こんにちは。ヴィレヴァン店員のHONYAPIと言います。
みなさんはファンレターって書いたことありますか?自分はなかったです。
この前友達が好きなキャラクターに宛ててファンレターを送っているのを見て、ああ言うのいいな。自分も描いてみたいな。と思い、思い切って書くことにしました。
今回自分が書いた相手はこの子。
カレンチャンです。
通称「カワイイの権化」
持ち前のカワイさと世渡り上手な性格、レースにおける絶対的な強さで老若男女問わず多くのファンを魅了するインフルエンサー系のウマ娘。
史実ではスプリンターの女王として池添謙一騎手を背に2012年の高松宮記念、スプリンターズステークスなどの大舞台を制しました。
ちなみに人馬問わずめっちゃモテたらしい。カレンチャンのアイドル性は史実でも変わらなかったようです。
さていま皆さんが読んでいるこのチアキャン。
これは「ヴィレヴァンスタッフが好きなものに対して語る」ことをテーマにしています。
ファンレターってある意味チアキャンなのでは?
そう思った自分はチアキャンもかねてカレンチャンの誕生日に合わせてファンレターを書くことにしました。もちろん手書きで。
せっかくなので、実馬のカレンチャン号の誕生日である平成19年3月31日に合わせて19331文字に収めて書いてみました。
職場の人に「怪文書」と言われた自分の初ファンレター、文字起こししたのでぜひ流し見でご覧いただけるとうれしいです!!
カレンチャンへ
カレンチャンへ
こんにちは。自分はヴィレッジヴァンガードで働いているHONYAPIと言います。
今日は3月31日。カレンチャンの誕生日と言うことでお祝いのファンレターを書かせていただきました。
お誕生日おめでとうございます!
突然ですが、自分はカレンチャンの大ファンです。
まずカレンチャンって名前が好き。カワイイを表すカレンに愛称のチャンがついてカレンチャン。
「カワイイを表現する言葉でこれ以上のものはないんじゃないか」ってくらいキュートな名前に一目惚れしました。
名は体を表すと言うように、ウマ娘としてのカレンチャンも信じられないほどカワイイ。
芦毛を思わせるオフホワイトカラーの髪色に吸い込まれるような紫の瞳。
可憐と言う漢字を擬人化したかのような容姿とは裏腹に、スプリントの女王に相応しい風格を感じる振る舞いがギャップ萌え。
そして何よりも、自分の信念を決して崩さない不屈の精神力と心の内を明かさないカワイくもダークな雰囲気に魅了されました。
自分がカレンチャンのファンになったきっかけはアドマイヤベガのストーリーでした。
生まれた時に亡くなった双子の妹の分まで走るために、ストイックな練習に打ち込むアヤべさん。
その性格は禁欲的で、カレンチャンとは対照的なウマ娘でした。
そんなサバサバとした性格のアヤべさんにあしらわれても嫌な顔をせずに絡み、次第に心を開いていく様子はまるで実の姉と妹のようでした。
暗闇でひっそりと輝く彼女を太陽のように優しく照らすカレンチャン。
そんな人となりに魅了された自分は、すぐにカレンチャンのファンになりました。
さて、ここまでカレンチャンに対する熱意を語りましたが、実を言うと自分はこの文章を書くまでカレンチャンを持っていませんでした。
前店長の勧めでウマ娘を初めてからはや2年弱。
自分はこれまで何十万個ものジュエルを使ってガチャを回してきました。
それでもなぜかカレンチャンは今まで一つも当たった事がありません。
ガチャ運がないのか、新衣装が実装されたときにもなけなしのジュエルを叩いてもカレンチャンはおろか、星3すら出ず。
天井するジュエルもお金もなかった自分は結局カレンチャンを引けなかったため、周りで育成をしている友人のトレーナーをずっと羨んでいました。
そんなこんなでこれまでカレンチャンを一度も当てた事がなかった自分。転機が訪れたのはウマ娘2周年の時でした。
ウマ娘2ndアニバーサリーを記念してジュエルを購入すると一回限りの星3育成ウマ娘引換券がもらえるキャンペーンが実施。
なんとカレンチャンはその交換対象になっていました。もちろん交換しないわけにはいけない。
こうして自分は実装されてから681日目にしてようやくカレンチャンをお迎えしました。
さて、自分はどちらかと言うと自分はマンハッタンカフェのようなちょっと内向的な子に惹かれるタイプ。
カレンチャンのような絶対的な自信を持っているような妹系キャラにハマるのは初めてだったのです。
そんな自分がなぜここまでカレンチャンに魅了されたのか?
