに出演してくれてたんです(笑)
お父さんが熱湯風呂に落ちちゃったり一緒に「色とり忍者」するのが可愛くて、当時メチャクチャ笑ってました~。
最新作の第6期、ならびに11月公開予定の映画『ゲゲゲの誕生』では、目玉おやじの声は野沢雅子さんです。
1~2期では鬼太郎の声を担当されていたのですが、ここにきて今度はお父さんの声を当ててくれてるんです…これ知ったとき胸が熱くなりましたTT
………………
以上1968年1月3日放送、ゲゲゲの鬼太郎の記念すべき第1話「おばけナイター」にでてくる妖怪まとめ、でした。
私もよく知らない妖怪ばかりだったので事典を引きながらの説明になりましたがいかがでしたか……。
少しでもタメになったと思っていただけたら嬉しいです。
動物園の人気者をユニークなタッチで描いた「ズーメイト」は、昭和51年に発売された柄です。
昭和当時は、お菓子などを入れるガラス容器として発売されていました。
花柄が主流だった当時としては少し珍しい眠そうなヒョウとおとぼけ顔のトラが可愛らしく、思わずくすっと笑ってしまいそうなチャーミングな表情をしています。
コメント
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