サイズ約17cm本体ポリエステル、生産国中国、一部金属パーツ使用。
Twitter @ashow1963
イントロダクション
これを読んでいる皆様は「ズラタン・イブラヒモビッチ」の名を聞いたことがあるという人が多数だと思うが、初見で名前だけ見てテニスプレイヤーか競走馬の名前、もしくはどこかの指導者かと思う人もいるかもしれないので軽く彼の紹介をしましょう。
彼はプロのフットボールプレイヤーです。
そして、彼は自分のことをズラタン、もしくは神と呼びます。
彼は1の位を四捨五入すると神です。その時のもう一方の構成要素は百獣の王、ライオンです。
彼の息子は生まれながらにして勝者です。
彼は、現代フットボール界における最も偉大な選手の一人でした。
サイズ約9cm本体ポリエステル100%、生産国中国
Twitter @ashow1963
ズラタンを知る
私は海外サッカーを追いかけて4年になる新米フットボールファンなのだが、今ほど熱狂的にサッカーを見るようになる前、選手としてサッカーに打ち込んでいた頃から自分とポジションは違っていたにもかかわらず、彼に対して漠然とした憧れを抱いていた。
さながらプロレスラーのような饒舌なマイクパフォーマンスとその発言に相応しいピッチ内外での人間離れした行動の数々。プロのフットボールプレイヤーとしてのみならず、アスリート、人間としても希有な存在であった彼はオンリーワンであり、スペシャルワンだった。
彼のプレーには華やかさと豪快さを兼ね備えた、見ている者を敵味方関係なく魅了するものがあった。移籍の多かった彼の行く先ではそのクラブどころか、その国でズラタンファンが大量に増えたことだろう。
世界中にファンを持つズラタン。柔と剛の両方の性質を持つ彼の能力は実用的且つパフォーマンス力も高かった。いわばショービジネスの側面を持つプロサッカーにおいて理想的と言える選手だった。
最強のインフルエンサー
長く現役を続けていれば記録もある程度残っているモノだが、やはり記憶に残るプレーをしてくれるのがズラタンだった。
いわゆる悪童と肩書きされることの方が多かった彼。同じく現代フットボール界のスター、リオネル・メッシのような多くを語らずとも自分に期待してくれるクラブ、故郷のサポーターの重い想いに応える優等生タイプでもなければ、クリスティアーノ・ロナウドのような時に子供のような我儘で一部から批判にさらされることもあれど、その超変態的な哲学で人間離れした天才的な努力、ストイックな生活のルーティーンをこなす、ドがつく真面目だ。そんな二人と対照的、という表現もしっくりこないほどタイプが異なり、主人公気質ではなかったはずのズラタン。しかし、彼にあって今のスター二人には無いものがある。それは憑依感だ。彼を見ていると、自分がズラタンになったかのような錯覚に陥り、さながらRPGの主人公視点になったつもりになるのだ。
メッシ、ロナウドは全てが別次元の人間であり、ズラタンに関しても体格やフットボールのクオリティなど、とても自分と重なる部分があるとは思えない程に常人離れしているのだが、この三人の中で唯一彼からは持たざる者へのリスペクトを感じるのだ。
つまり、私たちが彼に通ずるところを探しているのではなく、彼自身が我々に自己投影をし、持たざる者の苦しみを理解しようとその大きな身体と心を私たちに重ねようとしてくれているのだ。羽化して羽ばたいて行く前の蛹の状態の私たちを理解しようとし、凡人がその域を脱するための道標になってくれている。そんな風に私は感じるのだ。その姿が私に共有され、彼のチームメイトに共有され、彼は周囲の人間にポジティブな影響を与える。
昨今、この言葉を私の考えにそぐわない形で多用されていることに多少の不満があるのだが、こういった人間こそ文字通りの意味を冠した「インフルエンサー」であると私は考えている。持論だが、この肩書きを持つことができる人種は一言で言えばAIにだけでなく、大勢いる同業者にも職や立場を奪われない類の人間だけだと思っている。具体的に挙げるとするならば音楽家、画家といった正解のないジャンルで良いモノを創造し、作者が伝えたい社会や生き方についてのメッセージ、そして受け手が作者の制作意図を知る知らないに関係なく、その作品自体に対して想像することで受動的に原動力を得ることができる。そして、学者や研究者といった、この世にある疑問や未解明の事象に対して論理的に思考し、想像を現実にする、不可能を可能にすることでダイレクトに受け手に成功体験を見せることで行動のきっかけを与える人間、これもインフルエンサーに相応しい私が最もリスペクトする方達である。
そしてアスリートも私がビッグリスペクトを捧げる対象の人種になる。私が物心ついた頃からサッカーに触れ、スポーツが盛んな地域に生まれ育ったことが、これほどまでにアスリートを尊敬している大きな要因だと思う。結局パーソナルに関わってくるため、全人類が私と同じリスペクトの矢印を持っている訳ではないことはもちろん承知なのだが、私の今の思いとしては、ぜひとも生身の人間が、生物的な限界を知らない無謀な馬鹿達が、これまでの歴史に勝負を挑む姿を笑ってくれたって構わない。その努力する姿を目に入れ、少しで良いから感情を入れて欲しい。感受性を豊かにしてくれるドリンクを飲んで見ると簡単に感動できるかもしれない。私はドシラフでカタールワールドカップの日本代表全4試合のうち2試合で悔し涙と嬉し涙を流した。あれは本当に良かった。
ズラタン=GODの証明をせよ
ズラタン・イブラヒモビッチは果たして人間なのだろうか。そんな疑問が全わたし会の中での最重要案件となった。
文字上でプレーを説明するという課程が私には困難だったため、彼のゴールシーンを見ていただきたいのだが、到底人間には不可能な動きをしているのが分かる。明らかに射程圏外からのオーバーヘッドをしっかり枠内に決めたり、その長い脚をカンフーキックに使い、相手の予測できないタイミング、場所でボールに触れる。どれも他の選手から見られることのできないプレーであり、一つ、彼が人間ではないと思わざるを得ない要素である。
もう一つ、彼はインタビューの際、しきりに自身を神と言い表すことがある。これはもはや彼からのヒントなのかもしれないが、普通のおおよそ人間と思しき生き物が「わたしは神だ。」などと吹聴したところでキングオブコント決勝進出が関の山だ。しかし、これがズラタンの口から発せられることで私たちは何が真実であるか分からなくなる。そう、この説を唱えた時点で私はズラタンの催眠に掛かっているのかもしれない。もし、これを見ているあなたも同じ疑問を持っているのならば、これは既にズラタン集団催眠事件の被害者の会が立ち上がっているのかもしれません。
これ以上書くと私の文章に乱れだ見られだすため、そうと決まればもうここらで終わりにしましょう。
ズラタンは神。Q.E.D. プレー動画見てくれ。あと自伝読んだらめっちゃ面白いよ。ここまで長ーく書いたけど本と動画見れば大体ズラタンのこと分かるよ。彼を崇めよう。さすれば貴殿の道に導きの光が満ちるでみちる。城みちる。
【素材】アクリル
(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
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