はじめに
国民的お菓子として親しまれている「たべっ子どうぶつ」。
様々な動物の形をしたビスケットが特徴的で、ゾウやライオンなど、全部で46種類存在する。
一箱に何枚ものビスケットが封入されていることから、誰かとシェアして食べられることの多い品である。
ところでこのビスケット、果たして動物ごとに異なるのは形だけなのだろうか?
実は1種1種重さも異なるとは考えられないだろうか?
もしそうならば、人から勧められた際に無作為に1枚選ぶのは得策ではないのではないだろうか?
友人が1枚くれるというならばどうせなら一番重い動物を選んだほうが得ではないか?
反対に、重役の上司に差し出された時にはいやしくも重い動物を選ぶことなど、万が一にも避けるべきではないのか?真ん中よりもちょっと軽い動物を選んでおいたほうがいろいろお得ではないか?
そのため、今回はそれぞれのビスケットの重量を測定したうえで、「人からたべっ子どうぶつを1枚勧められた際に選ぶべき、最もお得な動物」を決めたいと思う。
無論、もらう人との人間関係以外にも、おなかのすき具合や動物自体の好みによっては理想の動物は異なることが予想されるため、すべての場合において「この動物が一番お得である」と断言することはできない。ラクダを最後の楽しみとして残すことをあらかじめ決めている人間だっているのだ。
今回は「自分が空腹な状態で動物の好き嫌いはなく、特にがめつくもない対等な友人から1枚もらう場合」を想定する。
早い話が、重量を測定した際に最も重い動物こそが、一番お得な動物であるとして今回の結論とする。
検証方法
今回は「たべっ子どうぶつ バター味」に封入されている動物全46種の重さを測定する。
なお、ビスケット1枚1枚の重さの誤差を減らすため、今回は1動物につき3枚のビスケットの重量を量り、その平均値を動物1種の重さとした。
重量を測定する際にはこちらの天秤を使う。
0.1g単位で重さをはかることができる一般的な電子天秤である。
測定をしていく
まず最初に測定するのはうさぎ。
細身な形ではあるものの、たべっ子どうぶつの顔とも呼べる存在の為、目に留まった際には無意識に選んでしまう人も多いのではないだろうか。
その重さやいかに。
枚当たり1.17gであった。
なるほど一口サイズの食べやすいビスケットである。
続いては、うさぎと同じくたべっ子どうぶつの顔として君臨しており、グッズ化の際にはもれなくラインナップの一つとして選ばれているライオン。
うさぎと比べると胴体がずんぐりとしており、やや重量感のある存在だ。
期待が高まるがいかほどか。
なんと1gの差がついてしまった。
圧倒的に、重い。
ともすれば、本当はビスケット1枚1枚の重さに差なんぞ無いのではないかと一抹の不安を持っていた自分であったが、一瞬にして晴れてしまった。
枚当たり1.5g。約1.3倍の重さと考えるとかなりの差ではないだろうか。
次は、地味に気になっているラクダを量る。
件の店主がわざわざ最後の楽しみとして残しておくということは、よほど重量のあるビスケットなのだろうか。
それとも単なる個人的な好みか。
1枚当たり1.37g。重めではありそうだがずば抜けているというわけでもないようだ。
単なるラクダのファンだったのかもしれない。
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このように、1種に付き3枚、全46種分の重さを測定していった。
なお、すべての画像を載せるとあまりに膨大になるため、今回は省略させていただく。
食べっこ動物のビスケットで最も重いのは…
ぞう(ELEPHANT)、ひょう(LEOPARD)、おおやまねこ(LYNX)、おしどり(M.DUCK)が枚当たり1.53gで一位タイであった。
なお、すべての測定値や画像については↓リンクに掲載しておくので、気になる方は各自確認していただきたい。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1H-RPtEQDXurOyn8_H-3aRiMpJaMsI0uz-31mJUDlAG4/edit#gid=0
ちなみに
たべっ子どうぶつのビスケットにはおしどりのように、英語名が広く知れ渡ってはいないような少々マイナーな動物たちも存在するのだが、ユニークなビスケットがいくつかあったので紹介したい。
それぞれの名前やビスケットの形から何の動物かわかるだろうか?
まずはいかつそうな名前をしているこちらの動物。形に特徴的な箇所があるので、英語名を知らなくてもそこから推測ができるかもしれない。
答えはサイ。なるほど知ってから見てみると角の形がとても分かりやすい。
ではこちらはどうだろうか。
こちらも実はシルエットからある程度予想が建てられるのだが、少々難しい。シルエットを回転させて見るとみると少しわかりやすいかもしれない。
答え:インコ(反転してあるのでコピペするか各自英語から調べるかしてください)
ためになるなあ
最後に、かなりの難問。
シルエットを見ただけでは、動物なのかも多少疑問の残る枚ではあるがいかがだろうか。
これに関しては、シルエットを回転させたうえでかなりの創造力が必要とされる難問である。筆者は何類の動物なのかも当てられなかった。(答え:クジャク)
無事動物英語名博士になれたところで今回は終了する。
実はたべっ子どうぶつシリーズにはこれらの46種が封入されたもののほかに、水中の生き物をメインにした「食べっこ水族館」も存在するので、よりがめつくいきたい方はそちらの検証も行ってみてはいかかだろうか。
コメント
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