それはきっと、カレンチャンが持つ底知れない精神力、そして己のカワイさを疑わない自己肯定感を持っていたからでしょう。
自分はヴィレヴァン店員をする傍ら、音楽や服を取り扱うアーティストとして創作を行っています。
さて、ものを作る上で一番大切なことは自分のやりたいことを信じる自信と折れない心だと言われています。
自分の好きなアーティストであるジェフミルズはこう言います。
「自分をフルに表現する自信や確実性がなければ、自分から良いアートなんて出せないんだ。いつも「あぁ俺はいい仕事ができるのかな?俺は上手くやれてるのかな?」って思いながら過ごすわけにはいかないんだ。」と。
自分をフルに表現する自信や確実性、カレンチャンはそのどちらも兼ね備えています。
「ものを作る上でいかに実力と自信を保っていくか」と言うことを常に考えていた自分があなたに魅了されたのは、ある意味必然的だったのかもしれません。
自分が欲しいものを持ち合わせているカレンチャン。そんなあなたが唱える「カワイイ」とは何かを真の意味で理解するために、仕事の合間を縫ってカレンチャンに向き合いました。
そうして育成すること1ヶ月、ついに育成ストーリーを読破したタイミングで、本日カレンチャンの誕生日を迎えました。
さて、うちの会社では好きなものについて勝手に応援する「チアキャン」と言う仕事があります。
ひたすら好きなことについて語るもよし。カメラを回して商品紹介をするもよし。
表現は問わないので好きなものに対する愛を伝えようと言う業務です。
今すぐカレンチャンの魅力を語りたい自分にとって、まさにもってこいの仕事でした。
でもただ語るだけではちょっとつまらないから、どうせ書くなら壮大なスケールの内容にしよう。
と言うわけで193331文字のカレンチャンのファンレターを書くことにしました。
前置きは長くなりましたが、ウマ娘ストーリーや育成シナリオでの思い出を振り返りながら、カレンチャンのカワイイの真髄について綴っていこうと思います。
かなりの長文になりますが、トレーニングの合間にでも流し見していただけると幸いです。
ウマ娘ストーリー(前半)
育成ストーリーでのカレンチャンの初登場はそれはそれは華やかなものでした。
入学当初からウマスタグラマーとして名を馳せていたカレンチャン。
転入初日から多くのファンが出待ちしているなど、ゴールドシチーやスマートファルコンにも劣らないアイドル性。
みんなが待ちわびる中、颯爽とリムジンから降りてきたカレンチャンはすぐさまファンの元へ駆け寄ります。
「みんなが喜んでくれるのがカレンの幸せ」と言いながら、ツーショットを求めるファンには即座に似合うポージングを考えてあげるなど、この時のファンサ対応には脱帽しました。
メイクデビュー前から絶対的な人気を誇るカレンチャン。「さぞトレーナー契約は争奪戦になるんだろうな、、」と思いきやトレーナーを「運命の人」として即座に指名。入学前にすぐに契約を済ませるカレンチャンでした。
そんなカレンチャンの入学理由は「カワイイ」と褒められて注目を浴びたいから。
レースに対して並々ならぬ想いを持つトレセン学園の生徒にしては、動機がかなり軽いカレンチャン。
そんなカレンチャンを心配するトレーナーに対して「大丈夫だよ。だってカレン、とーってもカワイイから♪」となんの説得にもなってない軽いノリで答えました。
それでも厳しい倍率のトレセン学園に入学するほどの実力を持つカレンチャン。その後の体力テストでも新人らしからぬタイムを打ち出します。1話では「カワイイ」に含まれた意味に計り知れない重さを感じました。
2話では「トレセン学園プリティーグランプリ」なる、パフォーマンス・スピーチ・レースから多面的に勝負する大会が開催。
まさにカレンチャンにうってつけのレースです。カレンチャンは「プリティーグランプリ」と言うネーミングに反応して即座に(と言うか勝手に)グランプリ登録を済ませます。
これに「押し切られてはいけない」と感じたトレーナーは、カレンチャンがやっているSNS”ウマスタ”をチェックします。
パフェを食べている写真には44906いいね。
「ウマスタを毎日3回以上更新しているのに私生活が全く見えない」
「底知れないところが魅力」
「実は宇宙人なのでは?」
などなど、カレンチャンに対するコメントを見て天を仰ぐトレーナー。ますますカレンチャンがわからなくなっています。
そんな中迎えたグランプリ予選。カレンチャンはパフォーマンス審査もスピーチトークもそつなくこなします。
順風満帆のように思えた矢先、肝心のレースでは落鉄してしまい大きく失速します。
これにはファンも落胆し、カレンチャンを良く思わない人からは蹄鉄が落ちたことに対してレースを怠っていると批判されれる結果に。
自分のミスに対して「浮かれてて、恥ずかしくて、カワイくない」と言い残し、トレーナーの元を去ったカレンチャン。
カワイイに対して人一倍の熱意を抱く貴方ですが、それに対して重すぎるくらいの責任感を背負っていたのでしょう。
その後、「伝説のウマ仙人に会いに行く」という理由で失踪するカレンチャン。
ウマスタの投稿を頼りに捜索すると、何やらお経的なものを唱えながら滝に打たれているカレンチャンを発見。
トレーナーは夢を支える者として担当ウマ娘のことをよく知るため、カレンチャンに話をしようと持ちかけます。
対して「カワイイの中の私も知りたいんだね。私の全部を知る覚悟はあるの?」と真剣な眼差しで答えるカレンチャン。
なんだか自分に言われているような気分になりました。少したじろぎながらも覚悟を決めたトレーナーに、カレンチャンは幼少期の出来事を語ってくれました。
生まれた時から笑顔いっぱいで、家族を幸せにしていたと言うカレンチャン。
実の兄から「カレンの幸せはみんなを笑顔にするね」と褒められて、3歳にしてカワイイ存在であろうと目覚めたと言います。
頭の回転が早いカレンチャン、この頃から賢さの片鱗を見せています。
あらゆる研究をし尽くしたある時、ファンから「恩人」だと褒められるようになります。
自分の可愛さで人を救い、自分も褒められて嬉しくなる。そんなサイクルを広げていきたいと思ったと話すカレンチャン。そんなカワイイを追い求めた先にあったのが、レースの世界でした。
ある時テレビで見たウマ娘が、泥臭くも輝いていた。自分の知っている可愛さとは違ったが、キラキラしている姿に「かわいい」と感じたカレンチャン。
「トレセン学園に入ってレースに勝てば、彼女たちよりも輝ける。そうして世界中がカレンに夢中になってほしい。」と、語りました。
つまりカレンチャンの信じるカワイさとは誰かを幸せにすること。そのためにがむしゃらに頑張る姿勢。
”カワイイ”の言葉に集約された想いには、トゥインクルシリーズで強い自分を魅せる覚悟と、それを応援してくれる人を幸せにしたいと願う思いやりを感じました。
