本屋こそ見ろ!「本好きの下剋上」

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こんにちわ96と申します。社歴10年を超えて最近自分が何屋なのかわからなくなっていたりする初老です。

さて皆さんがご覧になっているサイトはヴィレッジヴァンガードのサイトでありヴィレッジヴァンガード=「変な雑貨屋」ではなく本屋であることを知っている世代というのはもしかしたらひと昔前の世代なのかもしれませんね。やっている当事者である僕らでも1日本を触らない日なんてあったりで、本屋であるDNAが頭皮くらいに薄くなっている今日この頃です。

そんな僕やお前らにおススメするアニメが『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』なのですm9 (・ω・)

目次

見るきっかけ。

本好きの下剋上』は、香月美夜による小説。小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年9月から連載投稿され、2017年3月に全5部677話で完結した。異世界でのものづくりのよろこびを描いた作品の一つ。本好きの現代人が死後に生まれ変わった中世ヨーロッパ風のファンタジー世界で、現代知識を駆使して本作りを目指していく物語である。『このライトノベルがすごい!』単行本・ノベルズ部門では、2018年版・2019年版で1位にもなりアニメも2019年から始まり3期まで放送をしている。

まがいなりにも、「本屋なら知っていて当然」とか言いたいところであるが、そこはちゃんとしていない本屋の私であるので、コロナ禍で自粛をしていた頃にコンカフェ嬢に勧められたりしたのだ。

「転生もので、本が好きな子が主人公なんだけどまだ紙とかが少ない世界で本を一からつくろうってところがすごい為になるのよm9 (゚Д゚) 」

なんて力説をしてくれたのだけど、

「為になるって、この子はなにをめざしているんだ・・・(・ω・;)

とは思いつつ、そこは推しのいうことならば絶対とばかりに見始めるわけです。

見てみた

そんなわけで見てみるわけです。

作画の綺麗さどうこうのアニメではなくストーリーメインで根気強くみてるとだんだん引き込まれます。主人公のマインが異世界での家族愛や人とのつながりを通じて成長をしていき本を作っていく・・・未婚ですが「子供がいたら見せたいアニメ」の今のところNO1作品です(個人の意見です)。見せて悪影響になるようなところが見当たりませんし可愛い表現するところも多いので見やすいです。本が高級品であまりない異世界で紙やインクを発明し印字や製本の知識を駆使して根性だけでなく正しいプロセスを経て本をつくることを目指すのです。古代の紙パピルスや粘土板とかから試行錯誤を経るわけなんですよ。すべては本に対する情熱でつきすすんでいくのです。

まがいなりにも我々は本屋だった

評論家の飯田一史は作中に、時代による書物観の違いや権力構造も変えうる本の力が描かれていることを見出し、「人類にとって書物とは何だったのか」を改めて気づかせてくれたと評価している

Web小説という媒体で書籍への愛着を語り、読者がそれをWeb上で読むことに特異性があるとし、「ウェブネイティヴな作品で言われるからこそ紙の本への憧れが際立つ」と批評している。

引用元: 本好きの下剋上 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%AE%E4%B8%8B%E5%89%8B%E4%B8%8A

上記のような壮大なことは考えつかなかったんだけど。

この作品で取り扱うのは本の内容ではなく書物そのものである。

アニメばかり見ていた幼少期を経て高校の時はラノベを漁り読み、大学は文学部で司書の資格にもチャレンジをした(一進法がわからなくて挫折したけどね)、就職活動は本屋か大手取次(本の問屋さん)になろうとしたがなんのかんのあって某企業に新卒で入社したが使用期間中に鮮やかにドロップアウトを決め流れた先はヴィレッジヴァンガード。合っているか定かではないがその意味は「前衛的な村」なんてアメリカのライブハウスの店名を起源としている。母親は絵本作家(自称)で自分でも文章を書く仕事につきたいなんて思っていたけどそれは妙な形ではある意味叶っているのだが本意ではない。本は自分にとって人生を彩る最高の嗜好品の一つで人格形成や思考、思想は本で身につけてきたと考えている。つまりはアイデンティティである。

そんな本を扱う末端の者として荒んだ情熱をたまには本棚に打ち付けるのもいいのかもしれない。一から本をつくろうだなんて思わないけど、初心にもどりこの作品を見て本棚を彩ろうなんて心境になったりです。よい本屋の本棚には人体でいう血がながれていて生きている。

もしかしたらうちの本棚の隅にこの作品があるかもしれないしないかもしれない。暇な読者諸君は最寄りのヴィレッジヴァンガードの本棚を眺めてほしいものである。だって我々は実は本屋なのだから。

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この記事を書いた人

96のアバター 96 次長

なんだかんだで社歴10年オーバー。

培ったダメエピソードとかを書いていこうと思います。

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