地元にジブリパークができるので予習も兼ねてジブリ映画全作品制覇してみた【ジブリマラソン】

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こんにちは。岩崎ラテと申します。

2022年11月1日、愛知県に「ジブリパーク」が開園します!!!!!

筆者は愛知県在住、地元に昔から慣れ親しんだジブリの作品を題材にしたテーマパークができるという事実に心躍っているわけです。

が、待てよ…と思いました。

ジブリ作品は何度か観てはいるけど全作品観ていない私はジブリにわかファンではないのか…と。

ジブリパークにもチケットが当たれば行く気満々でしたが、こんな生半可な気持ちで行ったら他のジブリファンに失礼なのではないかと。
なんなら観たことある作品もストーリーがあやふやだったりする。これはいかん。

という訳で、いずれ行くであろうジブリパークを目一杯楽しむために、今回超個人的にジブリ映画全制覇マラソンを開催する事と致しました!!

今回の記事の内容は、
・1作品ごとに個人的に筆者の好きな場面やキャラをあげていく
・全作品走り終えたからこそ見えるジブリの魅力を分析
・筆者が個人的に好きなジブリ男子の良さを語る(これがやりたかっただけだろ)

となっております。

まだジブリ映画そんなに観たこと無いよ!という方はこの記事を読んで興味を持って頂ければ嬉しいです。

※映画のネタバレになる部分も含まれますのでご注意をお願いします

目次

スタート前にジブリの思い出を語ってみる

私、生まれて初めて映画館に行った時に観た作品が「千と千尋の神隠し」でした。
当時の映画館は入れ替え制ではなかった映画館が多く、始まる時間に遅れてしまい、途中から観た後にもう一度観た覚えがあります。

あとはジブリといえば、夏休みなどによくテレビ放送されていますね。
現在でも続くジブリ祭りというやつです。

テレビ放送のおかげで多数のジブリ作品を観た思い出があるのですが、子供の頃は夜遅くなるとどうしても眠くなってしまい、物語後半辺りで寝落ちし最後まで完走できないという事がしばしばあったんですよね……。
天空の城ラピュタだとパズーとシータがラピュタに到着した辺りで寝落ち、となりのトトロではメイちゃんがいなくなるところで寝落ち、千と千尋の神隠しでは千尋が鉄パイプ渡りしてる辺りで寝落ちなど、物語の重要な局面で寝落ちの常習犯だった為、昔は”あのジブリ映画の最後って〇〇だったよね?“と、存在しない記憶を語るやばい奴でした。

よく都市伝説ネタであるジブリでもう一つのエンディングが!とかいうのも実際は私のように曖昧な記憶から引き起こされた勘違いによるものなのかもしれませんね……。

話は変わりますがみなさんは小さい頃どんなジブリ映画をよく観てましたか?

私は録画した火垂るの墓を繰り返し延々と観るという幼少期を過ごしていました。
ちなみに火垂るの墓の絵本も持っていたのでよく読んでました。

このようにジブリの中ではヘビーめの作品を好んで観ていた私ですが、ジブリを観た人であれば、
誰でも一つは好きな作品、好きなキャラクターがいる事でしょう。

日常でもジブリって触れる場面が多いですよね。病院の待合室でかかってるオルゴールアレンジされた映画音楽とか…
会話でもジブリの名台詞飛び出すこと無いですか?私はあります。
(例:ゲームしてる時に強い敵に向かって鎮まれ!鎮まりたまえ!とか、40秒で支度しな!とか……)
まだまだありますがこれ以上語ってると長くなるのでいよいよ出走して参ろうと思います。

レギュレーション説明


①既に観た事があるもの、観ていないものに関わらずジブリ映画全作品を観る
②今回制覇する作品についてはスタジオジブリ公式サイトスタジオジブリの作品を参考とする
③制作年など気にせず己の観たいと思うものから観る事とする


なお、今回記事内で扱う作品に関しては長編作品を対象とし、短編作品に関しては割愛させて頂きます…!
(短編だとOn Your Markが好きです)
あとジブリマラソンと銘打ちましたが流石に立て続けに観ると日々の生活に支障をきたす可能性があるので休み休み観させて頂きます。

そして今回記事を書くにあたってジブリ公式サイト様で公開されている静止画を使用させて頂いております!
どの場面画像を使おうか色々眺めていたんですが静止画を見るだけでも懐かしい思い出がたっくさん浮かんできました。ジブリすげえや。