自分が信じる”カワイイ”に対して完璧を追求するカレンチャン。準備を怠って落鉄に対する自分を戒めるためにトレセンから遠く離れた島で修行をしていたのでした。
そんなカレンチャンのことを「負けず嫌いなんだね」と言うトレーナー。「えーっ?それカワイイ~?」と困惑しながらも同意するカレンチャンのはにかんだ笑顔は、育成ストーリーの中で一番可愛いと感じたシーンでした。
そうして迎えたプリティーグランプリ決勝戦の当日。
修行帰ってきたカレンチャンに対して、エアグルーヴ、マルゼンスキー、ゴールドシチーといった錚々たる面子が立ちはだかります。
予選の失敗もあってみんなの目も厳しくなる中、世界一カワイイ自分を信じたカレンチャンは決勝戦最高タイムでゴール。
最後のスピーチに向けて、トレーナーは「みんなの夢を体現した姿だけでなく、素を見せて欲しい」とアドバイスを送ります。その言葉を受けてなのか、壇上に立ったカレンチャンは自分の信じるカワイイについての思いを赤裸に語ってくれました。そのスピーチは今まで良く思っていなかったウマ娘まで虜にするほど。
こうして見事プリティーグランプリの優勝したカレンチャンはトレーナーを選んだ理由を語ります。
「思い通りにできそうだから」とそして、過去に一度会っており、その時に「宇宙一カワイイ」と言う夢を笑わなかったことを告げます。3歳からカワイイを自覚してその研究に励んでいたカレンチャン。幼少期の思い出でも、ずっとトレーナーのことを覚えていたのでしょう。
ふわふわした言葉に並々ならぬ想いを詰めて、トゥインクルシリーズへの舞台に立ったカレンチャン。
4話の最後でトレーナーが言ったように「宇宙一カワイイ」と言う言葉に相応しいウマ娘でした。
ウマ娘ストーリー(後半)
さて、続く5話でもカレンチャンは行方不明になります。
練習時間になってもなかなか来ないカレンチャン。心配になってトレーナーが探しに学園に来ると、彼女のクラスメイトから少し前から上級生から呼び出されていることを聞かされます。
一目散でカレンチャンの元に行くトレーナー。校舎裏に行く複数のと上級生達に絡まれているところを発見します。
しかしトレーナーが声をかけると「あ!もしかしてトレーニングはじまってる!?いやんっ、ごめんなさーいっ」といつも通りのご様子。
それに対して「カワイイカレンチャン!」と口を揃えて叫び出す上級生。
何を話しかけてもそれしか喋らなくなっています。練習前に上級生に絡まれていたと言うカレンチャン、ちょっとした誤解があったそうで上級生とかる~く「お話」をして打ち解けたと話します。カレンチャンが間に入れば世界中の紛争無血だって解決できるんじゃないかな、、、
続く6話はミステリアスなカレンチャンを理解しようとしたトレーナーの話でした。
ウマスタグラムにあげていたカフェへ行くと、ばったりカレンチャン本人を見かけます。彼女を理解すべく、お買い物に向かおうとするカレンチャンを追いかけるトレーナー。
ストーカーじゃん!と思いましたが、いくら一緒にいても素性のわからないカレンチャンを知るためにこっそり後を付けようとするトレーナーの気持ちもわからなくもないです。
そうしてトレーナーにつけられながらお買い物をするカレンチャン。最初に入ったお洋服屋さんでは店員との会話で子供の時からマゼンダやバイオレットといったカラバリを理解して選んでいたことを明かします。流石カレンチャン、小さい時からカワイイの研究に励んでいただけあって、自分に合う色合いを熟知しています。
続くショッピングモールではぬいぐるみを買おうか迷うカレンチャン。「カレンチャン!ぼくをつれてって!」とねこのぬいぐるみにアフレコを入れます。そのかわいさたるや、隣に鉢合わせた青年をファンにするほど。逐一カワイイ素振りを見せるカレンチャン、なんだかトレーナーに見せつけているかのように見えるのは気のせいでしょうか。
そんなこんなで買い物を終えたカレンチャン。ちなみにこっそり後をつけていたことは最初から知っていたそうです。
さっきの振る舞いはやっぱりトレーナーを意識していた?
さらにはトレーナーが自分のことを理解しようとしていたことまで見通していたカレンチャン。自分の内面を知ろうとするトレーナーに対してカレンチャンは「よくわからないところもカレンを演出する魅力」だと語り、あくまでも見てほしいところだけを見せていると言いました。
確かにカレンチャンの言うとおり、ファンとしては演出された部分だけを見ていればいいのかもしれません。持ち前のカワイさで万人を魅了するカレンチャン。その全てを知りたいと思っても、見えない部分に踏みこむのってかなり勇気がいる行為でもあります。
彼女が演出する理想のベールのその先が、自分が思っていたものと違ったらどうしよう。
ファンであればあるほど、推しの見えない部分と向き合うことに対して不安になるはずです。
トレーナーもまたカレンチャンのファンであることは間違いないのですが、彼女の夢を叶えて行くためには、他の人と同じように魅力を享受してばかりではいけないと判断。「自分はそれじゃダメだ」と彼女を支える立場として見えないところまで理解しようとします。
カレンチャンに対するトレーナーの行動を見ていると、なんだか蛮勇的だなって思います。
そんなトレーナーとしての責任感と覚悟に「負けず嫌いなのね、、、」と折れるカレンチャンでした。
育成ストーリーの最後は夏合宿の話。暑さでバテたカレンチャンは練習を頑張る代わりにご褒美デートとして夏祭りに連れて行ってもらおうとお願いします。
トレーナーがオッケーした途端、さっきまでヘロヘロだったカレンチャンは苦しそうな様子を見せることなくトレーニングをこなします。今更ですがトレーナーに対するカレンチャンはちょっとあざといなと思いました。
夏祭りではカワイイという理由でリンゴ飴をサービスしてくれたり、トレーナーとのツーショット写真をウマスタに更新したりと平常運転。そんな中、いきなり打ち上がった花火にカレンチャンは驚き、ちょっと曇った顔をしてお祭り会場を後にします。花火の音にいつもと違う表情を見せるカレンチャン。
実は花火が嫌いで、小さい頃に打ち上がった花火にみんなの視線を持っていかれたことが悔しかったと語ります。
そんなカレンチャンの夢はいつか花火よりもカワいくなって見せること。
花火に照らされながらキラキラと輝くカレンチャンに対してトレーナーは「花火よりもカワイイよ」と言います。初めてトレーナーの口から言ってくれた「カワイイ」に笑顔で喜ぶカレンチャン。
ずっとトレーナーはカレンチャンの見えない部分を理解しようとしてきましたが、ここで見せた笑顔には演出したカワイさではない、ありのままのカレンチャンが見えたように思いました。
