突然ですが皆さんは「まちカドまぞく」という漫画をご存知でしょうか。
まちカドまぞくとは芳文社さんの月刊誌「まんがタイムきららキャラット」で連載されている４コマ漫画。せいいき桜ヶ丘という街で暮らす闇の魔族が宿敵の魔法少女を倒す物語です。毎日決闘を挑むものの、いい感じに丸め込まれてつい仲良くしてしまう…というちょっとシュールなお話が特徴です。
今年の春にはアニメ2期が放送され、放送終了後は全国３都市でまちカドまぞく展が開かれるなど、根強いファンを抱える人気作品です。
まちカドまぞくの魅力はなんといっても個性の強いキャラクター性。
筋トレを愛する全身脳筋魔法少女の千代田桃や渋い声で「時はきた」という鳴き声を発する猫のメタ子、なんにでも柑橘系をトッピングしたがる不幸体質の陽夏木ミカンなど、ほのぼのとした作風とは裏腹にパンチの強いキャラが多いのが特徴です。
その中でもとりわけ人気を集めているのがこの子↓
主人公のシャドウミストレス優子ことシャミ子です。
シャミ子ちゃんはせいいき桜ヶ丘に住むちょっと病弱な高校生の女の子。ある日闇の一族の力に目覚めて、やたら重心の悪いツノに細長い尻尾が生えた「まぞく」として覚醒しました。
光の一族を倒すために毎日ティッシュ投げやアルバイトといった修行に励みながら魔法少女の千代田桃に決闘を挑むも、あの手この手で丸め込まれてしまい「これで勝ったと思うなよ〜！」と決め台詞を吐き捨てるのが定番のオチ。
そんなへっぽこ魔族のシャミ子ですが、健気に頑張る彼女の姿に癒されるファンは後を絶ちません。
今回はそんな可愛いまぞく「シャミ子」のちょっとシュールなキャラクター性について徹底解剖していこうと思います。
「アニメを見たのでそろそろコミックでも読もうかな」と思っているアニメ勢やこれからまちカドまぞくを楽しむ人、すでにシャミ子のことが好きな人も、まぞく界で最も個性的な女の子「シャミ子」について知っておくべき８つの特徴をご紹介します。
知られざるまぞくの秘密をかつもくせよ！
1.実は闇の一族の末裔。
シャミ子こと吉田優子はちょっと貧乏な普通の高校生でした。
しかし１５歳になったある日、やたら露出の高い服を着た謎のお姉さんから「この街にいる魔法少女を倒し、一族の復興を遂げるのです、、、」というお告げを受けます。
そうして目覚めると、重心の取理づらい巻きツノと細長い尻尾が生えた「まぞく」として覚醒していたのでした。
なんぞこれ、、、？普通の女子には普通生えない感じのものが生えた優子。
状況が飲み込めなくてパニクる中、お母さんから
・吉田家は古代より続く闇の一族の血筋であり、自分は覚醒したまぞくである
・謎のお姉さんは5000年前に封印されたご先祖「リリス」である
・闇の一族の封印を解くには光の一族から生き血を奪わなければならない
という衝撃の事実を告げられます。
ご先祖と父親を封印した光の一族を倒す使命を受けた優子は改名して「シャドウミストレス優子」（略してシャミ子）となり、光の一族を探す旅に出るのでした。
2.光の一族と戦っている。
先ほど述べた通り、シャミ子は失われし封印を解くために光の一族の生き血をしぼり取るために魔法少女と戦っています。
そんなご近所に住む光の一族が千代田桃。ピンクのショートヘアにシャミ子より頭ひとつ分ほど大きい身長。サバサバ系だけど筋肉にこだわりがあるのが特徴です。あと私服がださい
かつて世界を救ったことのある魔法少女で、シャミ子がダンプカーに轢かれかけた時は片手でダンプを受け止めて（通称片手ダンプ）助けてくれました。お金がない時は電車賃や食事代を貸してくれたり、シャミ子の修行に付き合ってくれるなど、見かけに寄らず情に厚い一面も。
ただでさえ腕っ節の強い魔法少女なのに借りが増えたことでますます倒しづらくなっていくのでした。
3.貧困生活とも戦っている。
シャミ子の家はとても貧乏で、おやつのホットケーキすら豆腐でかさ増ししなきゃいけないレベルです。この貧困生活は光の一族にパワーを封印された結果、月40000円生活の生活を強いられていたのが理由。せっかく稼いでも運命的なレベルによってお金が吸い取られてしまうのです。
ちなみに医療費は呪いの対象外らしいです。良心的ですね。
4.実家の家賃は月120円。
シャミ子は「ばんだ荘」というボロアパートに住んでいます。
至るところが老朽化しており、隣町から引っ越してきた魔法少女のみかんから廃墟と間違われるほど。
