みなさんMですか?Sですか?
お考えの通り、マゾヒストかサディストかという意味で。
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ちなみに私はフリッガママのベアハッグで最期を迎えたいほうの人間ですが、同時にドラキュリナちゃんに意地悪したい気持ちもあります。
心がふたつある~~
わがままな気持ちを満たす、M性とS性の両方を楽しめるようなキャラクターなんて流石のラスオリでも…
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います。
前回前々回から続いて「コンパニオンシリーズ」から、今回は一番上のお姉ちゃんを紹介します。
引用元:ラストオリジン公式サイト https://www.last-origin.com/
ラストオリジンしらん。という方は以前書いた『ラストオリジン』流行らせてください!や過去の記事を読んでくれたら嬉しいです
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ブラックリリス
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今回語りたいのは警護用メイド「コンパニオン」所属
軽装型保護機 ブラックリリス です。
リリスはコンパニオンの長女、最初に作られた機体ですが、ペロやハチコのような動物の耳や尻尾はなく、スノーフェザーのように夜目が利いたり空を飛ぶこともなく、「コンパニオン」で唯一の動物の遺伝子を持たないバイオロイドです。
というのも、リリスは「不完全な実験体」のコンセプトで生まれたキャラクター。
人類滅亡前は三安産業の代表的な最高級バイオロイドとして販売されていましたが、テスト中に何やら事故があり全機廃棄処分されかけた(一部顧客にはプラス要因だったらしい)という過去があり、後続の機体にはリリスの問題を補うべく動物の遺伝子を組み込んだ、という設定があります。
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オルカ号における地位はかなり高く、彼女の役職は「警護隊長」。
リリスは作戦における司令官くんの動線やコンパニオンによる護衛計画に指示を出す権限が与えられており、司令官くんや他のバイオロイドの安全確保に関しては誰も逆らえないとのことです。
「コンパニオン」が護衛に特化したバイオロイドであるのはもちろんですが、軍事会社の指揮官級バイオロイドに匹敵する戦闘力を持っているというので当然の権限と言えるでしょう。
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100メートル以内での戦闘では地上最強のバイオロイドラビアタ・プロトタイプを除いてほとんど誰にも負けず、オルカ最強の剣術使いシャーロットと並んで指折りの強者として君臨しています。
一般的な銃弾であれば素手で掴むこともでき、彼女のバリア発生装置「ロサ・アスール」は戦術核にも耐えられるとのことで、警護もこなすとなればラビアタをも凌駕すると評されるほどです。
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リリスの戦闘スタイルは「ガン=カタ」。彼女の得物である二丁拳銃「AP2090 Mamba Pistol 2EA」通称ブラックマンバを使った格闘と射撃を掛け合わせた戦い方をします。
「ガン=カタ」は映画「リベリオン」で主人公のジョン・プレストンが用いる架空の戦闘術です。東洋武術と科学的な発想が融合している無敵の戦闘術らしいガン=カタ。格闘の延長のように銃を使う無駄のない射撃とカンフーのようなスピード感、戦闘シーンは特に見応えがあります。
ディストピア世界で政府に仕える最強の捜査官が社会に疑問を覚え反旗を翻すストーリーが王道ながら心が中学生な私にぶっ刺さったこの映画。 みんなも観よう。
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メイドバイオロイドとしての能力ももちろん備えており、姉妹の食事はなるべくリリス自身が用意するようにしていたり、パティシエでないながら自身を模った5/1スケールのチョコレートリリス(約8メートル)を作るなど料理も得意な様子。
またナース服を思わせる衣装の通り医療にも精通しており、腰のバッグには救急セットが入っており応急処置が可能とのことです。
ゲームにおける性能
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ブラックリリスは保護機ではありますが運用方法が非常に特殊です。
通常防御力や回避率に特化させたい保護機ですが、リリスの場合は攻撃機と同じステータスに割り振るのが基本。
リリスはダメージを受ければ受けるほど防御力が上がり敵を倒せば倒すほど攻撃力が上がるため、攻撃に特化させるほうが効果的となります。
攻撃力が防御力の4倍以上のときには2マスに攻撃できるアクティブスキル1での反撃が発動。自身の横と前方の味方を守りながら反撃もできるので例え行動が早い敵が相手でも殲滅力は変わらず非常に優秀です。
さらにアクティブスキル2はどんな攻撃も1度だけ無効化可能というチートみたいな性能。
難しいステージの攻略にはもってこい、攻防共に最高水準のバイオロイドです。
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良い子のリリス悪い子のリリス
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リリスはほとんどの相手に敬語を使っており、妹を叱るときでさえ穏やかな口調で話し、他人を尊重し良好な関係性を築こうとする性格です。
特にコンパニオンの姉妹を大切にしており、「火傷なんてしたらお姉さんが大騒ぎするから」とハチコが火を扱うのをコンパニオン以外のバイオロイドが止めたり、フェアリーシリーズの長女オベロニア・レアと妹自慢バトルをしたり、願いが叶うとなれば姉妹たちとの穏やかなピクニックを望んでいたりと姉妹愛の強さが感じられます。
という「良い子のリリス」であろうとする反面、
色恋沙汰となれば「悪い子のリリス」になってしまうのが彼女。
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ご主人様の正妻は自分だけという強い自信と独占欲を持っており、警護の名目で常に司令官くんの傍を付きまとい、彼女の恋路の邪魔とあれば暴力も厭わないいわゆる「ヤンデレ」です。
このゲームヤンデレ多くない…?