カワイイカレンチャン 育成ストーリー
育成でのカレンチャンは、ウマ娘ストーリー同様に賢くて行動力のある努力家でした。
そして何よりトレーナーに対して甘えたがりなウマ娘でもありました。
ウマスタにアップする写真を撮ってもらったり、逆にトレーナーを不意打ちで撮ったり。
おやすみを挟むと長期休みでもないのに「会えなくて寂しかった」と甘えてきたりと、何かにつけてベッタリでした。
「わぁっ、お兄ちゃんだぁ~!早速お兄ちゃんと会えるなんてうれしいな~♪」
休み明けにここまで再開を喜んでくれる子は多分カレンチャンが一番。ナリタタイシンの育成時なんて「うわ、アンタか」の一言だったのに。
熟睡ストレッチを試した日には、「朝からとびきりカワイイカレンをお届けだよ~♪」とウキウキ。
そんな常時カワイイに徹しているカレンチャン、インフルエンサーだけあってどんな場面でも常に注目を集めていました。
「#Currenを覚えて帰ってね♪」では公開練習の日にファンがたくさん集まります。
ルックスのカワイさだけでなく、競走ウマ娘としての実力を発揮して見物客を魅了します。
練習終わりには握手会をサプライズ開催するなど、ファンサも忘れません。
「ダンスレッスン」ではレース場でダンスを見学中にライブに感化されて踊り出したいと言い出すカレンチャン。
邪魔にならない近くの公園で踊らせますが、通りすがりの人を次々にファンにして混乱を招く事態になります。
時には雑誌の編集部につかまって練習に参加できなくなることもあったカレンチャン。カワイイであることも大変だなと思いました。
またある時には家族づれのファンを対象にした交流イベントを開催。子供たちにも大人気のカレンチャンは、お弁当タイムでは子供からお弁当のおかずを分けてもらいます。
子供達はわれもわれもとお弁当をカレンちゃんに食べさせようとし、しまいには親まで食べて欲しいと懇願してきました。
カワイイが故に大量のお弁当を分けて貰い、ちょっと困惑するカレンチャンでした。
そんなカワイイの権化みたいなカレンチャンは練習では厳しいトレーニングもそつなくこなし、合間の時間もウマスタ更新に勤しむなどストイックな一面も見せてくれました。
ただし、怪我した時には「甘いものを食べたら元気になる気がする~」「今日発売の雑誌の特集が気になる」などと甘えん坊に。
極め付けは「おんぶをして欲しい」などとトレーナーに対してわがままをいうカレンチャン。
それでも怪我したことに対しては可愛くないと反省気味。
無理な練習をさせて怪我をさせたのはこちらなので、このシーンは少し罪悪感を感じました。
トゥインクルシリーズ
そんなトレーナー大好きでカワイイに対する熱意を持つカレンチャン。
トゥインクルシリーズではなりたい自分を手に入れるために、育成ストーリーの当初からトレーナーを振り回していました。
トレーナーからレースの目標について聞かれると、「ないかな♪」とバッサリ。レースに対して目標が無いウマ娘って初めて見たかもしれません。
一方で目指したい称号はあると語るカレンチャンは、華やかそうでカワイイ「トリプルティアラ」を目指したいと言います。
カレンチャンはスプリンター気質なので距離が長いレースは難しそう。
それでも距離がどこまで伸びるか試してみたいと語るカレンチャン。
やりたいと思ったことに対する決断の速さと行動力はウマスタによって磨かれたのでしょうか。
レース自体に目標はないカレンチャン。初年度のジュニア級ではカワイイ称号のために距離適正の壁に挑戦しました。
そうして迎えたメイクデビュー。「#メイクデビュー #すっごく #緊張」とハッシュタグをつけて写真を投稿するカレンチャン。
でも萎縮している様子はなく、むしろ自らが緊張感のあるオーラを放っています。
まるでカワイイを示したくて闘争心に燃えているかのような雰囲気を感じました。
カレンチャン育成初レースは無事勝利。控室へ戻ってきたカレンチャンは落ち着いた様子でした。
事前に投稿した写真を開くと、たくさんの応援コメントが集まっていました。
一方でレースに対してあまり興味を持っていないファンもちらほら。走る姿に注目してほしいカレンチャンはファン獲得のための知名度アップ活動を行います。
こんな具合で如何なる場面でも隙のないカレンチャンでしたが、時折クールな一面が垣間見える時がありました。
育成ストーリー「カワイイの本気」では、インタビューを応じるカレンチャンに対して失礼な質問をする記者が登場。
トレセンに入った理由を「バズりたいだけで雰囲気のためにレースをしているのでは?」と投げかけます。
それに対して怒ることなく、「トレセン学園が遊びで入れないこと」「そんな世界でもレースで買って一番可愛くなることを本気で目指していること」を真摯に語ったカレンチャン。
以前質問してきた記者でもあり、過去に発言を切り取られたことを反省して「舐められないように」はっきりと答えます。
自分の信じるカワイさを貶されないために冷静に対処する姿はまさにカッコイイカレンチャンでした。
メイクデビューの後にファンを3000人獲得する目標を達成したカレンチャン。
一年のトレンド部門にノミネートされたことに対するお礼も兼ねて、クリスマスにファンミーティングを開催します。
この企画がトレーナーに知らされたのはなんと当日。カフェテリアの手配から学園の申請、告知まですべての手配を一人で済ませたと言います。
やりたいことに対する行動力はオタクウマ娘のデジたん(アグネスデジタル)に匹敵するレベルでしょう。
ファンミではレースを見てファンになった子も集まって大盛り上がり。
大盛況で終わったファンミですが、片付けしているとカレンチャンのファンがオークスウマ娘を見つけて集まっているところを目撃します。
改めてレースが惹きつける力を知り、トリプルティアラへの挑戦を決意するカレンチャン。
距離適正を確かめるためにも、芝1400mコースの「フィリーズレビュー」に挑戦するのでした。
クラシック級 トリプルティアラへの道
年が明けて、クラシック級の一年がやってきます。初日の出を見に山頂へやってきたカレンチャン一行。
お日様パワーをもらったカレンチャンは、トレーナーに山を駆け下りるかけっこを申し出ます。
案の定トレーナーは負けてアイスを奢る羽目になっていました。出来レースとはまさにこのこと。
そうして迎えたフィリーズレビュー本番、育成ストーリーでは見事1着を獲得しました。
しかしこの距離以上のレースは難しいと判断したトレーナーは、心苦しくもカレンチャンにトリプルティアラ路線を回避するように告げます。
意外にもすっぱりと諦めるカレンチャン。「ティアラ以上にカレン自身が輝けばいい」と言い、自分の適した目標へと路線を変えていきます。
とはいえ一度描いた目標を諦めるのは酷なこと。ましてや華やかな舞台で自分を魅せたいカレンチャンがクラシックの舞台を去るのは尚更のことでしょう。
