言わずと知れた名作「ジョジョの奇妙な冒険」に出会ってから早云年。
最初の出会いは第6部のストーンオーシャン連載開始からだったと記憶している。
調べると6部の発表時期が1999年12月7日と記述されていたのでもう23年になる。
はぁ?? 23年?!??!
計算して今戦慄している。冷静に向き合うと怖いって。
本を売ることを生業にして10年以上が経った。
お客さんの頃からアルバイト時代、社員店長となった今
ヴィレッジヴァンガードは本屋なので
また改めて『本』と向き合っている。
ヴィレッジヴァンガードは本屋なので。
(大事なので2回言いました)
時代は移り変わり紙からデータ、映像など変化していく中でも変わらない思いがある。
未だ「ジョジョ読んだことある?」という質問は
社内のコミュニケーションの一つでもあるように思う。
私の人生にスパイスを与えてくれたジョジョ
時には道標でもあり、大切なことを教えてくれた。
その中でも一番影響を与えてくれた一人の漢(男)がいる。
そう、【ブローノ・ブチャラティ】である。
今回は彼について深堀していこうと思う。
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背面にはウタのロゴプリント入り!
※縫製製品は特性上、製品ごとに仕上がりサイズや縫製位置に若干のずれがございます。
1度目はまぁね・・・
上記にも記したが出会いは6部連載当時である。
大方の予想通りの結果に終わる。
そう、理解できなかったのだ。
年齢だけ大の大人になった未だ(?)となっているのに
当時15歳ほどの女子に理解できるはずもなく、ファーストコンタクトは失敗に終わった。
ただ強烈なインパクトだけは残っていた。
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抱きしめるのに最適です!
2度目の出会い
大学生になりネットカフェと居酒屋でバイトしていた私。
ネットカフェと居酒屋。
そう。
「読める環境」と「仲間」を手に入れたのである。
仕事中に面白そうな漫画をチェックしては休みの日にお客として読みに行くという
何とも大学生らしい時間の使い方である。
一方、居酒屋の方はと言うとアニメを通じて仲良くなった後輩と共に
夜な夜な録画してたアニメを朝まで見まくったり
あーでもないこーでもないを語りまくる日々、今でいう「ヲタ活」である。
そう、ジョジョとの再会はここである。
当時の私たちは「けいおん」「エヴァンゲリオン」「ジョジョ」に首ったけだった。
当時唯一入り込めたのが第5部
「いつ読むの?今でしょ」よろしく、「明日って今さ!」状態な私はもちろん第1部から読み始めた。
「何をするだァーッ!許さん!」も「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」もニヤニヤしながら読んだ。
しかしここで大概の人が通る道に阻まれる。絵のクセで全然話が入ってこない。
でも読みたい、理解したい、後で効いてくるに違いない。とりあえず1部2部を読み切った。
世間的には超絶人気の高い第3部。
ここからいよいよ今やジョジョの代名詞ともいえる「スタンド」のお出まし。
だがそれ故の能力の複雑さと敵の多さ、加えて物理的な旅の移動距離の半端なさで脳みそがボーっとしてくる。けど読み切る。
はい次は第4部。
もしかして一番巻数的には多いのだろうか。
(店で売ってる文庫BOXがデカいから)
舞台は日本?(仙台とされている)で高校生の日常で起こる奇妙な出来事。
だんだんと平穏じゃなくなってくる日々。
「マジでありそう感」が理解度を高め、読む手が進むも
しかしながら、猫草が生えたあたりから以降急に分からなくなり、最後はよくわからないまま終了。
そして半ば息切れしながら入った第5部。
まず見た目が超好み。生命を与える主人公ジョルノのスタンドの効果(?)もあるのか
モチーフがいちいちスタイリッシュでオシャレ。
しかし冷静になれば「そんな服どこで売ってんねん」&「誰が買うねん」とも思うのだが
舞台はイタリア。ファッション最先端なのだ、ぐぅの音も出ない。
(実際穴の開いた服ちょっと流行ってるよね)
4部くらいから変わってきつつあったのだが
ジョジョと言えば「ゴリゴリの屈強な男」のイメージが5部で完全に覆された。
シュッとした兄ちゃんたちは各々、いわく付きの過去を持つ。一気に虜になった。
こうしてみると5部以外は(???)という着地なのだが
のちにされるアニメ化で全部回収された。万歳。アニメ化最高。ありがとう!!!
全員に信念があるパッショーネ
ここからやっと5部の話になる。
主人公「ジョルノ・ジョバァーナ」には夢がある。
ジョルノは海底から1980年代に蘇ったDIOが、空条承太郎に滅ぼされる前にひそかに作っていた子供である。
DIOの息子…!!!
悪の根源DIO様の息子が主人公だと!?
首から下はジョースターなDIO様から生まれたとは言え
何とまぁ荒木センセ、思い切ったことされるじゃあないか!!!
正しい形ではないがジョルノも他のジョジョたちと同様
勇敢で正義感が強く、咄嗟の機転と行動力を持ち合わせている。
常に冷静沈着で、仲間であっても丁寧に接し、物静かで感情的になることがほとんどない。
しかし一度怒りを見せると徹底して容赦せず、報復を貫徹する。
他のジョジョたちと違う点は、血統がありながらもその存在を知らないところ。
親の事も血筋の事も知らないが精神は色濃く引き継いでいるように思う。
めちゃくちゃな発言や戦いをするわけでもないのに何故かジョルノについていけば何とかなると本能で思うのは、DIO様のカリスマ性を受け継いでいるのかもしれない。知らんけど。
ジョルノは物語の開始時点では母や義父と離れて郷里のハイスクールで寮生活を送るはずだった。
幼少時は母の愛をほとんど受けず、義父からは虐待を受け、さらに近所の子供たちからもイジメられるなど悲惨な生活を送っていたため、心の捻じ曲がった人間になりかけていた。しかし、ある日偶然助けたギャングの男が1人の人間として自分と対等に接してくれたその姿から「人を信じる」ことを学び、彼の姿に生きる目的を見出して「ギャングスター」を目指すようになる。
ジョルノ・ジョバァーナ – https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%90%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%8A
パッショーネのメンバーは皆
こういった最低最悪な状況から打開したいが、
これも運命と受け入れざるを得ないのかと思っている最中
【人間として対等に接してくれた誰か】に救われる。
何もかもうまくいかなくて、どうしようもない時に声を掛けてくれたあの人、アナタにだっていると思うんです。(唐突な感情移入)
どうせ腐って生きながら死んでいたんだ、あの人にだったら俺の総てを捧げてもいいぜ。
そんな想いを持ったパッショーネのメンバーはミスタ、ナランチャ、フーゴ、アバッキオ。
あの人。
腐りきったクソみたいな世界で、誰にでも対等に手を差し伸べる我らがパッショーネのリーダー。
それは誰なのか。
さぁ遂に本題に入ります、
私が数10年に渡り憧れてやまないブローノ・ブチャラティです。
遂に本丸のお出まし感が凄いのだけど、我ながら力入りすぎてるんで
二部に回させてください。
To Be Continued
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