まずはこちらを聴いてくれないか！
2018年4月27日に発売されたアルバム「BLUE NOTE」
こちらに収録されてる『Next Season』という曲です。
出会いはヴィレッジヴァンガード、定時（←コラム主）がとある店で店長デビューしたすぐのことでした。
音楽担当のスタッフさんが、このアルバムを品出ししておりました。
お店でCDと一緒に流れてるMVのことを「販促」って呼び、メーカーさんからいただくものなんですが、今回のアルバム販促が『Next Season』とFAKE TYPE.の『FAKE STYLE』、『SEXY SUNSHINE』でした。
（その時の定時はアニソンとかJ-POPとか結構雑多に聴いてましたが、ラップだけはなぜか聴いてませんでした、聴くきっかけがなかったんですよね。）
これ、店員あるあるだと思うんですが、一日8時間とか店にいると流れてる曲を覚えちゃいませんか？
全然知らなかった洋楽は口ずさめるけどタイトルがわからない、スタッフさんが好きで店に置いてるバンドの曲が好きになってCDを借りるようになり、サビしか知らない有名なJ-POPはミックスCDなので永遠にサビしかわからない……
この曲が好きになったのは、まさに勤務中。
店内で作業してると永遠と耳に入ってるNextSeason。
今思えば洗脳に近い気もしますが、すっかり曲にはまり、ディグり、今に至るというわけです。
この曲にあまりにも人生救われ支えられ、「今後自分にどんなことがあっても忘れたくないなあ」とおもって、半年ほど前に身体に刻み込みました。
※仕事中は見えないようになっております※
人生救われたっていってますが、そんな暗いものなわけではなく笑
例えば、通勤中に聴いてるあの曲も、今日選んだこの服も、
今仲良くしてもらってる人たちも、いまヴィレッジヴァンガードで働いてるのも、
めぐりめぐってこの曲がきっかけなことが多くて、「自分」を形成するのに欠かせないピースになっている、そんな1曲なのです。
アーティストさんに感謝の意を込めて、僭越ながら紹介させてください。
トップハムハット狂 a.k.a AO
”
出典：TOPHAMHAT-KYO / トップハムハット狂 Twitter https://twitter.com/2z2z “
2008年からニコニコ動画などインターネットを中心に、幅広く活動されてるラッパー、トラックメイカー。
ソロ活動の他に、トラックメイカーのDYES IWASAKIと共に活動中の「FAKE TYPE.」、同じくラッパーの雨天決行、ill.bellと組んだ「RainyBlueBell」、Coro/K’sがトラックメイクなどをおこなってる同人音楽サークル「魂音泉」の参加ラッパーだったり（敬称略）。
作詞、トップラインの提供など本当幅広く活動されてます。
特にFAKE TYPE.は、インストアライブだったり、2014年にでた1stフルアルバム「FAKE BOX」ではヴィレッジヴァンガード限定販売してくれるなど、ヴィレヴァンと何かとご縁が。
この頃の定時はというと、東京の大学に進学した2年目、まだヴィレヴァンで働くなんて微塵も考えてなかった頃。住んでたところの近くにヴィレヴァンがなかったのと、元々の出不精が重なり、FAKE TYPE.とは出会えておりません。
↑これまたトップハムハット狂さんが参加されてるラップクルー「昭和カルテット」のライブで知り合い、仲良くさせていただいてるヴィレヴァン高知店で働いてらっしゃったパイセンにお写真お借りしました～～！！！（ま～～～～～じポップやばいんで見てくれ…永遠の憧れっす…）
「知ってる日本語」が「知らない言語」みたいに耳に入ってくる。
イギリスのラッパー Rustage さんのフューチャリングとして参加されてる楽曲『Blood』。
”Rustage, Tophamhat-Kyo!, I speak Japanese, Listen!”