それでもトリプルティアラに執着せずに、自分が最大限発揮できる舞台でカワイイを目指すカレンチャン。
切替の早さには、自分の実力と信念に対する絶対的な自信を感じました。
ティアラの代わりに「大きな舞台で買って、1番愛されるウマ娘になる」と言う新たな目標を立てたカレンチャンは、短距離路線の舞台へ挑戦します。
まずは葵ステークス。
出走前にレースのコメントを確認して気合を入れるカレンチャンは、他のウマ娘の追随を許さぬ走りで見事優勝を手にします。
レースから帰ってくると、夜遅くまでジョギングをするエイシンフラッシュに遭遇。
いつもクールなフラッシュですが、この日はずっと憧れていた日本ダービーを前にして緊張して落ち着かない様子でした。
夢の舞台に挑むフラッシュの姿を見届けなくてはいけないと感じたカレンチャンはトレーナーにお願いして、東京レース場へ応援しに行きます。
翌日の日本ダービーにて、桁違いの盛り上がりを目にするカレンチャン。
大歓声の中で見守られたダービーでは、なんと低人気だったエイシンフラッシュが人気ウマ娘を押しのけて見事に1着へ輝きます。
念願のダービーを勝ち取ったエイシンフラッシュを見て、「フラッシュの真剣な顔が幼くて可愛く見えた」と語るカレンチャン。
対してダービーの大舞台に反して短距離の盛り上がりが欠けていることを懸念します。
自分のカワイさだけでレースを盛り上げるのは一筋縄ではいかないことを悟るカレンチャンは、強者になるために「修行」を開始しました。
修行の最初の関門である函館スプリント。ここでもカレンチャンは勝利するのですが、優勝しても観客の反応がイマイチだったのか、「みんなの心を掴んだ感触がない」と語るカレンチャン。
短距離レースの盛り上がりが欠けていることを気にしたのでしょうか。
それでもトレーナーからSNSに集まったレースのコメントを見せられた時に、じわじわだけど短距離に注目する人が増えているところを見て喜びます。
自分のカワイさだけでなく、レースに挑む世界もカワイイと証明しなければならない。
クラシック路線への出走は叶わなかったカレンチャンですが、自分が走る舞台を同じくらい盛り上がるレースにしようという気概には感銘を受けました。
夏合宿2年目 スプリンターズ S
夏合宿2年目に入り、カワイイを磨くための修行を行うカレンチャン。
ある時、「1番愛されるために必要な物がまだ見えない」と行き詰まります。
ウマスタの写真を投稿するために、乱れた髪を整えて顔を洗おうとしたところ、「そのままでも十分に輝いている」とカレンチャンを止めるトレーナー。
確かにみんなの頑張る姿に刺激を受けたけど、それはレースっていう場があって活きる可愛さだと言います。
確かにカレンチャンの言う通りかもしれませんが、自分もトレーナーの言う通り満身創痍のカレンチャンを見せてもいいのでは?と思いました。
ここでトレーナーはエイシンフラッシュが低い人気で勝利したことを引き合いに、頑張る姿に共感性があることを説きました。
その言葉を受けて何かを見出したカレンチャン。「変わらなくていい。”変える”だけ」と話し、ストイックに修行に打ち込む様子をトレーナーに撮ってもらいます。
ここで自分は選択技「スポ根定番の砂浜ダッシュ」を選択。
もう一本砂浜ダッシュを追加されたことにちょっとイラッとしたのか、ついでにトレーナーも走らされるのでした。
そうして終えた二度目の夏合宿。インフルエンサーとトゥインクルの二足の草鞋を履くカレンチャンは練習の合間を縫ってはSNS投稿に勤しみます。
もちろん拡散のためにハッシュタグも忘れないカレンチャン。
この時のタグは #修行 #完了! #パワーアップ #した #カワイイカレンチャン #乞うご期待♪ #えへ←カワイイ。
こうして2年目の夏合宿を終えたカレンチャンは、トレーナーのアドバイスから何かを閃いたのか「大事なことがわかった!」と言います。
「でもまだヒミツ~♪お兄ちゃんのことびっくりさせたいの!」と言うカレンチャン、スプリンターズSの日に何かが起こるとだけ予告をして全てを教えてくれませんでした。
トレーナーと一緒に合宿所を後にするカレンチャン。帰り道に修行のご褒美としてファンの子が教えてくれたと言うジェラート屋さんに立ち寄ります。
ファンのコメントもしっかりチェックするだけでなく、アドバイスを参考にする姿勢の低さ。
もし自分がこのファンだとして勧めたジェラート屋の写真がウマスタに乗りでもすれば間違いなく泣いちゃうでしょう。
そうして迎えた初G1の舞台、スプリンターズステークス。
彼女が最近始めた動画企画「おすっ♪夏合宿シリーズ」の投稿が1000万再生されたこともあり、選手としてのカレンチャンに注目が集まります。
レース前には怒号のような声援に包まれるカレンチャン。熱狂の中心に自分がいることにご満悦の様子。
「今までの自分はドラマを見たかった人には刺さらなかった」と分析するカレンチャン。そんなファンも巻きこむことに成功します。
彼女が抱いてきた「自分を変えるのではなく、周りを変える」という思いがようやく形になりつつある中、ニシノフラワーが最大の相手として立ちはだかります。
どうやらカレンチャン曰くフラワーはお弁当の妖精と呼ばれており、カレンチャンを超える435万フォロワーを抱えているとのこと。
インフルエンサーの短距離ウマ娘という同じ立場のライバル、そんな相手に勝利しても「手放しに喜べない」と次のレースの計画を立てたカレンチャン。
負けた時は自分はまだまだカワイくなれると野心を滾らせるなど、「カワイイ」に対して無耳ならぬ執念を見せるカレンチャンでした。
カワイイダービー♪
次なるイベント「カワイイの計画、、、?」にて、トレーナーに真剣な文面のメールを送ったカレンチャン。
「親愛なるお兄ちゃんへ 今後に関わる大事なお話があります。
詳細は次に送るメッセージをご覧ください。明日11時待ってます カレン」
カレンチャンのことだから走りに関係ない話かもしれないと疑問に思うトレーナー。次の日会うと「ライバルたちの情報を集めたから報告したいの」と今後のレースの話題を持ちかけられました。本当に真剣な話だった。
私物のタブレットを取り出したカレンチャンはビコーペガサスやヒシアケボノ、タイキシャトルにサクラバクシンオーなど短距離路線のウマ娘たちをまとめた動画をトレーナーに見せました。
サラッとカレンチャンが映像編集も得意だということが明かされます。
短距離ウマ娘たちはレースのみならずSNSの分野でもインフルエンサーばかり。
サクラバクシンオーに至っては天然系バズウマッタラーとして勢いを見せているとカレンチャンは語ります。こちらでいうところの長州力みたいなポジションなんでしょうか、、、?