ただの一般にわか野郎が映画の感想語ってるだけなのつまらんわ!!って方は全作品制覇後の段落に飛べるリンクを貼っておきましたので急ぎの方などは是非ご活用下さい↓

いざ、ジブリマラソンスタート





そうと決まれば早速レンタルDVDショップへ。

全作品借りてきちゃおうと思ったのですが流石に貸出期間内に観れる気がしなかったので手始めに11作品くらい借りてきました。サブスク全盛期の中、久しぶりにレンタルショップへ行ったので借り方が分からず借りるまで10分くらい要してしまいました。

スタート開始



1作目:「ゲド戦記」

スタートに選んだ作品はゲド戦記でした。

なぜかって?

このアレンくんが見たくなっちゃったからだよ!!!!

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

恐らく多数のオタクを狂わせたであろう問題のカット


ジブリ男子と言えば、芯があってその強さが時には眩すぎる程頼もしく見えてしまう時があるのですが、
アレンくんはそんなジブリ男子のイメージからかけ離れた”暗さ“が良いんです……。

不敵な笑み浮かべたかと思ったら自分の力に怯えたり、怒ったり、多彩な表情もアレンくんの魅力ですよね。

自分の罪に葛藤する姿を見てるとついついアレンくんに重めの感情を抱いてしまいました……。

初めて観に行った時”テルーの唄”に感動していた純粋だったあの頃に戻りたいと、色んな意味で切なさを感じたスタートとなりました。


2作目:「風の谷のナウシカ」

ヴィレヴァンによく漫画全巻置いてありがちなナウシカ。


ジブリに出てくる女性ってなんでこんなにかっこいいのか。の元祖とも言える作品かもしれません。
風の谷の民を守るナウシカと多数の軍勢を率いるクシャナ殿下。性格や立場も全く違う二人ですがそこが良い。

ナウシカさん、この映画通してですが危険を顧みず自ら前線に飛び出していくのが男前ポイント満点すぎる。ヒーローとヒロインの二枚看板を背負っていると言っても過言ではない。戦闘力も高すぎる。

クシャナ殿下、子供の頃は物語上の悪役、として見ていましたが再鑑賞した今回、彼女の過去を調べるうちに小さい頃から苦労して今の立場にいる事を知ると思わず殿下……!と抱きしめたくなる思いに溢れました。

ちなみに私はクシャナ殿下の忠臣のクロトワさんが好きです。いいイケオジ…って思ってたら27歳ってマジかよ。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

3作目:「耳をすませば」


甘酢っぺえ〜……

受験期の鬱屈とか、自分が何になりたいのか分からなくなるのとか、あの頃を思い出して懐かしくなる……

そもそもこんな甘い青春など送ってないけどな…まず天沢聖司みたいな男はいねえ
そもそも天沢聖司だからこそ許されてるような行動が多いぞ天沢聖司…!

ジブリの男子キャラって最初の印象ヒロインから見て最悪の好感度からスタートすること多いですよね。天沢聖司さんもその代表格の一人なわけですが。

しかし彼、その初対面に至るまでの努力が凄いんです。
気になる雫に覚えてもらう為、雫が借りる前の本を借りまくり図書カードに書かれた自分の名前を記憶させる……という、もっと他にいいアプローチの方法あったろと思わなくは無いですが、彼の行動力鬼やべえ

その努力の結果どんな初対面を果たすのかと思ったら雫の書いたカントリーロードの替え歌歌詞を見て”コンクリートロードはやめた方がいいと思うぜ”……って初手好感度ダウンさせに行ってますからね。一体何がしたいんだ天沢聖司……。

しかし後半にかけての彼の行動を見ていくと、最初印象最悪→からの徐々にあれ…?この人実はいい奴なんじゃないか…?という思いを雫も我々視聴者も抱き始め、最終的には天沢聖司さん好きってなるので彼は本当に中々の策士ですよ。
(皆さんは私のように斜めに構えた鑑賞をするのはやめましょう)

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI



散々天沢聖司さんの事語ってたけど杉村くんが切なすぎた。雫が誠司に教室で呼ばれた時の杉村くんの顔よーッ!!(複雑な感情を抱く顔が好きなオタクなので申し訳ないけど結構良かった)

4作目:「思い出のマーニー」(初観賞)

