ごきげんよ～みなさま楽しいアニメ漫画ライフお送りでしょうか。
最近は『鬼滅の刃』だったり、『呪術廻戦』だったり、『チェンソーマン』などなど有名どころアニメは知らない人がいないほどアニメ文化が急速に発達して、漫画アニメオタクが日本の市場を回している！といっても過言ではない時代が来ていますよね…
そんな今をトキめく漫画アニメの作者さんに影響を与えた事で有名な、2000年から18年間に渡り連載していたマイナーメジャー漫画、林田球先生作『ドロヘドロ』について、今回はキャラクターにフォーカスを当て語らせていただきます。
魔のあらすじ
魔法によって顔をトカゲにされてしまった記憶喪失の男、カイマン。
本当の顔と記憶を取り戻すため、相棒のニカイドウと一緒に自分に魔法をかけた魔法使いを探し続ける。
いったい自分は何者なのか……。
ドロりと溢れるキャラの魅力。
ドロヘドロでは基本的に味方同士でグループ分けされている他、そのグループの中でバディやパートナー、夫婦、相棒などさりげなくモブも含めた登場人物のほぼ全員が2人組で組まれています。公式カップリングなので二次創作もはかどりますよね!!!
グループ内での友情やバディ同士の恋愛事情…キャラクターの組み合わせによってまた違った見方になる、奇妙な人物像が見所なんです。
今回はネタバレを（ある程度）しない範囲で紹介させて頂きます～
ホールに（魔法使いの実験台にされた人間たちが）住む人達
カイマン
本作主人公。魔法によって頭をトカゲに変えられてしまった記憶喪失の男。自分をトカゲに変えた犯人を捜すため、日々ホールにやってくる魔法使いを○しまくっている。口の中に謎の男が住み着いていたり、なぜか魔法が効かなかったり謎だらけ。
底抜けに明るく、素直で屈託のない大食い大漢。中でも一番好きな食べ物はニカイドウが作る、大葉ギョーザ。
ニカイドウは命の恩人兼親友。いつもニカイドウの店に入り浸ってツケで大葉ギョーザを食べている。
ニカイドウ（二階堂）
本作主人公。ホールの定食屋「空腹虫（ハングリーバグ）」の店主。金髪慧眼、美人で巨乳でモテる。
徒手格闘の達人で親友のカイマンとタッグで戦い、魔法使い狩りに協力している。
明るくさばさばした性格だが、子供に餃子をあげたり意外と優しい一面も。カイマンのツケに関しては困っている。
記憶喪失で名前を忘れた「カイマン」の名付け親で、彼を「ただ一人の大切な友人」と形容しているが、なにか秘密をカイマンに隠している節がある。
カスカベ（ヘイズ）
魔法の練習台で子供の姿にされた、実年齢64歳の魔法使い研究博士。研究にしか興味がない。
大量の魔法使いの死体で魔法使いの世界へ行くドアを造ったり、ゾンビを作ってみたりと、かなり悪趣味だけれど腕はかなりいい俗に言うマッドサイエンティスト。また医者としても、善意はないが腕は確か。
「カスカベ」はペンネームで、本名は「ヘイズ」。「カスカベ」は妻の名前からとっていて、研究を始めたきっかけも妻のおかげだったり、もしかしたら愛妻家なのかもしれない。妻の方も色々ととんでもないヤツだったりする。
魔法使いの世界のマフィア、煙ファミリー達
煙
なにもかもキノコにするという非常に強力な魔法を持つ。組織の広大な城に暮らしている数千人の部下から恐れ、慕われるカリスマ性が高い、魔法使いの世界の巨大組織、煙ファミリーのボス。
魔法使いの世界のトップと名高く、性格はちょっとナルシストで基本的に冷酷非情だが、ファミリーに属しているものには平等に割と優しい。THE理想の上司。ペットファミリーの一員のキクラゲは例外でべろっべろに溺愛していて、糞取りまで世話したり、おそろいのスーツを作らせたり、キクラゲに話しかけるときには赤ちゃん言葉になったりする…
心
煙ファミリーの幹部の掃除屋（殺し屋）。ハンマーを鈍器として用いるほか、なんでもバラバラに切断する魔法を持つ。
ぶっきらぼうだが義理堅い性格で、煙からの信頼も厚い。強者と戦うと激情する戦闘狂だが、相手の尊厳を認めることはない。ひどい。
能井とは数年来の仕事のパートナー。能井が修復系の能力の為、前線で死にかけながら戦うことが多い。そのため内臓が飛び出たり心臓が貫かれても動じない。能井の裸には赤面してかなり動じていた。意外と純情。
能井
煙の従姉妹にして幹部の掃除屋（殺し屋）。稀少な肉体の修復系の魔法使いで自他共にどんな傷でも瞬時に治すことができる。普段はツナギとごついマスクをつけた姿で男性の巨漢にしかみえないが、実は女子ボディビルダーのような体躯をした銀髪赤目の美女。男勝りでカラッとした性格で、心以上の戦闘狂。なので能力の割にヒーラーのような立ち回りはしない。
心と違って強い相手にはあいてをほめたたえたりすることもある。
キクラゲ
煙ファミリーのペット幹部。犬のような、猫のような姿をした謎の生き物。極めて希少な死者に命を与える魔法を持つ。犬猫くらいの知能で、「ンニャンニャ」と鳴く。ファミリーのマスコット的存在。名前は耳のビラビラがキクラゲに似ていることから煙になずけられた。
ごはんとおやつとパパ（煙）とおねえちゃん（恵比寿）がすき。
藤田
煙ファミリーの下っ端。ケムリを弾丸のように飛ばす魔法使いだが、ケムリの出せる量が少ないのであまり役立たない肉弾戦も貧弱。まともなやつ。けれどファミリーへの忠誠心は一番かもしれない。「松村」というパートナーがいたが、1話目にしてカイマンに殺されている。今は恵比寿の世話係だがいつも振り回されている不憫な青年。
恵比寿
煙ファミリーに居座っている（保護されている）記憶喪失の言動行動がおかしい魔法使いの少女。
カイマンに殺されかけたところを藤田が回収したが脳を損傷し能井が魔法で回復させたものの、なんやかんやあって記憶や性格は正常に戻らなくなってしまった。魔法も記憶喪失のせいか使えない。ファミリーのマスコット的存在。
人格を失った恵比寿は、藤田の事が気になっているらしく、感情の起伏が異常な恵比寿には珍しく、まともな少女らしく真っ赤に赤面するシーンもあった。
今回は2グループだけの紹介となりましたが、主要人物達がこのようにグループに分かれていて大体それぞれが敵同士です。
それでも主人公グループの敵であっても、今回ネタバレ防止のため記載できなかった他グループの主要人物やサブキャラでもその一人一人が最終巻まで全員愛おしく感じてしまうほど魅力的なのです…
さいごに
今回はキャラクターについてしか解説できませんでしたが、ドロヘドロの良さは
①グロテスクでショッキングでカオス。だけど絶対にシリアスにならない不思議な作風。
②退廃的で殺伐とした世界観。
③衣装や魔法使いたちがつけるマスクのデザイン。
④度々出てくる美味しそうな料理。
などなどここでは紹介しきれないほどある…
それが……ドロヘドロ！
大ダークも是非読んでみてくださいね～
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