つーかDr.DOOMって誰さ?
まずはDr.DOOMについて超ざっくり説明。
MARVELコミックのキャラクター。
1962年「ファンタスティック・フォー」の敵役として登場。
顔の大けがを隠すために鉄仮面を被っている。
と、まあこんな感じです。
本国アメリカではスーパーヴィランとして超人気なのですが、日本においてはメディアへの露出の少なさ故か、イマイチ知名度がないキャラクターといっても良いでしょう。
しかしながら、そんなレアキャラなのに(だから)Dr.DOOMグッズを集め続けるコレクターがここ日本にイルのです。
Dr.DOOMに魅了された男
その方の名前は藤原和磨さん。
キズや盤反りなどで聴けなくなったレコード盤を“彫る”ことで新たな命を吹き込む「ヴァイナル・アート」の国内第一人者であり、国内イチ、いや、世界イチのDr.DOOMグッズコレクターである!!(漢塾)
今回は和磨さんにDr.DOOMについてインタビューをさせていただきました。
Q: Dr.DOOMグッズを収集し始めるきっかけは?
ー 元々MF DOOMというラッパーが好きで、PVに出てくるDr.DOOMを見て、なんだコイツは?ってなったのがきっかけですね。10年前くらいに中古屋さんでDr.DOOMのフィギュアを1000円で見つけて、それが初めて買ったDr.DOOMグッズなんですけど、そのフィギュアのチープさ、雑さみたいなものにハマりました。グッズとして古ければ古いほど良くて、いろいろな人の手に渡ってきたものが今、自分の物になっているというストーリーを含めて魅力ですね。
Q: Dr.DOOMグッズ収集の魅力とは?
ー そもそもMARVELのなかでもマイナーなキャラで、ヴェノムやサノスはヴィランとして超人気でグッズも沢山あるけど、Dr.DOOMは全然ない。全然ないのに俺んちにはいっぱいある。っていうのも好き。(笑)レコードで言えばレア盤ですよね。人の待っていないものを持っている、人と違うものを持っている、っていうのが魅力ですね。
Q: キャラクターとしての魅力は?
ー ヴィランだけどたまに良いやつになるんですよね。基本は悪いやつなんですけど、ちゃんと人間が出来ているというか。実は民を守る国王だったり。ライバル役のファンタスティック・フォーのリーダー、リード・リチャーズはめちゃくちゃ頭が良いのに対して、Dr.DOOMは天才的な頭脳を持っているけど、プライドが高すぎてたまにやらかすっていう設定が好きです。あと、話を書く人によって設定が変わるっていうのも好きですね。
Q: 現在のコレクション総数は?
ー 同じグッズを何個も持ってたりするけど、書籍系も合わせると200点前後ですかね。とにかく見つけたら買っちゃうんで。(笑)世界一のコレクターと言っていいんじゃないですかね。
Q: Dr.DOOMグッズに関して今後の目標は?
ー この世のすべてのDr.DOOMグッズを手に入れることっすね。(笑)あと、MF DOOMグッズも合わせてコレクションで展示会をしたいですね。誰も来ないと思うけど。(笑)
元々Dr.DOOMを知れたのはMF DOOMのおかげなんで、HIP HOPありきなんですよね。それで、好きのレベルがディグしていくうちにそれを追い越しちゃったみたいな。(笑)自分が生まれる前から存在していて、大人になってからそのグッズに出会うっていうストーリが素敵なんですよね。
Fin
最後に、、、
「推し」とかよくわかんないよねー。というアラフォー男子二人で夜ナ夜ナ、インタビューをさせて頂いたのですが、「俺はこれが好き」っていうシンプルだけど軸がブレないかっこよさを強く感じました。それは、ただキャラクターに惹かれるのではなく、時間の経過や手に入るまでのストーリー、様々なカルチャーから自身が得たものを経てリンクしたからこそ、強く輝いて見えるのかなと思いました。
和磨さん、貴重なお時間いただきありがとうございました!
最後に和磨さんのDOOMコレクションを堪能できる映像を紹介していきます。
記事を読んでいただきありがとうございました。
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