中日ドラゴンズの背番号7・根尾選手。
恐らく日本の野球ファンには説明不要のスターの原石です。
筆者もアマチュア時代からその動向に注視してきた1人で、プロ入り後の数々のエピソードもありお気に入りの選手の1人です。
とはいえ、ヴィレヴァンのこのサイトで記事を読んでくださってる方々がプロ野球に詳しい人ばかりとは限りません。
今回は今までプロ野球への関心が薄かった方にも根尾選手を応援してもらえるよう、その魅力に迫ってみたいと思います。
根尾選手について改めておさらい
出典元 大阪桐蔭・根尾昂、想像を超える夏へ 投打で魅せる背番号6の挑戦
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201806270005-spnavi
「根尾くん?聞いたことあるけど、あまり知らないかな」という方の為に根尾選手の事を軽くご紹介します。
ドラゴンズのお膝元・岐阜県は飛騨市出身。
地元球団であるドラゴンズの元背番号1・福留孝介氏に憧れ野球人生を歩み始めた彼は、少年期にドラゴンズジュニアにて奇しくもその背番号1を背負いアマチュア野球界にその名を轟かせます。
中学時代にはMAX140km/h超を記録し、地元紙からも取り上げられ、野球ファンから幅広く知られる存在に。
その後、高校野球界屈指の名門・大阪桐蔭高校に進学し様々なポジションで躍動。
3年時、大阪桐蔭高校を春夏連覇へと導き、野手と投手の〝二刀流〟というド派手なプレースタイルで一気にスターダムを駆け上がりました。
目玉選手の1人として迎えた2018年のドラフト会議では中日、巨人、ヤクルト、日ハムの4球団がドラフト1位で指名。
くじ引きの結果、与田前監督が根尾選手との交渉権を見事獲得し、自ら「ファンだった」と語る相思相愛の中日ドラゴンズへ鳴り物入りで〝凱旋〟を果たしました。
また、異色の経歴の持ち主でもあります。
中学時代にはスキーの全国大会で優勝、海外で行われた国際大会にも出場した実績を持ちながら、親御さんは医師で本人も高校時代の成績が最上位クラスという「文武両道」ぶりも話題となりました。
そんなマンガの主人公のようなプロ野球選手が根尾昂選手です!!
未来のミスタードラゴンズとその現在地
引用元:中日・根尾は3三振…9月に入り打率下降 – 中日新聞Web https://www.chunichi.co.jp/article/126569
甲子園で一世を風靡した根尾選手も、鳴り物入りでドラゴンズに入団し早4年。
後輩の台頭もある中、プロ入り時にブチ上げたデッカイ目標「超一流」に近付けるよう、来る日も来る日も練習に明け暮れる日々を過ごしましたが、ここまでなかなか芽が出ず。
アマチュア時代から知るファンも多くその期待は大きいだけに、活躍できているとはお世辞にも言えない現実にさらされていました。
そんな中、プロ4年目を迎えた今季、大きな転機が訪れます。
3代目・ミスタードラゴンズ立浪和義監督が誕生。
秋のキャンプから強化選手に選定されると、3月に行われる非公式試合いわゆるオープン戦で根尾史上最高の活躍を見せ、開幕一軍の座を手にした今シーズン。
本拠地開幕戦こそ6番ライトでスタメン出場したものの、その後は出場機会も少なく目立った成績を残せず・・・。
それでも根尾選手の野球選手としてのポテンシャルに期待を寄せる立浪監督はなんとか大成させようと、ライトやショートなどへ度々コンバートをさせ最も活躍できる道を探ります。
そして6月、根尾選手と立浪監督での相談の結果、少年期から高校時代までこなしていた投手への完全転向を満を持して決断しました。
これには中日ドラゴンズファンのみならず、プロアマ問わず多くの野球ファンが反応し、SNSは賛否両論で埋め尽くされてしまいました。
アマチュア時代は投手としても鳴らした選手といえ、シーズン途中での異例の大決断に、立浪二世になるべき選手だと思っていた筆者も大いに驚きました。
異例中の異例「投手から野手へのコンバート」に根尾は、、、
投手転向報道が流れた翌日、根尾選手は報道局のインタビューに対し、いつもと変わらない実に凛々とした表情でこう答えました。
根尾「過去になかなか内野手であったり野手から投手になった例がないっていうのはまぁ聞いてはいるんですけど。まぁあの、、、僕は僕なんで!はい。」
この前向きな発言に、「どこのポジションをやっても根尾は根尾なんだ」と、多くのドラゴンズファンは安堵した事でしょう。
一方、SNSでは依然として「投手反対」の意見も目立つ中、立浪監督は根尾選手に期待を寄せ、一軍で登板機会を与え続けます。
150km/hオーバーのストレートを武器に、三冠王のヤクルト・村上選手を奪三振に切って取るなど、その類まれな野球センスを遺憾なく発揮しこの起用に見事応え「投手反対」の意見を実力で〝火消し〟します。
どのポジションでもひたむきに野球に向き合い、多くの野球ファンの心を惹き寄せる根尾選手。
投手転向により、超一流へのストーリーは新たなる章を迎えようとしています!
ヒーローは遅れてやってくる、それでこそ真の主人公!
引用元:根尾昂、つかんだ「来シーズン使える」感覚 100球を投げて得た『収穫』と『反省』【中日】 – 中日新聞Web
https://www.chunichi.co.jp/article/573404
野球選手としては入団から現在までレギュラー定着とまでは行きませんでしたが、3年超という歳月を経て、遂に竜の神童が飛躍のきっかけを掴みかけています。
少年漫画の主人公は大抵苦悩を味わい、遅れてやってきて、窮地を挽回し、勝利をその手で掴み取ります。そのような展開が待っていると信じています。
皆さんお気づきの通り、根尾〝選手〟と呼ばせていただいている通り、個人的には打者としての才能もまだまだ発揮してほしいです。
根尾選手は、大学生で例えれば4年生の22歳。年齢だけで言えば、ヴィレヴァンのアルバイトにいてもごく自然な若者です。
彼の超一流へのストーリーはまだまだ序章に過ぎません。今後の活躍に大いに期待しましょう!
そして、今まで野球に興味を持たなかった方も、ぜひ根尾選手を応援してほしいです。
【おまけ】根尾、インスタを始める
2022年8月、意外な展開が!
なんと、SNSをやらなさそうなイメージの根尾選手がまさかのインスタ開設。
根尾選手の近況や、憧れの福留選手とのツーショットを投稿するなど、新たなファンサービスを始めてくれました。
根尾選手の活躍を手軽にチェックできるかもしれないので、ぜひフォローしてみてほしいです。
個人的に、ドラゴンズの一年の締めくくりであるシーズン最終戦の先発投手に抜擢されたあの日。
マツダスタジアムのバックスクリーンを背に、キャッチボールをしプロ初先発に臨む1枚が特に「いいねぇ!」と思いました。
続きはインスタで!
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