こちらは初鑑賞となりました。
ジブリにノスタルジーな雰囲気描かせたら右に出るものおらんのよ…二人の少女の友情があまりにも尊過ぎる。
主人公の一人、杏奈の療養先の親戚夫婦が優しすぎて泣ける。杏奈が割と酷いことしてしまったのに責めずに迎えてくれる優しさよ。あとご飯めっちゃうまそうでした。

映像の美しさと不思議さでどこまでが現実なのか、異世界に迷い込んじゃったような気分になる。
私は終盤でマーニーの正体が判明したところで涙腺崩壊してしまいました。

ジブリのキャラって脇役もめちゃくちゃ印象に残るキャラ多いんですが今作は無口なおじさんがそうでした。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

5作目:「もののけ姫」

もののけ姫と言えば記憶に残るシーンや台詞が沢山あるのではないでしょうか。
タタリ神のウニョウニョが小さい頃どうしてもトラウマだった自分。ジコ坊が雑炊作ってるシーン何回観てもお腹空いてくる。

もののけ姫、出てくるキャラクター全部が印象深くて特筆するのが難しい…。

サンがタタラ場襲撃するときの人間離れした動き大好きです。傷を負ったモロの血を吸って吐き出しているシーンが印象深くてその影響から口に血痕つけてるキャラにグッとくるようになってしまったのは内緒だ。

エボシ様はナウシカのクシャナ殿下のように昔は悪役として見ていましたが今見返すとエボシ様に救われた人って沢山いると思うんですよね。当時の価値観にとらわれない考えも持っていて、その裏にとてつもない努力と苦労をしてきたと思うと単純に悪だと決めつけることはできない、深いキャラクターだなと思いました。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

ジブリでカッコよくて戦える女キャラ好きになったところある


そしてやはりなんと言ってもアシタカ様がカッコ良すぎるんじゃ…

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI



寡黙なんだが発する言葉一つ一つの威力が高すぎて毎回高打率残してくる。

生きろ、そなたは美しい …よくそんな凜とした顔で言えるなオイ
この娘の命私が貰う…これもうプロポーズだろ

そりゃサンもアシタカは好きってなるわ…ポニョ、宗介すき サン、アシタカすき(韻踏めそうと思ったけどそうでもなかった)


6作目:「平成狸合戦ぽんぽこ」

”もののけ姫”観た後に観るべきじゃ無かったかもしれねエ。

人間によって森が壊され新しい街が出来る中、住む場所を奪われた狸達。
この作品、ジブリの中でかなり上位に入るくらい好きです。ユーモラスに描かれてるんですが笑いでは済まされない場面が多く出てくる。
音楽も凄い染み付いていてたまに脳内で”ソイヤッサ!”のBGMが流れてくるのは私だけでしょうか。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

この気の抜けた時や喜んでる時のなんとも言えない濃度薄めな狸たちが可愛すぎるんですが分かる方いますか!?



あと化け学優秀すぎるだろ。どこかで人に化けて暮らしてる狸がいるんじゃないかと今もちょっと信じてます。

最後、人間社会に身を置いた主人公正吉がスーツを脱ぎ捨てながら狸に戻るシーンが、ストレス社会に身を置いた社会人が昔からの親友に会いにいくようにも見えて人間側と狸側両サイドの立場が合わさったようで泣けてきます。

中盤戦

7作目:「魔女の宅急便」

赤いリボンに黒のワンピースにほうきに黒猫。こんな一目でワクワクするキャラ中々おらんのよ。

自分、前職が荷物を取り扱う会社に勤めてたので配達の途中で荷物が紛失したりお客様から余計な事言われたり(あたしこのパイ嫌いなのよね)、重い荷物を台測りに載せる時へっぴり腰になっちゃうのとかあるある過ぎて泣いちゃった。
魔女修行とはいえそんなハードな仕事を弱冠13歳で一人でこなすキキ凄すぎんか。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI



そりゃあ街中で同い年っぽい女の子達が可愛い格好で遊んでるの見たらモヤるに決まってますわ……。
昔はトンボくんはうざったいな〜とキキに似た感情を抱いていたのですが今観るとパーティーのお迎えに時間ギリギリまで嫌な顔一つせず待ってくれていたり、キキにきつく当たられても怒ったりしないトンボくんの男前度高過ぎんか…?とドキドキしまくってました。

私ジブリ作品で一番悲しくなってしまうのがジジが喋らなくなってしまうシーンなんですよね。いつも癒しのBGMとして聞いてる猫の鳴き声が魔女宅に限っては虚無ってしまいます。