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同じく三安産業の高級バイオロイドとして作られた愛情が歪んでいる料理人のソワンやどういうわけか鞭を携えている教師のアレクサンドラとは相性が悪く、人類滅亡前この高級機3体を購入した家庭では血を見る羽目になったとか。
オルカ号ではアレクサンドラとの関係は今の所悪くはみえないようですが、リリスと同じく独占欲の強いヤンデレソワンとはやはり犬猿の仲。司令官くんに見られないようにしつつも彼を巡って壮絶なバトルが繰り返されています。
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ソワン、シザーズリーゼと共に司令官くん????かつ暴力的なヤンデレバイオロイドたち、人呼んで「オルカ危険人物」に数えられているブラックリリス。
しかしリリスはソワンのように司令官を騙したり薬を盛ったり…ということは無く、相手の気持ちを尊重しています。司令官くんが傷つくと知っているのでオルカ号の仲間を傷つけることは極力避けており、司令官くんのために穏健派なスタンスを取っています。三人の中でもリリスとは友好的な隊員も多いようです。
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まず正妻はリリスであるとして、自分のいとしい妹たちにも司令官くんに愛される権利は当然あると思っています。
妹以外のバイオロイドが相手でも、彼女にとっては司令官くんが他の女と夜を過ごそうとも構わない。それらは全てオモチャで遊んでいるのと変わりなく、最終的に自分が司令官くんの隣にいればそれでいいと考えているようです。ラオウか?
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ただし司令官くんが危険に曝されるというなら話は別。司令官くんの前で「悪い子のリリス」が出るのは不本意ですが、彼に危害を加える敵や話の通じないヤンデレ連中には言葉も悪くなるし殺すことに何の躊躇もないようです。
痛みこそ愛
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リリスは敵には容赦せず、何なら敵を痛めつけることを楽しむ戦闘狂。
パッシブにあるように「サディスト」の一面があります。
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敵を徹底的に蹂躙しながらも、逆に嬲られることにも快感を見出す「マゾヒスト」でもあります。
パッシブスキルでも明言され、戦闘中のSDイラストは被撃時に頬を赤らめるような表現も。
時や場合、相手に合わせて性的嗜好まで両極のどちらにでもなれる点は、「不完全」な実験体というコンセプトにも当てはまる解釈なんじゃないかなと思います。
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この極端な性癖はスキンでも見られ、こちらの衣装では服の下に素肌を締め付ける赤い縄がチラリと見えたりします。
スキン始め司令官くんの前ではどちらかというとドMな面がほとんどなリリス。
司令官くんのために体が壊れるなら本望といったりそういうプレイを要求するセリフもあったりと彼女もラスオリらしいド変態バイオロイドです。
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日本語版ではまだ先の実装にはなりそうですが、韓国で開催された人気投票「ミスオルカ」で第2位となったリリスのために作られたこちらのように、黒いボンデージに身を包み鞭を携えた「女王様」スタイルのスキンも存在しています。
ミスオルカ記念で生まれたスキンは特別なスキンとなり、専用の背景やキャラクターソングも付いてくる超豪華仕様。
司令官くんと共に演劇の主役を演じることになりこの衣装を着るリリス、演技とはいえ初めてサディストらしさが明確に出され、司令官くんの前でもSな言葉も使ってくれる大満足のスキンです。
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サディストとマゾヒスト 両方の性質を併せ持つ♥
ご主人様一直線なリリスらしい、痛みさえ分かち合いたいという想いがまさに性格にも出ているようです。
引用元:【ラストオリジン漫画劇場】第五話「ご主人様のためのチョコレートと手紙」 https://www.last-origin.com/news_view.html?no=94
でもあんまりいじめるのはやめようね
あなたとの距離
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外伝ストーリー「あなたとの距離」
司令官くんを狙う鉄虫たちに対する防御態勢を強化するため、司令官くんを直接警護するコンパニオンの仮想シミュレーションを実施した際の一幕です。
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前衛をハチコとフェンリル、ポイが、後衛をペロが担当し、ブラックリリスはスノーフェザーと共に司令官くんのすぐ側を守ります。
ポイやフェザーが最近新しく加わったとはいえ、普段通りに護衛できるはずが…結果は不合格。司令官くんがケガをすることはありませんでしたがコンパニオンの負傷が大きく、満足の行く護衛ができませんでした。
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原因はリリス。司令官くんを守ろうとしますが、決して一定距離には近づこうとしなかったため、敵がその隙間を狙い陣形が崩れてしまっていたようです。休むよう言われ、唇を噛みしめながら部屋を出るリリス。
終始司令官くんのほうを気にする姉を、妹たちも心配します。