しかしウマ娘はみんなが容姿端麗。美人なことが当たり前な世界において「カワイイ」という至ってシンプルな要素でトップウマスタグラマーに上り詰めていることを考えると、カレンチャンが人を惹きつける魅力は相当なものでしょう。
名スプリンターという一面だけでなく、SNSで名を馳せている様々な覇者が集う短距離レース。
カレンチャンは「ここに自分が加わると有馬記念も超えるほど盛り上がる舞台になり、そこで1着を取れば間違いなく1番カワイイウマ娘になれる」と語ります。
こうして育成ストーリーは3回目の年越しを迎えます。ちょうどこの時自分育成しすぎて夢にカレンチャンが出てきたのですが、なんとトレーナーの初夢もカレンチャンでした。
自分の夢はこのファンレターの文章を確認されると言う内容でしたがこちらは「日本でやるべきことを達成したカレンチャンが世界中にカワイイを届けるために旅立つ」というちょっと不穏な内容。
その後、トレーナーは初詣でばったり会ったカレンチャンと一緒に元旦を過ごします。
今後の展望について「短距離が一番だってことを示したい!」と意気込むカレンチャン。SNSとレースを連勤させた企画、「カワイイダービー♪」を提案します。
内容は「レース期間中にいいねを集めて、一番ウマいねがついたウマ娘が勝ち」という至ってシンプルなもの。
この企画に全てを賭けていると話すカレンチャン。トレーナーに提案することには企画の詳細もまとめており、学園の許諾も取るなど行動力の速さを見せます。
「立ちはだかれ各SNS覇者!ウマいねを賭けて、カレンチャンが挑む!」と言った煽り文句まで用意。
これまで誰よりもカワイイウマ娘になるために短距離路線を盛り上げようとしたカレンチャン。シニア級では一番カワイくなれる舞台を自らの手で作る計画に奮闘するのでした。
バレンタイン
少し時が流れて2月14日。バレンタインの日もカレンチャンはファンサービスに徹します。
ファンにはチョコの代わりに自分の写真を用意。一方チョコも作っており、相当苦労して作ったようです。
チョコ作りの練習中にはエディブルフラワー的なアレンジを入れるためになんとお刺身に乗ってた菊を入れたと言い出すカレンチャン。同室のアヤベさんに食べさせたようで、「まずい」「私で実験しないで!」などと怒られる始末。
アヤべさん、ご愁傷様です、、、
動画編集も企画立案もなんでもできるカレンチャンですが、料理が不得意と言う意外な欠点が判明。
完璧なカレンチャンに恐ろしさを感じていましたが、ちゃんと苦手なところもあってなんだか安心しました。
それにしてもバレンタインのカレンチャンはものすごく焦らしてきます。
チョコがもらえる幸せものは誰かな~♪と言いながらトレーナーに視線を合わせてきたかと思えば、すぐに話を切り上げてトレーニングに向かいます。
チョコを用意しているような素振りを見せながらも、何も事もなく帰ったりするカレンチャン。
対してトレーナーは誰に渡すチョコなのか気になるだけで、自分がもらえるとは一切思っていない様子。
トレーニング終了後、カレンチャンは「大切な用事を済ませていなかった」と言いながらトレーナーのもとに戻ってきます。
「カレンの用事って、なんだと思う?」と言いながらニコニコしながらも圧がある笑顔で質問してきます。
察しの付かないにぶトレーナーに対してしびれを切らしたカレンチャンは「あくまでもカレンに言わせる気なのね、、、、、」と拗ねます。
「心を込めた手作りなんだよ?普段料理しないカレンが、材料から拘った手作り。食べられるのは、、、一人しかいないのに。」
ずっとトレーナーの言葉を待っていたカレンチャン。焦らされていたのはカレンチャンの方だったようです。
ここまで攻めて、ようやくトレーナーの口から「カレンのチョコが欲しい!」と言ってもらいます。
その後も101回ほど言わせてもらったチョコレートはものすごく甘かったと言うトレーナー。
カレンチャンの気持ちが砂糖の分量に反映された甘いバレンタインイベントでした。
ちなみにカレンチャンが毒味をさせたアヤベさんは世話焼きな性格のおかげか料理は絶品とのこと。
カレンチャンに料理を教えるアヤベさんのストーリーもまたどこかで見てみたいです。
高松宮記念
そんなこんなで迎えた高松宮記念の前哨戦にあたるオーシャンステークス。カレンチャンの企画した「カワイイダービー」が早くも町中で話題になります。
カレンチャンの投稿したウマトックは人気を呼ぶも、同じく短距離王者であるビコーペガサスの「ウマいね」数には及ばず。
そのままターンを挟まずに直行した高松宮記念では彼女が最大のライバルとして立ちはだかりました。
控室ではカレンチャンを参考にして加工編集を取りいれたことを意気揚々と話すビコーちゃん。
それに対して「・・・ビコーちゃんが楽しめたみたいでよかった♪」と、若干言葉を詰まらせるカレンチャン。
改めてビコーペガサスが短距離路線において最大の脅威であることを悟ったのでしょう。
対してビコーちゃんは「真正面からカレン先輩を打ち倒すっ!」と宣戦布告をします。
「えーとこれって、カレンがビコーちゃんの敵的なノリ?」と応えてニコッとしながらも発破をかけるカレンチャン。
カワイイダービーへの勝利をかけて、いざG1の舞台に挑みます。
育成ではビコーちゃんを差し切り見事勝利することができました。翌日集計された「ウマいね」の数でも僅差ながらビコーちゃんを上回る結果に。
「どうして負けたのか教えて欲しい」と答えるビコーちゃんに対してカレンチャンは、強いて言うなら勝因は「誰に届けようかしたのか」の違いだと答えます。
ビコーちゃんはそれに対して自分の楽しいことを伝える方を優先したこと。それに対して、自分は誰もが共感するカワイイを貫いたことで、性別年齢関係なく幅広い人からウマいねをもらえたことが勝因だと分析をします。
それでも高松宮記念を盛り上げたことには変わりがないと労うカレンチャン。負けたことに対して落ち込むビコーちゃんに、挑戦したことによって生まれた価値を説きます。