8作目:「ハウルの動く城」

ハウルの顔良すぎ

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI


ハウルの顔面強過ぎ

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI



なのにメンタル豆腐なところも愛しい…

劇中では髪色が変わったことによりショックでドロドロになってましたが女性にフラれた時もそうなったとの事。
そもそもハウルをフる女性ってどんな人なん…?その人もジブリヒロインの才能があると見た

あとはソフィーに呪いをかけたとは言え、急階段登らされて挙げ句の果て実年齢通りの老婆にされる荒れ地の魔女さんが中々に可哀想に見えましたね……。
マルクルを演じた神木隆之介くんの声が声変わり前で時の流れを感じました…。

9作目:「借りぐらしのアリエッティ」

病弱×色白×黒髪×美少年 = ハイ、大好物なやつですありがとうございました。

この作品はテレビ放送で観た記憶はあるのですがストーリーがあやふやな為実質初鑑賞。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI


しかもcv神木くんでございます!ハウルから続けて観たのでジブリで神木くんの成長を実感する女

イギリス版の翔役はあのスパイダーマンシリーズで有名な俳優の”トム・ホランド”さんが演じているんですって!!!!
(世界の孫と言われてるあのトムホですよ!!!)
ジブリの海外版キャスト、調べてみると多くのハリウッドスターが演じてるのでいつか海外版も観てみたいところ。

病気で自分の命が長くないと悟り、初めは悲観的な事を言っていた翔くんが、アリエッティと出会い生きる希望を取り戻していく過程が凄い良かったです。

きっとアリエッティ達の種族が残り続ける限り翔くんも生き続けるのでしょう。

10作目:「猫の恩返し」

猫の恩返し……映画館で観に行った覚えがあります懐かしい……とは言えよくテレビ放送もよくされるので古さを感じない。
ジブリ映画ってそういうの多い気がします。

「耳をすませば」の主人公、月島雫が書いた物語という位置付けの映画で、原作者も同じ”柊あおい”さん。

この二つの作品に共通して登場するキャラクターで代表的なものと言えばやはりバロンではないでしょうか。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

ハルちゃんをお姫様抱っこして階段を駆け上るシーンの一瞬バロンと目が合う画角は何度見てもキュンとなりますね

ジブリパークでは映画内に出てきた猫の事務所が再現されるんだとか。バロンさんのスペシャルブレンド紅茶ご馳走になりてえ〜〜〜〜

11作目:「コクリコ坂から」(初観賞)

とうとうジブリマラソンも十作を超えて来ました。年取ると涙脆くなるのか些細なシーンでもエモを感じてついつい涙ぐむ自分。
さて次に観るのは初鑑賞となる「コクリコ坂から」です。

今回も初っ端からノスタルジーが襲って来ました。もうなんかジブリ世界の人間が生きている姿見るだけで尊い気持ちになる。通行人ですら愛おしくなる。この時代を生きていないのに懐かしい気分にさせてくれる。

ジブリって実家だったんですかね……(違う)

夜中に観るもんじゃありませんでした。主人公、海が作る料理がうまそうすぎる。この記事を書いてる間にも思い出してお腹空いてきた。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

ジブリと言えば全作品を共通して、出てくる飯が美味そう。ですよね。
もう一つ印象深いものとして、掃除シーンなんかもジブリではよく出てくると思うのですが(ハウルや千と千尋、ラピュタなど)
今回のコクリコ坂でも生徒総出で取り組む掃除シーンがかなり印象に残ってます。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

この一枚だけで画面の砂埃がこちらへ飛んできそうで思わずくしゃみが出ちゃいそう。

12作目:「アーヤと魔女」(初鑑賞)

再度レンタルショップへ繰り出し残る作品全部を借りてきました。そして折り返しともなる一発目は「アーヤと魔女」。

一昨年公開されたばかりの映画ですが初鑑賞となります。ジブリでは初の3DCGアニメーション映画
ジブリでCGアニメとな??と少し手を出せずにいたのですが、この機会に観れて良かったです 。
原作もハウルの動く城と同じ方だと調べて初めて知りました。

まず主題歌Don’t disturb meがカッコいい。ジブリでは珍しいロックな曲でアガります。

そしてヒロインが全くへこたれない。普通だったら落ち込む状況なのにやってやろうじゃない……!って場面が何度もあって悲惨に感じない。まさに主題歌通りのロックなヒロインです。

