世界的に大ヒット、数々の超有名ゲーム系メディア主催の賞を複数受賞、複数ノミネートしている、ゲーム好きなら言わずと知れたRPG『UNDERTALE(アンダーテール)』。
そんな大人気ゲームが実は、いまどきドット絵、パッケージはシンプル、RPGなのに戦わない、オンライン機能、対戦機能のないゲームなんです!
え!!!なにが面白くてそんなに売れたの??そう訝しんじゃいますよね。
今回は全世界の数々の批評家、有名人をうならせたアンダーテールの売れたワケを解説させていただきます。
ハートフルなストーリーとキャラクターの深み
むかしむかし ちきゅうには
ニンゲンと モンスターという
2つのしゅぞくが いました。
ところが あるとき
2つのしゅぞくの あいだに
せんそうが おきました。そして ながい
たたかいのすえ ニンゲンが
しょうりしました。
ニンゲンは まほうのちからで
モンスターたちを
ちかに とじこめました。それから さらに
ながい ときが ながれ………イビト山 201X年
それは 「のぼったものは
にどと もどらない」といわれる
でんせつの山でした。※プロローグ(公式日本語版)から引用
出典元UNDERTALE !?
あらすじからしてモンスターはニンゲンを恨んでいて主人公への風当たりが強そうに見えますが、いがいとフレンドリーです。はじめは殺しにかかってくるモンスターもいますが、大体はワケありなだけでニンゲンが嫌いで襲うわけでもなく、事が済めば友達になっています。
友達になったモンスターと音楽を聴いたり料理したりデートしたり、恋を応援したり口説いてみたり…
そうやって友情を深めながら主人公の目的である人間界への脱出のため王様がいる城へと向かいます。
笑いあり、ほっこりあり、涙あり、感動するエンディングありの心あたたかなゲームです!
Human(ニンゲン)
本作の主人公。人間の世界からおっこちてきた。
人間の子供である以外基本的に情報がないので性別や性格などなどプレイヤーの解釈、想像次第。
Flowey/???(フラウィー)
主人公が地底に落っこちてきてから初めて出会ったモンスター。可愛らしい黄色い花の姿で「ハウディ!」と友好的に話しかけてくるが…
Toriel(トリエル)
「いせき」の管理人を務める、心優しい母性に溢れたモンスター。地底に落ちてきたばかりの主人公を保護してくれる。
得意料理はバタースコッチシナモンパイ。
Sans(サンズ)
スケルトン兄弟の兄。グータラでダジャレをよく言う。監視の仕事をしているが居眠りしたり、ホットドックを作っていたり、まともに仕事しているようには見えない。たまに芯のあることを言うつかめないキャラクター。
Papyrus(パピルス)
スケルトン兄弟の弟。かなりの自信家だが、心を鬼にできない優しいキャラクター。ロイヤル・ガードにスカウトされるため、主人公を捕らえようとするが…
Undyne(アンダイン)
ロイヤル・ガードの隊長である魚人。好戦的で豪快な性格。モンスターからはヒーローと慕われているが、ニンゲンのタマシイを集めることを命じられているため、主人公には容赦ない。
Alphys(アルフィー)
恐竜のような姿をした科学者。シャイな性格でどもった喋り方をする女オタク。基本的には主人公に友好的。とあるモンスターに恋をしている。
Mettaton(メタトン)
アルフィーが創り出した対ニンゲンプログラムを組み込まれたロボット。テレビスターで、視聴者たちの為にショーに全力をかけるあまり、主人公を殺そうとしてくる。
Asgore(アズゴア)
モンスターの王様。地底と地上を隔てるバリアを破壊するため、7つのニンゲンのタマシイを集めているが…
ここでは紹介できなかったメインキャラ以外にもサブキャラ~雑魚敵キャラまですべてに人格があるので、キャラクターたちとおしゃべりするだけでもやりこみ要素はかなりあります!
