どうも、片田舎のヴィレヴァンで本棚いじってるスタッフです。
自分の読みたい本と読んで面白かった本を集めて売り場を作り、「この棚を作ったスタッフはいい趣味してるなぁ」とにやにやするのが好きです。
今回は、会社から好きな作家について語っていいという許可が出たので、最推し作家、綾辻行人について語りたいと思います。
敬称略な部分もございますので、ご了承くださいませね。
綾辻行人とは
気づけばデビューから36年。
今やミステリを読まないひとでも名前を知っているベストセラー作家である――ような気がする。
(このネタが分かる方は綾辻読者ですね。)
在学中に『十角館の殺人』にてデビュー。
当時、刑事が靴底をすり減らして地道に捜査する社会派ミステリが主流であったなか、異色の本格ミステリだったわけですが、ここから国内ミステリにおける「新本格」というムーヴが生まれます。
国内ミステリ界では「綾辻以後」という言葉もあるくらい。
新本格にどっぷり浸かって育った身としては、そのきっかけとなった綾辻行人氏、新本格という言葉を生み出した当時の編集者宇山日出臣氏には感謝してもしきれません。
もちろん一緒にムーヴを作り上げた第一世代作家、有栖川有栖、法月綸太郎、歌野晶午、麻耶雄嵩にも多大な感謝を。
また彼らについても語りたいところです。
会社の許可が出れば。サラリーマンなんでね。
作品傾向
自称されているとおり、推理作家ですので、もちろんメインは推理小説。
がっつりと論理を組み込んだものではなく(そういう作品もないではないですが)、どちらかといえばオカルト要素の入ったものが多いです。
一般的な推理小説というイメージとオカルトはあまり相いれないかもしれませんが、オカルト要素がありつつもしっかりミステリとして展開してあるあたりはさすが綾辻行人。
そのほか、ミステリ要素のあまりないホラー小説、怪奇小説、全力でグロに特化した作品など。
いずれにしろ、ぞわっとしたい方にお勧めです。
最近の綾辻先生
綾辻先生のツイッターアカウントをご覧の方はご存知でしょう。
最近はもっぱら、なぜか、とても不思議ですが、ずっと、ぷいぷいおっしゃってます。
アップされる画像にはどこかに必ずモルカーが写りこんでいる、という。
あまりにも推しすぎて、モルカーとコラボした十角館の広告が作成されたほど。
なんで? いやほんと。
角島にモルカーが集まって殺人事件でも起こすの?
モルカーぬい、最初のころは奥様、小野不由美先生の作品だったそうで。
「Another」の作者のツイッターアカウントに、十二国記シリーズの作者が作ったモルカーマスコットの写真がアップされるという、とてもカオスな状況。
小野主上、なにやってんすか。
今もちゃくちゃくと増えていっているモルカーツイート。
長年の推し作家がこれからどこに向かうのか、モルカーと一緒に見守っていく所存です。
モルカーの件からも分かるとおり、作風はおどろおどろしくても、ご本人はとてもチャーミングでかわいらしい方です。
モルカー経由で名前を知った方、ぜひともこの機会にミステリ作家綾辻行人の作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。
ぶっちゃけ、一回の記事では語り切れないので、次は作品について語りたいです。
会社の許可が出れば。
コメント
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