こんにちは、ウエダです。
早いもので秋田にきて3年目になりました。
全国転勤族から地域社員になって2年。
この夏から少しずつ祭りなんかも解禁され始め
秋田色を感じてきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
気が付けば3度目の冬を迎えようとしています。ほんと早いなぁ…
さて今回は
秋田でしたかったことのひとつ、「なべっこ遠足」という謎の行事をしてきましたので聞いてください!!
秋田でしたかったことのひとつ、なべっこ遠足
配信とかで(私配信やってるんですよ笑)秋田のおススメとか聞いてる中で
ダントツに「なんそれ!!!」ってなった『なべっこ遠足』
【なべっこ】がマジ何か分からない。
きっと【鍋】は関係あるだろうと思う。でも【鍋】と【遠足】はリンクしない。
あと、秋田の人は何でも【っこ】って付ける傾向があるのはわかっている。
(なんでもってことはないけども)
関西で言う『~さん』みたいなもんで、お豆さん、みたいなことだと理解している。
でもなーーよーわからへんなーーー???と思って調べた。
で、出た———
【秋田だけ】
最高かよ!
こんな広い日本の中で、ここだけでしかできない変わった体験ができて
しかも県民は「え?秋田だけなの!?!噓でしょ!?」みたいなノリのやつ
したいやん。
しかしながらこの流行り病のせいで集う事が出来ず、2シーズン見送っていた。
そのまま外へ持ち運ぶことができる収納ボックス。ボックスを開けば、たちまち自分だけのキッチンに!
お誘い来た
それは今年の夏頃だった。
「今年は店長と是非なべっこしたいと思っておりまして!」と
いつもヨロシクしてくれるお友達(以下主催者)が声を掛けてくれて舞い上がった。
遂に!!体験できる!!!
なべっこのシーズンはどうやら秋なので、7月の終わりから私を抑えにかかってくれるところあたり本気度が高い。
そしてなにかと忙しぶっている私を気遣ってくれるのも嬉しい。実際はそこまで忙しくないぜ!笑
…と言う気持ちではあるのだがリスケにリスケを重ね遂に10月末、開催の運びとなった。
で、結局なんなんだ、なべっことは
先のリンクにもあったが、「なべっこ」と言うのは開催前の準備期間と役割分担が鍵となる。
小学校などでの開催では上級生がリーダーシップを取り、段取りを決めていく。
誰が何を持ってくるかが非常に重要で、誰一人として忘れ物やうっかりを決めてしまっては成立しない。それがなべっこ遠足だ。
今回はありがたいことに誘ってくれた主催者の方がほぼ段取りしてくれて、私は身一つで会場に行けばいいと考えていてくれたと推測するが、私としては『何かしらの係』を戴きたい。それが醍醐味のひとつを思っているからだ。
「私、何係したらいい?笑」と聞くと
「鍋の材料系かおやつ系どっちがいいですか?笑」と返ってきて
「それっぽいから具にしよう!!野菜!!!」と戻したのだが
そもそも何入ってんの?笑
「鶏肉か糸こんにゃくかなめこか舞茸どれにする?」的な事を言われたので
私は電車やから生ものやとアレやな…と思い「なめこにします!」と息巻いた。
はじめてのおつかい
開催日当日、電車で駅に着いた私は一目散に野菜を売っているところへ向かった。
人生のうちで「なめこ」というものを買ったことがない。
店のスタッフに
「なめこってさー、瓶に入ってる味付いてる奴しか買ったことないよ」というと
「…え?それってなめ茸じゃないですか?あれエノキですよ!」といわれ
「そうなん!?!?!?!??!??!」となる場面があり
勘違いと無知が恥ずかしい。
(なめこってなんやったっけ…)
とか思いつつレジ前にあったのでガン見していたのだが
・海外産
・国産
・秋田産
この3種類があり、「種類多いな」とか思いながらも吟味する。
いや、間違いなく秋田産やろ。と思い裏の表記を見る。
ここで非常に大事になってくるのが
「なめこ、なべっこでどのくらいが適量なのか問題」である。
多分主催者の子が
(何も言わんかったら店長山ほどなめこ買ってくるのではないか?)と思ったかは定かではないが
「200gほどお願いします!」と事前に伝達してくれていた。
(なめこ200g、200g…)と脳内で呟きながら表記を見た私は愕然とした。
【何グラムか書いてへんやないか!!!!!】
これは困った。人生の中でキノコをグラムで意識したことがない。
(いつも買ってるしめじのあの1株は何グラムなんだよ…)と膝から崩れ落ちそうになる。
あー困った。
(これ3つくらい買って行けばいいか?)などと思ったがレジで思い切って言ってみた。
「すんません、これ何グラムですか?」
レジのおばちゃんが計りを出してくてくれて量ってくれた。250gくらいだった。
あっぶねぇ。これ3つも買って行ったらぢゅるぢゅるのキノコ鍋になる所だったぜ!