ちなみにまぞくや魔法少女なら「光闇割」で月120円で住めるそうです。廃墟とはいえ都内ワンコインはかなりお得…かも？
5.危機管理モードという戦闘フォームに変身できる。
身の危険が迫ると危機管理フォームが発動して
特別な衣装をまとった戦闘モードに変身します。
合言葉は「ききかんりー！！」
欠点は肌が冷えるのに加えて現代社会と服装の感性が異なること。変身して街を歩けばご近所から軽く困惑されてしまい、桃からは半裸扱いされる始末。デザイン考案者のごせんぞ曰く「肌の露出が増えると戦闘力が微増する」とのことですが、むしろ恥ずかしさで戦いづらくなっているような…
6.体からコミカルな効果音が出る。
ポゴー！ポガー！ぶんぶかー！
シャミ子からは常にコミカルな効果音が出ています。アニメまちカドまぞくでは声優の小原好美さんの声で効果音をひとつひとつ丁寧に収録されています。要チェック！
※ちなみにアニメで使われているまぞくが怒った時になる笛のような音はアニメ「DR.STONE」で効果音として起用されたとか。
7.意外とアルバイトが得意。
運命的なレベルで貧しい生活を強いられているシャミ子は宿敵を倒すための軍資金(もとい生活費)を自力で貯めなければなりません。そのため、友達の働くお肉屋さんでたこさんウィンナーの試食を提供したり、商店街のゆるキャラ「たまさくらちゃん」の着ぐるみ姿でアメちゃん配りをするなど日々アルバイトに勤しんでいます。
アニメ２期ではとある喫茶伝でウェイトレスとして働くことになります。意外にも仕事は器用にこなせており、初出勤のホールスタッフをワンオペでこなすほど。
日頃から桃に「おばか！」と怒られることの多いシャミ子ですが、意外と仕事が出来る一面もあるのです。
きっとヴィレヴァンでのバイトも余裕ですね！
8.他人の夢に入り込む能力を持っている。
このようにシャミ子は健気に頑張るちょっとへっぽこなまぞくですが、じつは結構優秀な能力を持っています。なんと他人の夢に入り込んで気持ちを操ることが出来るのです。シャミ子たちは「夢魔」と呼ばれる種類のまぞくであるため、他人の潜在意識に干渉して気持ちを惑わす事ができます。
つまり、その気になれば洗脳した桃からドバドバ生き血を頂いて一族を復興することも可能というわけです。
作中ではこの力を駆使して桃の心の中に潜入するのですが、そこでシャミ子が見たものは…
ここから先はアニメとコミックで続きをかつもくせよ！
終わりに
こんな感じで闇のイメージとは程遠いへっぽこまぞくなシャミ子ですが、友達思いで優しく頑張り屋な子だということがお分かりいただけたと思います。
一方で魔法少女の桃はシャミ子とは対照的な性格。何でも一人でこなせるタイプでシャミ子とは違って人付き合いも上手い方ではなく、大きなお屋敷でたった1人で暮らしています。
そんな生活に現れたシャミ子の献身的で明るく健気な性格に、桃はだんだんと心を開いていきます。武器や魔術を一切使わず、持ち前の可愛さと優しさで宿敵の心を開くシャミ子は、もしかしたら立派な魔族なのかもしれませんね。
結局何が言いたいのかというと、シャミ子が一番可愛いんだよ。
コメント
コメント一覧 （1件）
HONYAPI様、記事作成ありがとうございます！
しゃみこ、いいですよね、しゃみこ！
笛の効果音がDr.stoneにも使われてたとは知りませんでした…！
シャミ子の魅力が存分に伝わりました。
しかし気になった点がいくつかあったので、ちょっと重箱の隅をつつかせてください。(記憶違いとかだったら申し訳ないです)
まず、ばんだ荘の家賃は月120円だったかと思います。
コマのタイトルが「最近のジュースよりも安い」だったはずなので。
500円なのはシャミ子のお小遣いですね。
また、たまさくらちゃんの着ぐるみアルバイトをした時に配っていたのは風船ではなく、チラシと飴だったはずです。(風船も配ってましたっけ？)
「アメ配ってチラシ配って混乱する！」ってセリフがあったかと記憶しています。
あと、超細かい話ですが、着ぐるみのキャラクターは「たまざくらちゃん」ではなく、「たまさくらちゃん」です。
結構なトラップなのですが、これを間違えるとたまさくらちゃんオタクの桃に絞められます…！
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