こうして無事に高松宮記念を駆け抜けることができたカレンチャンでした。
【朔月のマ・シェリ】カレンチャン
さて、ここまではカレンチャンのストーリーについて振り返り、自分が感じたカレンチャンの魅力について語ってきました。
ここまで自分は限定衣装のカレンチャンで育ててきたのですが、その中で最も感動した衣装イベ「Where are you, Curren?」について振り返っていこうと思います。
レース以外にも自身の企画した「カワイイダービー♪」で他の短距離ウマ娘たちとウマいねの数を競うカレンチャン。トレーナーから複数のSNSを使った謎解きを提案されます。
動画撮影を行うカレンチャンですが、開始して10分も立っていないのに「休憩してジュースを買ってくる」と席を外します。
普段から好きなことに対してストイックなカレンチャン。集中力消えるのがあまりにも早くて、なんだか不自然です。
すると「お兄ちゃんへ。中抜けします。キラキラを巡って探しにきてね♪」というメッセージがトレーナーの元に届きます。
ジュースを買いに行くと見せかけたカレンチャン。トレーナーを巻き込んだ参加型クイズを作るのでした。
次にトレーナーがウマスタを開くと「#中抜け」のタグとともに寮の室内で撮影した写真がアップされてます。
次に挙げられた写真は中京レース場と中山レース場の写真に「#中抜け」とタグが付けられた投稿。中山レース場の方には「#反対の音」と2つタグが付けられています。
一体何を意味しているのでしょうか。
まず、「キラキラ」を英語にするとトゥインクル。「中京」「中山」から中という字を抜くと「京」「山」が残ります。さらに中山レース場に付けられた「#反対の音」を参考に「山」を反対にすると「海」。この二つの字を音読みすると「きょうかい」、つまり教会になります。
これに閃いたトレーナー、急いで教会に向かうとイベントストーリーの黒いドレスを着たカレンチャンが待っていたのでした。
イベントストーリーでは衣装に対して想いを込めたプロポーズをしたカレンチャン。トレーナーにも同じように自身に対する想いを語って欲しいと告げます。
これに対してトレーナーはカレンチャンがトゥインクルレースを重ねるごとに輝きが増してカワイくなっていること、それはカレンチャンの努力の証であり、そのカワイさが自他共に幸せにしていることを話します。
そしていまのカレンチャンには勝負服にふさわしい女王のような品格と美しさがあり、そんなカレンチャンは「宇宙一カワイイ」と告げるのでした。
ウエディングドレス限定衣装のイベにちなんでトレーナーの愛が試されるストーリーでした。
カレンチャンが作ったクイズは、どれもトレーナーとの思い出によって作られた問題。トレーナーとして一緒に苦楽をともに過ごしていなければ解くことはできないでしょう。
トリプルティアラを諦め、短距離路線に挑んだカレンチャン。
ただレースに挑むだけでなく、人気のない短距離路線を「カワイイ」ものにしようと企画まで立ち上げたカレンチャン。
可憐な少女が短距離路線の女王に上り詰める過程が走マ灯のように駆け巡りました。
それにしても閃くのが速すぎる。まさに「本当に賢い」カレンチャンなのでした。
最後の夏合宿・スプリンターズSをかけて
時は変わって夏合宿3日目の終わり。カレンチャンはいつもより落ち着いており、どこか大人っぽい様子を見せました。
育成イベント「これでカワイさバッチグー!」では、カレンチャンは瞑想を行います。夏合宿を修行と呼んだり滝行を行ったり、見た目に反して武士道精神に溢れているカレンチャン。
瞑想中に浮かび上がるのはなんとお立ち台の上で盛り上がるバブル系ウマ娘マルゼンスキー。
それを見てカワイイと盛り上がるオーディエンスを見て「もしかしてカレンの知らないうちに、世界のカワイイが変わった、、、、、、!?」と動揺するカレンチャン。
マルゼンスキーに感化されてお立ち台に立って踊るカレンチャン。
物語ではカレンチャンがお立ち台の上で扇子を振りまわしながらバブリーダンスをしている様子は割愛されましたが、このストーリーはいつかイラスト付きで見たいです。
さて、カレンチャン育成最後の目標はスプリンターズステークス。
2度目の挑戦となるこのレースは、カレンチャンが企画した「カワイイダービー♪」の効果で大いに盛り上がりました。
レース前には出走者が登場する特別映像が流れ、会場のボルテージは有馬記念並み。
一方で舞台裏ではいつになく緊張するカレンチャン。
それもそのはず、今回のスプリンターズSは企画の発案者として注目されるだけでなく、短距離路線が一番ということを証明するために力を注いできた事の成果が問われるレースです。
このレース、負けるわけにはいかない。万全の状態で挑んだスプリンターズS、無事勝利することができました。
ウィナーズサークルでは「カワイイカレンチャン」コールとともに観客全員がカレンチャンを称えます。
それを見た時に「ふふっ」と笑う笑顔は今までで一番幼く、満たされた顔をしていたのでした。
短距離がG1レース並みの盛り上がりを見せたこと。その場所で自分が「一番カワイイ」ウマ娘として頂点に上り詰めたこと。
カレンチャンがレースに対する思いが全て叶ったことに対する笑顔なのでしょう。
その屈託のない笑顔はボーノちゃん(ヒシアケボノ)からもいいお顔と評されるほど。
カレンチャンがトレーナーの元に駆けていく時、トレーナー自身の口から「最高にカワイかったぞ!」と褒められます。
この時のカレンチャンは自分が思い描く「カワイイ」になれただけでなく、他人の、それも自分が一番信じている人にとっての「一番カワイイ」になれた瞬間だったのでしょう。
カワイイカレンチャンのシーンはこの通り枚挙にいとまがないほどありますが、これを呼んでいる自分にとってもこの瞬間が一番カワイかったです。
クリスマス
トゥインクルシリーズが終わって迎えたクリスマス。
