作家ポール・オースターについて熱く語る!!

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みなさまはポール・オースターという作家を

ご存知でしょうか?  ??

アメリカ文学の中でも特に面白いし読みやすい!

海外作家の入門編としてもオススメです?‍♂️???‍♂️

オースターの魅力と言えばやっぱりニューヨークに、野球、探偵、音楽、カジノetc、アメリカの面白いところを全部詰めこんだみたいな、男のロマンをくすぐられます!! 

一度はアメリカを自由気ままに旅してみたい!!??

そんなオースターをご紹介します!!

目次

ポール・オースターってどんな作家?

1947年ニュージャージ生まれ。代表作に『シティ・オブ・グラス』『ムーン・パレス』などなど。好きな球団はニューヨーク・メッツ!!

引用元:ウィキペディア https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ポール・オースター

オースターとニューヨーク???

オースターはニューヨークを舞台にした作品を数多く発表しました???

ガラスの街

記念すべきオースターのデビュー作!!

探偵がニューヨークの街を駆け巡る!!

『ガラスの街』 訳:柴田元幸 新潮社

ブルックリン・ フォリーズ

ブルックリンを舞台にした余命わずかと宣告された

孤独な中年男性のお話!!

『ブルックリン・フォリーズ』訳:柴田元幸 新潮社

ムーンパレス

ニューヨークのコロンビア大学に通う

貧乏学生のお話!!

いちばん有名な作品かも!!

『ムーン・パレス』訳:柴田元幸 新潮社

オススメの一冊‼️‼️

偶然の音楽

『偶然の音楽』訳:柴田元幸 新潮社

あらすじ

主人公、ジム・ナッシュは新車に乗りクラシック音楽を聴きながらあてどなく、自由気ままに、アメリカ各地を旅していた

以前までは妻と娘の三人でボストンに暮らし消防士を仕事をしている、どこにでもいるような普通の男だった。きっかけは妻と喧嘩をし、妻が出ていき、仕方なく二歳の娘をミネソタの姉のところに預けて、一人暮らしが半年をすぎた頃、ナッシュが二歳の時以来三十年以上も会っていなかった父親の遺産が転がりこんできた。

遺産を手にした時、もう顔も忘れてしまった父親が亡くなったという悲しみの感情はなく、不謹慎にもあともう少し早く父親が亡くなっていれば妻が出ていかないよう説き伏せることも、たぶんできたろうに…と思わずにはいられなかった。まず、その金で借金を返済し、今まで中古車しか乗ったことがなかったが、人生で初めて新車を買い、溜まっていた有給を全部使い、娘を迎えに行くためミネソタへと車を走らせた。娘と会うのは半年振りだった。しかし彼女はもうすっかり新しい家族の一員となっていた。ナッシュの顔も忘れかけているようだった。姉の旦那に懐き父親と思ってるみたいだった。確かに金持ちにはなったが、妻は出て行ったきり、娘は姉の家族の一員となり、金があったとしても、なにもかもが修復不可能だった。

二、三日ミネソタで娘と過ごした後、一人ボストンへ帰る途中、道を間違えフリーウェイに乗ってしまった。しかし、よく考えてみると有給はまだ二週間もあるし誰も自分を待っていないし、時間も金もあると言い聞かせ、行き先も決めず自由気ままに車を走らせた。一日七時間のドライブを二週間続け、やがてアメリカ西部を横断した。

それからボストンに帰り仕事を始め、またいつもの生活が始まった。がしかし、あの二週間のドライブが忘れられなかった。空虚を突き抜けていく夜通しの疾走が、肌にそって伝わってくる道路のうなりが恋しくなった。そして、ついにナッシュは消防署に辞表を出した。

署長にはミネソタの娘を引き取って暮らすと嘘をついた。それからボストンの家も解約して、家族との思い出の品も全部捨てたが、唯一どうしても手放せない物があった。十三歳の頃母親に買ってもらったピアノだ。一日だけ家を引き払うのを待ってもらい思い出のピアノを一晩中弾いた。それからピアノを買い取ってもらい、家も引き払って車に乗り込み、あてのない旅へと出発した。

後はもう金がなくなってしまうまで、ただひたすら走り続けた。

そんな旅も一年が過ぎ、遺産も残りわずか、やはり娘を引き取って新しい生活を始めるべきかどうか考えてたところ、道を一人さまよい歩く奇妙な若者をヒッチハイクし助手席に乗せた。痩せた体に服はボロボロに破け、顔にアザをこしらえたジャックポッティと名乗る若者は、昨夜、ポーカーの勝負中に、強盗に押し入れられ銃を突きつけられ金を奪われたあげく、強盗が去ったあとはポーカーの対戦相手からも、強盗の仲間だと疑われ、殴られ、命からがら逃げ出してきたのだと言う。二日後に大富豪相手の大勝負に臨むはずだった。そのポーカーの相手、大富豪の二人組は数年前に宝くじで2700万ドルを当てて大富豪になったが、ポーカーに関しては全くの素人で10回勝負したら9回は勝てるはずだとポッティは豪語した。その話しに興味を覚えたナッシュは、儲けを折半するという条件で残りの遺産を全てポッティのポーカーの資金として提供するという賭けに出た。

車を走らせると、やがて広大な土地にぽつんと巨大な洋館が見え、ナッシュたちは車を停め、屋敷のベルを鳴らす。ベルはベートーベンの交響曲第五番を奏で、ドアが開く。ナッシュとポッティはチェス盤のような格子模様の床を歩いて行く。そしてこの瞬間から二人の『運命』は思いがけない事態へと転落していく

 

映画化作品もあるよ!!

何だか…作り話しのような、実話のような、悲しいような、切ないような、

これは何とも言えない気持ちになります???

『スモーク』ウェイン・ワン監督  
原作 ポール・オースター『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』

コミックもあるよ!!

『ガラスの街』を原作に忠実にコミック化!!

オースター入門にピッタリです?‍♂️???‍♂️

主人公クインの表情が何とも言えない表情でイイ感じです!!

シティ・オブ・グラス』
原作:ポール・オースター  絵:デビッド・マッズケリ 訳:森田由美子 引用元:Amazon:https://www.amazon.co.jp/シティ・オブ・グラス-Graphic-fiction-ポール・オースター/dp/4062076403/ref=mp_s_a_1_1?crid=21KM37WZWVA7B&keywords=シティオブグラス&qid=1681021477&sprefix=シティオブグラス%2Caps%2C238&sr=8-1

まとめ

以上、ポール・オースターの作品をいくつかご紹介しました。

オースターを入り口としてナサニエルホーソンやヘンリーミラー、

ポー、メルヴィル、サリンジャー、ベケットなどなど

アメリカ文学の世界に興味を持っていただければ嬉しいです!!

それからまたオースターを読み返すとこれがまた二度面白い!!

新しい発見がいっぱいあります!! たまには、ゆっくり本を読もう???

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この記事を書いた人

趣味は猫吸い特技はどこでも眠れること夢はいつか
ぽっちゃりメイド喫茶というところに行くこと。

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