なんでも聞いてみるもんやな!と思った瞬間だった。
会場到着
無事役目も全うして時既に達成感いっぱいの私。
(今私はリュックになめこを袋に直で入れているんだぜ…)などとニヤニヤ思いながら落ち合い場所へ向かう。
車で拾ってもらい、会場の公園へ。
心配していたがお天気も良く、絶好のなべっこ日和である。
主催者の夫婦が最高の段取りを見せ、野菜と肉は既にカット済、箸もコップもお皿も各種揃い
鍋やフライパンからすべて準備万端で、さすが経験者は違うぜ!と思っていた。
私は何をすればいいか分からなかったので主催者んちの子供とめっちゃ遊んだ。笑
話は逸れるが、この主催者の女性は私が秋田に来て「おもろいおもろい」と騒ぎ始めた当初から見てくださっており
いつも気にかけてくれて面白がってくれる有難い存在なのだが
初めの当時は全然気が付いていなかったが、この子も秋田ノーザンハピネッツ(俺の爆裂応援してるバスケチーム)のブースターだった。この世界は最終的にハピネッツで繋がっている。最高。笑
SNSでは繋がっていたが、試合会場で対面し
何歳くらいなのかなーと思っていたところ子供を抱いていたのでめちゃくちゃびっくりしたのを思えている。
あのほぼ赤ちゃんみたいだった子が一人で走ってギリギリ意思疎通ができるくらい喋っている…
子供の成長ってやばいな…嗚呼そしてカワイイ…と思いながらめっちゃ遊んだ。笑
何味なのか問題
「なべっこ」とはどうやら、秋田の中でも地域で入れる具材が違うという。
・秋田県北は「きりたんぽ鍋」
・秋田県央は「だまこ鍋」
・由利本荘は「豚汁」
・秋田県南は「いものこ汁」
なので、仕上がったなべっこを見ればどこの地域の人とやったかが分かるという面白さがある。
今回は主催者のうちの畑から「いものこ」を持ってきてくださっての「いものこ汁」
という事は、そうですね県南の方とやりました。
ここでまた一つ疑問だが
「いものこ」ってなんやねん
どうやら「里芋」の事でした。
バスケで行った山形でも超おいしかった芋煮といい、東北にきて里芋めちゃ食べてるぜウマいぜ。
この公園は直火禁止だったのだけど、焚火台じゃなくてカセットコンロでのなべっこ。
そもそも外でカセットコンロいけんのんか??とも思ったけど、つえぇヤツだったので余裕でいけた。凄い。
出来上がるまでも子供と風で飛んだお菓子を拾いまくったりジュースを飲んだりやめたり
親指の先程のおにぎりを今まで使ったことのないという箸で食べてみたり、めっちゃ遊んだ。キャッキャした。
普段子供とは触れ合う機会がないので面白かった。
なべっこが出来るまでの間もどんどん出てくる。
玉こんにゃくも主催者のお母さまが炊いてくれたとのこと。
これがまた絶品で。ちゃんと竹串も持参して「東北でよく見る形」にしてくれる。嬉しい。
ここで一つ気になる事があるかもしれない。
『結局、何味なんよ??』ってとこですよね。お答えしましょう。
東北醤油株式会社-https://www.touhoku-syouyu.co.jp/
秋田にきてさ。これに出会っちゃったのよ。
もうさ。なんでもコレでいいのよ。
煮物はこれ2本あったら他にはないもいらないのよ。
夏もそうめんつゆにして使ってるよ。味どうらく。
もうこれからこれなしでは生きていけないかもしれないとすら思う無敵のつゆです。
この「かくし味」の方を使っていた気がする。(遊ぶのに夢中で横目でしか見ていない)
なんせ瓶みたいなもんを持っていてと思う。
そして出来上がった「いものこ汁」がこちらです!!!