トレーナーはヴィゼノアールと呼ばれる超有名レストランのチケットをカレンチャンにあげます。
アドマイヤベガでも誘うように数枚渡しますが、カレンチャンは「ヤダッ!カレン、行かない。」と珍しくはっきりと断ります。
チケットは「カレンがもう少し大人になるまで待ってて欲しい」と断り、クリスマス当日は夜景の見える丘に行くことになりました。
カレンチャンが本当に欲しかったものはトレーナーとの時間。来年こそはトレーナーの口から「クリスマスもいっしょにいたい」と言わせてみると宣言しました。
トレセン学園で一番大切な最初の3年間が終わり、見違えるほど成長したカレンチャン。
年月が立ってトレセン学園を巣立つ時には、今以上に大人のカレンチャンになっているはず。
そうしたらトレーナーに大人の対応をされるのではなく、きっと大人同士として対等に接する時がくるでしょう。
トレーナーが差し上げたレストランのチケットはそれまでお預けということでしょうか。
シニア級のクリスマスストーリーは、大人になったカレンチャンの未来について色々と思い巡らせる内容でした。
エンティング・温泉旅行
そうして迎えたエンティング。
ノーマルイベントではカレンチャンに連れられてデパ地下の催事イベントに行く話ですが、もう一つのエンティングである「カワイイのその先へ」ではCrown of Cuteness賞を受賞します。
なんでも理事長が新設した賞とのこと。
学園の食堂に回転寿司を導入しようとしたり、思いつきでいろんなものを作る理事長。もしかしてカレンチャンのために作った賞なのでは?
国内レースにおいてカワイイの頂点へ上り詰めたカレンチャンは、次なる目標として海外へ飛び立ちます。初夢が正夢になった!?
ただし夢とは違ってトレーナーも一緒。カレンチャンは「トレーナーがいれば、自分はどこまでもカワイイを広げていける」と語ります。
「これからもず~っとカレンだけを見ていてね♪」とカレンチャンなりのねぎらいの言葉をかけて、空港を飛び立つのでした。
カレンチャンの育成ストーリーの最後は温泉旅行のイベント。何度も挑戦してようやくチケットを引き当てました。
商店街の福引で特賞を当てたカレンチャン。日頃の疲れを癒してもらうためにトレーナーに温泉旅行券を差し上げます。
それに対して受け取れないと断るトレーナー。あくまでもカレンチャンのために使って欲しいと旅行券を返しました。
担当思いのトレーナーに折れたカレンチャンは、すべてが終わって区切りがついたら一緒に温泉に行こうと約束。
そうしてトゥインクルシリーズがひと段落し、トレーナーと一緒に温泉旅行デートをするのでした。
カレンチャンは旅館で「普段から好き放題している分、本当は自分がいない方が羽を伸ばせるかと思った」と告げます。
自分がやりたいと思ったことを全力でサポートしてくれて、同じところで夢を叶えようとするトレーナー。だからこそ、自分のいないところで休んで欲しかったと言います。
契約を結んでから、常に身を粉にしてカレンチャンを支えてきたトレーナー。きっとカレンチャンが幸せになることが自分にとって1番の幸せなのでしょう。
そんなどこまでも献身的なトレーナーに対して、カレンチャンは「カワイイよ」と褒めるのでした。
カワイイカレンチャン
以上、カレンチャンの育成を振り返りながら、自分が感じた魅力を綴らせていただきました。
育成中、ずっと「カワイイ」をポリシーにトゥインクルシリーズを駆け抜けていったカレンチャン。
カレンチャンはずっと「カワイイ」を唱えてきましたが、この言葉には「救い」と言う意味合いが強く含まれているように見えます。
絶対的な強さでファンを魅了するカワイさ。またある時は、過酷なレースにおいてカレンちゃん自身の「自分らしさ」を支えるための哲学。
トレーナーのことを「カワイイ」と呼んだのも、献身的な姿勢を受けての台詞だったのではないでしょうか。
ストーリー内でカレンチャンは「自分の可愛さで人を救い、自分も褒められて嬉しくなる。そんなサイクルを広げていきたいと思った」と話してくれました。
事実、ファンの子は救われたと話し、自分がカレンチャンに出会うきっかけとなったアヤべさんも育成中でカレンチャンに助けられているシーンをよく見かけました。
カレンチャンのもつカワイイは「キュート」と言う意味合いを超えた、幸せの哲学なんだと思います。
きっとカレンチャンはこれからも世界をカワイく染め上げるために、ターフを駆け抜けていくことでしょう。
理想に対して底知れぬ気力で突っ走るカレンチャンですが、自分を追い込みすぎてヘトヘトになってるシーンも多々見受けられました。たまには完璧から離れて、ゆっくり休んでほしいです。
カワイイは1日にしてならずと言うように、カレンチャンみたいな自信と確実性を持てるまで道は長そうですが、自分も頑張ってあなたの言うカワイイを目指してみようと思います。
改めて、お誕生日おめでとうございます。
あなたのウマ生がいつまでも幸せで輝いたものでありますように。
カワイイカレンチャン!!!
2023年03月31日
ヴィレッジヴァンガードスタッフ HONYAPI より
終わりに
と、言う内容のファンレターをカレンチャンに送りました。指もげるかと思った、、、、、
文字数19331文字。書いてる本人も途方に暮れるような長文でしたが、少なくともカレンチャンがとても魅力のあるキャラだと言う事は伝わったと思います。
そんなカレンチャンがヒロインとして登場する新アニメ「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」は2023年4月16日からYouTube公式サイトで無料配信されます!
今年の春はウマ娘を観て、ヴィレッジヴァンガードでたくさんグッズをお買い物していきましょう!
観ないとお前の家にも怪文書を送りつけるぞ。
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