ジブリ特有のノスタルジーもあり、個人的にとっても楽しめました!!
映画内で出てくるミミズが印象強すぎて忘れられません。

ラストスパート

13作目:「紅の豚」

いやあ好きですねえ〜。

悪い奴らだけど子供に優しい世界好き。そんでもって出てくる男たちほぼバカなのが好き。


引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

この記念撮影シーンとかたまらんですよね

なぜマルコが豚になったのとか、最後は人間に戻ったのかなど、多くを語らないところもいい。

宮崎駿さんの描く漫画から出てきたようなコミカルな動きをする男たちが好きです。空と海や飛行機の描写も好きすぎる。
私の好きなジブリが詰まっている、そんな映画です。

14作目:「崖の上のポニョ」

この映画も映画館へ観に行った記憶があるのですが、ポニョの映画が発表された時、バケツから顔を出す”ポニョ”と思わしき生物を初めて見て凄くワクワクした思い出があります。

自分牛乳を飲むのが苦手なんですがポニョに出てくる蜂蜜ホットミルクに限っては飲みたすぎて真似しました。
ジブリ映画って本当なんでも美味しく見えるよな〜

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

ポニョが宗介を探して嵐と共に海を駆けるシーンは劇場で観て圧倒的迫力に涙した思い出があります。今回改めて観ても良すぎて何回か巻き戻しして観直しちゃいました。

15作目:「火垂るの墓」

はい、子供の頃リピートして観た回数No.1映画、「火垂るの墓」でございます。

何故小さい頃の私はそこまで火垂るの墓の魅力に取り憑かれていたのか、正直よく分かりませんが、今回見直して一つはっきりした事があります。

炊き立ての白いご飯……です。(やはり飯か…)

この映画、何度か節子達がお米を食べるシーンが出てきますが、そのシーン見るたびお腹が空くのです。
多分火垂るの墓見てお米好きになったところあります。
あとドロップ水も何度か真似して作った覚えあります。欲を張ってタプタプに水を入れたのでほぼ味はしませんでした。

食事シーンが癒しだったからこそ、西宮のおばさんの元から離れて暮らす決断をした清太達がまともなご飯を食べれず段々と細くなっていくのはかなり辛い。
節子の頬に赤みが消えてからいよいよ目を伏せたくなる。
清太…あんた一人の力じゃ無理や…!という気持ちが芽生えてくる。これは昔観てた頃には起こらなかった感情でした。


大人になった今観る火垂るの墓、観た後はどっと疲れてしまいましたね……昔の自分どんなメンタルしてたんや…と自分の重ねた年齢の重みも同時に感じました。
(自分より年下のジブリキャラが増えて行くことに虚無をよく感じます)

16作目:「かぐや姫の物語」(初鑑賞)

「竹取物語」の話は”かぐや姫”などのタイトルで出ている絵本で読んだ事はありましたが、長編映画で、しかもジブリの映画で観るのは初でした。

始まって早々”今は昔、竹取の翁といふものありけり。”という記憶に根付いたナレーションを聞くと、往年のヒット曲のイントロが流れてくるかのような気持ちになります。

翁が「ひーめ!ひーめ!ひーめ!」と絶叫するシーンや、みんな大好き御門のシーンなど、印象的シーン満載。

かぐや姫の喜怒哀楽が圧倒的表現で映像化されており、これは映画館で観るべきだったな…と後悔しております。
成長するにつれて暗い顔を見せるかぐや姫を見て、幸せとは……と深く考えてしまいました。

そして、終盤で流れる天人の音楽

…こっ、こえええ……!!明るい曲調なのに、怖いよぉ!

その音楽と共にかぐや姫を迎えにくる天人達が更に人間如きじゃ太刀打ち出来なさそうな見た目をしていて美しいんだけど、怖いが勝る。
あれだけ色んな表情を見せていたかぐや姫が羽衣を着せられた瞬間無感情の目つきになる絶望感……。

(おきな)と媼(おうな)が必死に姫を呼び戻そうとする姿は涙なしに見れませんでした。でも、姫を月へ戻すきっかけを作っちゃったのも人間なんだよね…人間って罪深いや。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

女童(めのわらわ)さん、癒しでした。

17作目:「おもひでぽろぽろ」

テレビ放送で何度か目にした記憶はあるのですがちゃんと観た事がないので実質初鑑賞。

いやあめちゃくちゃ大人に刺さる映画だなこれ。

偶然にも私、主人公タエ子と同世代なので色々重ねて見てしまった。

高畑監督の描く人間模様って本当リアルなんですよね。同監督作品の火垂るの墓や平成狸合戦ぽんぽこ、かぐや姫の物語もそうなんですけど、思わず目を背けたくなるような人間の本質をしっかり見せていくのは凄いと思いました。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

パイナップルは美味しいけど食べすぎると口の中イガイガしてくるよね

18作目:「天空の城ラピュタ」

観るたび思うけどパズーの腕力凄すぎない????

