さて皆さん、ヴィレヴァンって本屋さんなの知ってました??
その昔は『遊べる本屋』なんて言われたりして(いや、今もそうだけど)、
『珍しい本が並んでる』とか
『とりあえず行ってなんか本買っちゃうとか』とか、
なんなら作家さんに『ヴィレヴァンに置いて欲しい!』とか言われたりして、
ヴィレヴァンといえば雑貨もだけど、本もね!
とかそんなイメージだったのです。
ところが!!
今はどうですか??
みなさんヴィレヴァンで本買ってますか??
漫画くらいじゃないですか?
ですよねー。
今はヴィレヴァンといえば雑貨もだけど、本もね!
となんか小声になってしまう感じ。
僕はどちらかといえば本が好きでこの会社に入社したみたいなところあるので、
この現状……悲しいです!!
まあ、近年の世間的な本の売上を考えたら当然の流れかもしれませんが、
少しでも『あの頃』に近づければと思って、
『個人的に好きな出版社』をテーマに書いていきたいと思います。
見切り発車ですが、何回か書く予定ですのでよろしくお願いします。
普段ヴィレヴァンで雑貨を買ってる方も、
本買ってたけど最近買ってないなーって方も、
なんならヴィレヴァンで働いている方も読んでもらって、
みなさんに少しでも本に触れる機会が増えたらよいなと思います。
そもそも出版社気にしてますか?
そもそもなんですが、みなさん本買うときに出版社って気にしてますか?
気にしてる方はなかなかお好きな方ですかね。
まずほとんどの方は気にしてないと思います。
どちらかというと好きな作家さんですよね気にするのは。
当然なのですが。
ですが、実は出版社ごとに得意ジャンルがあるのです。
なので出版社を知ることによって「自分の好きなジャンルはここが良く出版してるな!!」
みたいなことがわかるようになるんですよね。
分かりやすくいうと『ジャンプは好きな漫画がいっぱいあるなあ』みたいな感じです。多分。
ちなみにジャンプでおなじみ集英社や小学館などは大手出版なのでジャンルは様々。
僕が紹介していく出版社は少しマイナーな出版社(といったら失礼かもしれませんが)の予定です。
というわけで記念すべき最初の一回は………!!
グラフィック社って知ってますか?
記念すべき第一回は『グラフィック社』さんです。
はい。
グラフィック社ご存じでしょうか?
公式HPの事業内容にはこうあります。
事業内容
デザイン書、美術書を中心に、さまざまなテーマを
引用-http://www.graphicsha.co.jp/about.html
ユニークな視点でとらえ、ビジュアル性と実用性に重点をおいた 書籍出版を行っている。国際出版も積極的に取り組んでいる。
う~ん。
少し固いでしょうか。
書店員目線で独断と偏見で言うと。
『写真などのビジュアル重視な本でマニアックな内容の本を多く取り扱う出版社』
というイメージでしょうか。
今年は創業60周年でグラフィック社イヤーなわけでノベルティフェアも開催されています。
いや~ちょっとラインナップを見るだけでもたまりませんな。
歴史の長いグラフィック社ですが、
その中でも代表的な本や個人的に好きな本をご紹介したいと思います。
これぞグラフィック社!な本
まずは『グラフィック社といえばこれは外せない!』という本をいくつかご紹介します。
①デザインのひきだしシリーズ
コチラは46号
出典-http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?cat=4&p=47851
まずはこの本でしょう!
編集者の津田さんがテレビに出演したのもあり、
30号辺りから売り切れ続出の人気シリーズです。
『デザイン』といってますがパソコン的なデザインではなく、
印刷加工や紙の話などで毎号テーマを設けて特集が組まれており、
割と一般の方でも楽しめる内容だと思います。
年3回刊行していますが、基本的に再販がないので発売日直後に購入をお勧めします!
②ちいさな手のひら事典シリーズ
こちらはおとぎ話
出典-http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=47171
続いてはコチラ!
このシリーズも書店で見かけたことのある方多いのではないでしょうか?
海外の本の翻訳ですが、テーマごとに綺麗な挿絵と文章で魅せる人気シリーズです。
まだまだ続刊しそうですが、既刊でもすでに13種類。
小ぶりなサイズ感や、表紙のぷっくりとした質感、本の側面(小口や天)が金色に加工されている。
など集めたくなる要素満載で、電子書籍では味わえない満足感の得られるシリーズかと思います。
③BABEL Higuchi Yuko Artworks
グラフィック社といえばヒグチユウコさん。
出典-http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=39317
大人気画家のヒグチユウコさん。
2013年のファースト画集からグラフィック社とは関りがあり、
現在も本を出版しています。
画集もですが、シールブックや塗り絵、ポストカードブックなど
雑貨的な本もありグラフィック社はファンとしては外せない出版社なはず。
個人的おすすめ!なグラフィック社の本
既に紹介の必要がないほど個性的な本が多い気がしますが、
次は個人的に推したい本をご紹介します。
①サメ映画 ビジュアル大全
たまんない!!
出典-http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?cat=8&p=48227
はい!まずはこちら。
翻訳モノで7月に発売したばかりですが、もうたまんないです!
こんな本も(ほめてます)出しちゃうのがグラフィック社です!
にわかにブームと言われ続けているサメ映画のポスターを多数収録した決定版!
しかも『サメ映画大全』(左右社)の知的風ハットさんが監修という間違いのないヤツです!
真ん中をポスターのシワをあえて残してプリントしてるのとか………もうたまんないです!
②ノスタルジア食堂-東欧旧社会主義国のレシピ63-
こちらもちまたで話題に。
出典-http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?cat=&p=41319
グラフィック社は料理本も定期的に出版しているのですがその中でも
こちらは『東欧から中央アジアまでの旧社会主義国で食された料理を再現したレシピ本。』
という変わりダネ。
レトロっぽい雰囲気だったり、エッセイもあったりと料理好き以外からも支持を得た本です。
続編のお菓子編も発売しています。
③超接写 蟻-世界を動かす小さな巨人-
いや、タイトル(笑)
出典-http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?cat=&p=45260
これ以上ないインパクト!!
こちらも翻訳モノで、30種類以上のアリを超接写で撮り生態を解説している本です。
少しお高いですが、刺さる人にはズバッと刺さる。
そんな本が多いのがグラフィック社です。
グラフィック社好きになったでしょ??
まだまだ、
本当にまだまだ面白い本があるグラフィック社。
少しは興味を持ってもらえたでしょうか?
なんか思ったより長くなってしまったのですが、こんな感じで次回も出版社を紹介出来たらと思います。
みなさんも是非お近くの書店で探してみて下さい。
勿論ヴィレヴァンでも可。(笑)
それでは~。
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