斬新なゲーム性と神BGM
アンダーテールのゲーム難易度は基本やさしめで、クリアまでは所要時間は6時間ほどなので、プレイスキルを問わない仕様となっています。
内容は、キャラクターたちと仲を深め、なぞ解きをしながら町や村を進んでいき人間界へ帰るために城を目指す道中でエンカウントすると戦闘に入りますが、従来のRPGのようなコマンド入力とは全く異なります。
相手の攻撃のフェーズに入ると弾幕シューティングを避けたり、
主人公のターンでは攻撃する場合ゲージ上のバーをタイミング良くボタンを押し、
見逃す場合は説得したり撫でたりナンパしたり…敵の戦意喪失をはかります。どのコマンドをどのような順番とタイミングで使えば敵を殺さずにすむのかを推理していくのもこのゲームの醍醐味です。
主人公の行動によってみられるエンディングや物語の道筋、メインキャラ~雑魚敵のセリフ、出会えるキャラクター、難易度、etc…が変わってくる、プレイヤーの攻略次第でゲームの表情がかわる非常にやりこみ要素が多いゲームです。
そしてそのストーリーやキャラクターの深みを更に増長させる数々のBGM…
これに関しては言葉で表現するのは不毛なので、ぜひご清聴ください↓
今回は絞りに絞って個人的オススメ3曲紹介させていただきましたが、YouTubeで「アンダーテール BGM」で調べてみてください…
曲数が結構ある上に、どの動画も再生数かなり多いんです。動画のコメント欄ではゲームは知らないけど曲が好きというコメントもちらほら…アンダーテールのBGM単体に魅力が詰まっている証拠です!!!(現に私はBGMに感化されてアンダーテールを知りました)
歌詞がないので作業用BGMとしてもオススメですよ!
△ネタバレ注意△「誰も死ななくていい」の真相
このゲームの「誰も死ななくていい」というキャッチコピー、攻撃のモーションの存在…ご察しの通りモンスターを殺す選択もあるんです!
アンダーテールでは3つのルートがあります。
通称『Neutral(中立)ルート=Nルート』
GルートとPルートへの分岐条件を満たさないと分岐される、通常ルートです。何も知らずにプレイすれば、高確率でNルートに突入します。
『True Pacifist(真の平和主義者)ルート=Pルート』
モンスターを1体も殺していない状態で、パピルス、アンダイン、アルフィーの友達イベントをクリアが必要です。
最後には主人公とモンスターたちは地上に進出して快適に生活するようになる、いわばトゥルーエンドです。
『Genocide(殺戮)=Gルート』と言われる
敵をすべて殺すと突入するルートです。戦闘の難易度が異常に高いです。
このルートのエンディングを迎えてしまえば最後…画面が暗いまま進まなくなります。
裏技でプレイできても何をしても最後にはGルートのエンディングに戻ってしまうアンダーテールの世界がプレイヤーの手によって壊滅する恐ろしいルートです。
敵を生かすも殺すも自由!プレイヤーに選択をゆだねるスタイルもこのゲームの人気の秘密なんです。
さいごに
ここまで語っておいてなんですが、本作は何も知らない状態からプレイするのが一番楽しめる作品です…
これもネタバレになるのですが、
自分の行動によってみられるエンディングやセリフが変わるだけでなく、クリア後リセットして2週目に入るとセリフが変わってきたり、セーブとリセットの存在に気付いているキャラクターがいたり、Gルートにしかり…
それ故にセーブリセットボタンの重みを感じたり、このゲームにはタマシイが宿っていて本物の世界が入り込んでいて、中にいるキャラクターたちは生きている!…そう錯覚させられてしまう工夫がところどころ施されています。
こんな出来のいい作りこまれたゲームの製作がグラフィックの一部分を除けば、なんと全編を『トビー・フォックス』さんが1人で制作しています。
『トビー・フォックス』さん製作のゲームは他にも『DELTARUNE』というゲームがありますので何も知らずにここまで読み進めてしまった方がいましたら、リサーチ無しで『DELTARUNE』をプレイすることをお勧めします!
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