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI



ラピュタは好きなシーンの連続であげたらもうキリがありません。

パズーが晩御飯に肉団子貰いに行くシーン
親方とドーラ一家のシャルルがシャツを大胸筋だけで破るシーン
線路崩壊しながら進む豪快なドーラの運転シーン
目玉焼きパン食べるシーン
40秒で支度しな!(ドーラに関してはドーラ出るシーンみんな好き)
ドーラ一家の仲間になりシータ救うまでのシーン全般

中でも後半なんか名言のオンパレード。(主にムスカ大佐)
テレビ放送された時のバルス祭りなんか恒例ですよね。自分もTwitterが落ちた時参加しました。

ドーラ推しなので終盤のパズー達と空の上で再会した時シータを抱きしめる時の優しい顔と声のギャップにンギィィィ(声にもならぬ尊さ)ってなりました。

感動の(?)ゴールへ

19作目:「レッドタートル ある島の物語」(初鑑賞)

いよいよゴールが見えてきました。ラストスパートに向けて選んだのは初鑑賞となるレッドタートル。

まず驚いたのはセリフがない!!
なのであのシーンは実際どうだったんだろうか?と想像することが多い映画でした。

無人島に漂流した男は本来であれば誰にも見つからず死ぬ運命だったのを、亀が哀れんで彼の運命を変えてあげたのかな〜とか、人の一生とは何かを考えさせられる映画でした。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

20作目:「海がきこえる」(初鑑賞)

こちらはテレビアニメとして放送された作品のようですね。この作品も初鑑賞。
ジブリヒロインと言えば、他人に弱みを見せたりせず強いイメージがあるのですが、今作のヒロインは傷ついた所をたくさん見せるし、主人公の杜崎拓を振り回したりもする、けど憎めない。
ジブリでは結構珍しいヒロイン像なのではないでしょうか。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI



そして松野豊さんと主人公の杜崎拓さんの関係性が、いい。
まだ学生なのに大人びた友情というんですか……舞台が高知県なのでイケボな土佐弁が聞けて幸せでありました。
ヒロイン里伽子との三角関係でちょっとギクシャクしちゃうのもいい。青春。

杜崎くんの髪型が今流行りのセンター分けなので都会住みの男子と話すシーンがあるのですが、逆に杜崎くんの方が今っぽく見えたのは内緒だ。

21作目:「風立ちぬ」

この作品、公開当時観に行ったのですが冒頭から涙腺が崩壊してました。ジブリ作品によく出てくる飛行機、空を映画館で観れたこと、そして当時はこの作品を最後に宮崎駿さんが引退されるという事を聞いていたので、さまざまな感情がぐちゃぐちゃになった結果の涙でした。

あと、観た当時は気づかなかった(というか忘れていた)のですが、大正時代の名古屋駅が出てきてびっくりでした。なんならガッツリ名古屋が舞台となってた。(地元がアニメの舞台になると嬉しいオタク)

「コクリコ坂から」と言い「海がきこえる」と言い、メガネ美男子と凛々しい顔つきをした男子の組み合わせは画面に映るだけで眼福でございますね。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

「コクリコ坂から」の風間俊と水沼史郎

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI


「風立ちぬ」の堀越二郎と本庄


菜穂子さんと二郎さんが少しでも長くの時間夫婦であり続けようとする姿に終始涙腺潤んでました。

22作目:「ホーホケキョ となりの山田くん」(初鑑賞)

ゆるーく楽しめると思いきや、リアルで起こったら結構ハラハラする展開も多く、ここでも高畑監督の描く人間の生々しさを感じました。

家族になるって大変そうだなあと思いつつも家族っていいなあって思える作品。

最後の方で先生が今年の目標聞かれて「適当」って書にしたためてたのほんと好き。そのノリで生きたい。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