Rustage『Blood(Alucard Rap)(feat.TOPHAMHAT-KYO)』より引用
↑ここから始まるトップハムハット狂さんのバースは日本語なんすよ、嘘でしょ？って思うじゃん？嘘じゃないんよ…。
言葉のつながり、抑揚、全てが綺麗すぎて、もはやネイティブな英語に聞こえるマジック。
こちらはJewelry Fishに収録されてる『Strees Fish』。
“雷鳴轟く悪天候の嵐 荒波 濁流 スクリューで捩じ切る
グッバイはまだ早い Goodies 目一杯頬張る
コバルトブルーの海 旋回
魚の釜中に遊ぶが如し お気楽な連中に命中する
Breakthrough (HIT IT!) 尾ひれ付いた噂に踊らされない
着飾ったグッピーは熱帯”
Jewelry Fish『Strees Fish』より引用
たった10秒ちょっとの間にこの言語量！！！
一発で何て言ってるか分かる方ってほんと少ないと思うんですよね…
（わかるって人、かなり訓練された方かと）
Youtubeでは概要欄に歌詞を載せてくれております、ありがてー！
定時は訓練兵なのでたいてい二週目に歌詞を見ながら聴きますが、「このリリック歌って、こんなに心地よい音楽になるの！？」って慄くのがルーティンとなってます。
知ってる日本語が知らない言語のように耳に入ってくる感覚はもはや快感。
FAKE TYPE.のアルバム「FAKE BOX」に収録されてるRainyBlueBellの『Re;Re;Refrain』。
せやロックスターのように破天荒だ お天道様もにっこりスマイルくれる濁人
RaniyBlueBell『Re;Re;Refrain』より引用
じゃけえペラペラ Meltdown 甘くスパイシーなバンドマンスタンス英語人
てげてげフリーキーめなナイスガイ What’s up!? Brotherちっくなアル中
わっちは病人 I just met you,The Earth 命中
トップハムハット狂さんのバースはとにかく「耳障りがいい」これに尽きる。
日本語が流れるように耳に入ってきて気持ち良い～！
ちなみに、濁人→だくんちゅ、英語人→えいごんちゅ、病人→やみんちゅ って読んだらより気持ちよさが伝わると思うので耳を研ぎ澄ましてみてくれ～～～
2022年2月23日に新譜「My Season」が出ます！
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出典：トップハムハット狂 公式ホームページ https://www.tophamhatkyo.com ”
2019年から「Sakuraful Palette」、「Watery Autumoon」、「Jewelry Fish」と四季をイメージしたEPを出しており、今回堂々のラストシーズン。
収録曲の『Good luck,Clown』がYoutubeで先行公開されてます。
定時はこういう曲のこと「ポップなところにスパイスとしてダークをひとつまみ（途中、蓋が外れて大盛り）」
って表現することが多いですが、
ポップなだけ！ダークなだけ！じゃなく、曲の流れでどんどん変わって、聴き終わった後「あー、こういう曲ね…最高じゃあないか…」って満たされる、まさにご飯、クッキング曲（？？？？？？？？）
各種サブスクで聴いてますが、早くCD欲しいよ～～！！
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出典：トップハムハット狂 公式ホームページ https://www.tophamhatkyo.com ”
ちなみにヴィレッジヴァンガードで買うとシルエットロゴキーホルダーお渡しします！
店頭にない場合は取り寄せもできるので店員さんに聴いてみてね！
ヴィレッジヴァンガードで働きはじめた時、「売り場体験」って言葉を初めて聞いていまでも耳に残ってます。
何かこれが欲しい！って明確な目的があってくるような店では無くて、ふらっと立ち寄ってみたら売り場には謎のPOPと商品、自分に何かメリットがあるわけではないけど、おもしろいな、いいなって思える体験ができるのがヴィレヴァンの本質だと思ってまして。
自分がまさにヴィレヴァンの本質みたいなところの体験し、自分の働く意味みたいなのもはっきり見えてきたそんな1曲、アーティストさんの紹介でした。
みなさんにも、こんな体験をさせてあげれるよう、これからもがんばっていきたいと思いますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします！
トップハムハット狂さんの各種リンクは以下からどうぞ！
Youtubeでは今回の四季EPをはじめ、提供などされた曲も公開してくださってます。
コメント
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