刻み葱のようなノリで「せり」も切って持ってきてくれている完璧さたるや。
秋田にきた初日、「きりたんぽ鍋」を雰囲気とケンミンショーの記憶だけで作ったのだが
その際せりは「本場は根っこまで入れる」というのを強烈に覚えていてそれに習い忠実に作ったのだが
激烈苦い。笑
えー…私これあってる?と当時はめちゃくちゃ思った。何かが違ったかもしれないが分からない。
そしてきりたんぽをド頭からセットしたため出来た頃にはグズグズになっていた。
ある程度してから入れないといけないという事を当時の私は知る由もない。
そんな苦手意識のあった「せり」乗せるか非常に迷ったが
郷に入っては郷に従えと言うマイルールにのっとり乗せてみたところ超おいしかった!!なぜーーーー!!!
やはり正解に出会うと印象ががらりと変わる。面白いなぁと思った。
人となりが見える「大人のなべっこ遠足」
ここからがまた面白い。
ある程度なべっこを食べ終えたら、ここからは参加者の気遣いとセンスが見えてくる。
「大人のなべっこ遠足」の醍醐味とも言えるかもしれない。
この日の参加者は私含め大人は6人。
主催者夫婦・お友達3人・私といった面子なのだが
嬉しいことに私の事を知ってくださっている方を集めてくださった。
3人以上になると急に大人しくなる私なので
(何しゃべったらいいか分からんくなるんよ)
思ったより喋らんな?と思ったかもしれないが許してほしい。とても楽しんではいるのだ。笑
そんなお友達3人が持ってきたものが面白かった。
湯煎であっためるタイプの鶏の炭火焼、という発想はなかった。
そしてこれまた発想の斜め上をいったのがこちら。
県内では「いちじく」も生産が盛んで
いちじくの甘露煮を持ってきてくれた。
そしてクラッカーとクリームチーズまで!!!
まさに「これあったらええやん~♪」の極み。極みである。
ちなみに持ってきてくれたのはコチラ。
佐藤勘六商店-https://ichijiku-ya.com/
人生のうちで、あんまり食べる機会なかったけど、これからは積極的に食べていきたいと思う。
包装も可愛くてお土産にもいい。オススメです!!!
というわけで
いや~楽しかった。
外でご飯作って食べるという行為を云年ぶりにしたなぁ。
念願だったし。またやりたい。
…という話を配信でしたら、また面白い回答が来た。
・カレーもあり
・焼きそばもあり
・BBQもあり
自由!!!!!
外で作って食べればそれは「なべっこ遠足」なのかもしれない。
またひとつ秋田のおもしろを体験出来て大満足である。
流行り病が収まって私がまだ秋田に居たらウエダ主催のなべっこ遠足を是非開催したい。
(旗振りはするが訳はあまり分かってないけど皆が上手いことしてくれるに決まってると信じている)
余談
主催者が子供ちゃんに「メン子ちゃんゼリーだよー!!」と出してきたのだが
私はこれを知らない。どうやら東北限定らしい。
毎度おなじみ感満載で出してきたから面白かった笑笑
スタッフにも知ってるか聞いたら「懐かしい!」って感じだったんでほっこりしました。
薄型で高火力なので機能性も抜群!
毎日の食卓はもちろん、アウトドアにもおすすめです♪
圧力感知安全装置付き。
コメント
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