23作目:「となりのトトロ」

トトロと聞くと同時上映で火垂るの墓と一緒に上映してたってのは有名な話ですがその話を聞くたびに観に行った人の感情が知りたい……と思ってしまいます。当時観に行った方いらっしゃいましたら当時の体験をコメントに書いていただけると嬉しいです。



桜でんぶ苦手なのにサツキの弁当は滅茶苦茶うまそうに見える……。これぞジブリ飯マジック。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

この時メイちゃんがテンションMAXになっててお父さんが「メイ 座って食べなさい」ってガチめトーンで言うのすこ。

ジブリと言えば名言の宝庫ですがトトロも特にいっぱいありますよね。

「お前んちおっばけやしきー!」とか「カンタアアア!」とか「まっくろくろすけ出ておいでー!」とか「あなたトトロって言うのね」などは凡庸性高くてよく日常会話でも使わせて頂いております。

カンタくんとサツキがどんどん仲良しげになってくのすこ。

24作目:「千と千尋の神隠し」

人生で初めて映画館で観た作品なのでジブリマラソンのアンカーとして選ぶにはこれしかないじゃろう!!ということで最後の最後まで取っておりました。

親が豚になるというのは幼心に中々のトラウマで悪夢として出てきた覚えあります。その度泣いてた。
あと当時は湯婆婆と銭婆を同一人物と勘違いしてたのでこの人突然千尋に優しくなったな??二重人格なん?と困惑してました。

今回、久しぶりに見返しましたが……

新卒の頃に見返さなくてよかった

突如となく油屋で働くこととなった千尋の姿が、社会人なりたてで右も左もわからなかったあの頃の自分と重なり古傷が痛みました……w

あと前職の先輩めちゃくちゃリンさんに似てた。なんなら性格も似てた。

千と千尋…もうこれ以上語る必要もないくらいには名作なので最後にワイの推しの好きなとこでもあげておくか……
カオナシ→「あっ…あっ」って狼狽えたり千に拒否られて「うう…」ってなっちゃうとこの挙動不審さ愛おしすぎる。電車来る時の衝撃波で体持ってかれそうになるとこ、銭婆宅でお行儀よくケーキ食べるとこKAWAII。

ハク→切長の目(顔がいい)、千尋の手を引いて風のように走り抜けるとこ、激おこぷんぷん丸な湯婆婆に対しても表情崩さないとこ(終盤で自分の名前がわかった時千尋に見せる笑顔のギャップよ…)ハクの握ったおむすび食べたい…(ジブリパークでの販売待ってます)

美少年が人ではない姿になるのってイイ…ですよね

釜爺→なんやかんやでずーっと優しい釜爺しゅき。エンガチョセーフエンガチョ!

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

橋渡る時の息止めるシーン絶対真似するよね。(成功した試しがありません)

走り終えた先に見えたジブリ作品への感情あれこれを分析

ハァ……ハァ、

ジブリマラソン、走り終えました。

ここからはよりディープにジブリを語ってやるぜ!!と思ったのですが、
ここまで長々と文章を連ねてしまったのでワンパターン化することを防ぐ目的と、筆者の体力がもたない為、全映画を観て筆者が抱いた感情マップを作ってみました。

正直“異世界感”という項目を“感情”とするのは若干違うかなという感じはしますが、これらに沿って各作品を置いてみたところ程よくバラけてくれました。(ので異世界感は変えずに残しときました)
異世界ゾーンはやはり魔法を使うキャラが出たりファンタジー作品が多く出揃うこととなりました。
千と千尋は私の中で異世界…でもあるしエモい…でもあるので滅茶苦茶どこに置くか迷いました。(若干異世界が勝ちました)

エモいゾーンですが、昔の日本を描いた作品だったり、学生時代の頃の話が多くなりました。おもひでぽろぽろは個人的に今の自分にブチ刺さりましたので場外のエモしんどゾーンに配置しております。


しんどい…はオタク的には(尊すぎて)しんどい……などでもよく多用されますが今回は極めてそのままの意味で重すぎてしんどい作品を下に並べました。
やはり火垂るの墓はしんどい…しんどすぎます……(あんだけ小さい頃見まくってたくせによォ!)
魔女宅もジジが喋らなくなったあたりで個人的に私がしんどい…となるので下めに配置させていただきました。


アガるゾーンはどんな時にでも気軽に観れて元気になれる作品で、しんどいゾーンは下に行くほど観るぞ…!と気を引き締めないと、鑑賞後引きずる可能性のある作品なのかなという事も判明しました。
(でも結局しんどいゾーンの作品内にもブチアガるシーンいっぱいあるので結局特に考えず見まくってる)



またジブリマラソン中に発した筆者の発言も便利な作成メーカーがあったのでまとめてみました。

作成元:発言まとめメーカー様

やはりジブリ作品共通して出てくる食事描写、久石譲さんをはじめとした世界観を際立たせる音楽、作画スタッフの圧倒的繊細な描写力、これらがジブリの凄さを醸し出しているなと感じました。

結論、どんな年代でも、どんなメンタルの時でもジブリは人の心に刺さるしきっと自分の中のベスト映画が見つかる。

ジブリに出てくる男たちを語らせてくれよ!!!!

この記事を作成するにあたり、ジブリ男子に関して何らかの項目を設けて語ろうと思い、当初は私自身が独断と偏見で選ぶイケメンランキングでもやろうかなと検討していたのですが、いざランキング作ろうと思ったら中々順位が決められませんでした。

何せ、

ジブリ男子みんな顔がいい……からよォ…

なので私が特にお気に入りなジブリ男子を選び、タイプごとにチャート表にしてみたので、是非ご覧ください(コイツ……表にするの大好きだな…?)



先程と同様筆者の感情が限界突破したキャラに関しては枠外へ飛ばしました。

上部は精神力と身体能力を兼ね備えた男子が多く集まった傾向にあります。下部は闇を抱えながらも、己の弱さを乗り越えるようなキャラが多くなりました。左に行くほど異世界系男子がいっぱいいるような……これが叶わぬ恋ってやつか…
(右側も言っちゃえば無理だろ)

以下筆者の妄想↓

圧倒的拗らせジブリ男子アレンくん、だがそれがいい。本庄さん、仕事中はせっかちなとこあるけど帰り際に今日はお疲れとか優しい声で言ってくれたらギャップに惚れるアシタカやバロンに守って貰いたい。怖いという噂があるハク様と実際喋ってみたらめちゃくちゃ優しくて驚きたい…(しかもよく見たら(見なくても)とんでもないイケメンだな…となるやつ)
野心にまみれてるムスカの側近になってムスカの良き理解者になりたい……(例え彼が見ているのは自分ではなくシータの持つ石だとしても…)天沢聖司や翔くんのいる学校(パラレルワールド)のクラスメイトになって二人が仲良く喋ってるのを遠くの机から見守りたい……

でもなんだかんだでフクオさんやトシオさんみたいな包容力のある男子に落ち着くんだよな…(?)


結局、誰がいいかって?

選べねえ
(たぶんコロコロ変わる。今アツいのはトンボくんだ)

ジブリ女子verもやってみた

ジブリ女子でも項目を変えて作ってみました。

ジブリに出てくる女ってみんな強い(精神)&強い(物理)人たちばかりですよね。
思えばジブリを見て育って戦うカッケー女の子キャラが好きになった節があります。ハルちゃんと放課後のんびり帰りながら無駄話したいしおソノさんのパン屋行って寄り道したい。菜穂子さんや杏奈ちゃんやウルスラと一緒に絵を描きたいしポニョや宗介と一緒にリサさんのハムラーメン食べたい。

あの頃に戻りたい(現実逃避)

番外編:ジブリおじさんも好き

ジブリ映画を観てるとお顔の傾向が似ているジブリおじさんが出てくると思うのですが、私小さい頃からそのジブリおじさんの顔がどうも好きなんですよね。

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

紅の豚のドナルド・カーチスさんとか

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

ナウシカの時に挙げましたがクロトワさん(27)とか

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

ラピュタより画像右側の、「いい……」でお馴染みドーラ一家のルイさん(この方も調べたら25歳だった……)

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

千と千尋の神隠しのお父さんもですね

引用元:スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

ゲド戦記のウサギさんなんかもジブリおじさん顔してますね。この顔のキャラが出てくるとどうも憎めません。

最後に

ジブリ映画全部完走したので記念に一枚集合絵を描いてみました。

一部作品静止画を参考に描きました

なお、この記事書き終える前に12月分のジブリパークチケットの抽選結果が届いたのですが厳正なる抽選の結果チケットはご用意されませんでした…!来年分も諦めず申し込みます。

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この記事を書いた人

群れて行動することができない悲しき孤狼のオタク。時々漫画を描きます。

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