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戦闘中以外も警護を担当するコンパニオン。彼女たちそれぞれ、警護にも性格が出るようです。
好奇心旺盛で元気なハチコはあちこち気になって仕方がないながら、それでも盾は司令官くんを守れる位置にあります。
ペロは両手を前にし目を伏せて静かに後ろをついてきますが、ピクピク動く耳とピンと伸びた尻尾から神経を尖らせているのがわかります。
フェンリルはコンパニオン随一の瞬発力と敏捷性で何があっても反応できるという自信からか一人で先に行ってしまい、リリスに怒られていたり。
最近合流したフェザーは練習中。長らく警護とほど遠い生活をしていましたが緊張しながらもだんだん良くなってきているようです。
ポイのポイ式密着警護は文字通り、腕を絡ませぴったりとくっついて誘惑しながら。しかし周辺の警戒は怠らず、急に耳を舐めてくる以外は不満はありません。
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そしてリリスは、いつも司令官くんの斜め後ろ、一歩半ほど離れて警護します。
振りむけば今すぐ抱きつきたいというように振る舞い幸せそうな顔をしますが、決してその距離が縮まることはありません。
護衛対象である司令官くんは、そんなリリスを一番近くで見ています。ツンデレがわからず鈍感な司令官くんですが、真っすぐ愛を伝えてくれるリリスの心情なら当然わかっています。姉が心配だというペロに代わり、司令官くんが直接リリスと話をしに行きます。
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一歩半の距離を空けて、リリスは自分の心の中を吐露してくれました。
決して司令官くんを避けている、ということはなく、司令官くんのことは狂おしいほど愛していて常に彼のことを想っているからこそ…その想いが強くなるほど嫉妬深い「悪い子のリリス」が司令官くんに近づく全ての人を傷つけて、リリスと司令官くんとの関係は崩れてしまうのではないか、と怖くなってしまい、一歩半以上近づけないんだと言います。
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そんなリリスを司令官くんは抱き寄せ、リリスが他の隊員と喧嘩したことも、嫉妬深さも、ブラックリリスモデルが性格もわかった上で、リリスが「良い子」である必要も「悪い子」を隠す必要もない、ありのままのリリスが好きだと伝えます。
震えるリリスを落ち着かせながら、始めて出会ってからの思い出を語り合ううちに、心の距離も縮んでいきます。
今のリリスならシミュレーションも問題ないでしょう。
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翌日、再度シミュレーションを実施します。
今日のリリスは司令官くんの、半歩後ろ。
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本来なら21分隊として司令官くんが最初に出会うバイオロイドだったかもしれないリリス。
ロード画面や周回中に遊べるミニゲームのパズルを解くと読めるTIPSに、鉄虫の襲撃により分隊を離脱せざるを得なかったことが描かれています。 こういうのもっと読みやすいとこに書いといてくれ。パズル解くのがシンプルに下手
司令官くんが目覚めてから脅威を搔い潜りつつ仲間を集めていき、リリスがオルカ号に合流したのは少し遅れてのこと。
もしも最初に出会っていたのがリリスだったら、という悔しさは常々考えていたそうです。
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シミュレーションはついに合格!
司令官くんに褒めてもらおうと集まり喜び合う妹たちも、察しの良いペロが早々に外へ連れ出しリリスと司令官くん二人きりに。
シミュレーションを無事終えたリリスは司令官くんと二人、指を絡ませ司令官室に入ります。
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愛を伝え合った男女が二人きりとなったならもうやることは一つ
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オルカ危険人物トリオ、ソワンに続いてリリスも…
無事ベッドイン!!
ここでもリリスの嗜好を存分に見せてくれるのはさすがラスオリといったところ。
シナリオに登場する度に新たな面を見せてくれるリリスですが、今回は普段のヤンデレから想像もつかないピュアな恋心が描かれた外伝ストーリーでした。
不安定で嫉妬深い彼女の、純真な乙女そのものな司令官くんに対する想いが素直に可愛い。最高。
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ありきたりなセリフもリリスが言うと深みが違います。ほんとによかった。
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ネクスト 司令官ズ ヒント
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次回もお楽しみに
ラスオリ過去記事
第1回 『ラストオリジン』流行らせてください!
第2回 『ラスオリ』のバイオロイドを語るVVスタッフ【ソワン編】
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前々回 『ラスオリ』のバイオロイドを語るVVスタッフ【CSペロ編】
前回 『ラスオリ』のバイオロイドを語るVVスタッフ【城壁のハチコ編】
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コメント
コメント一覧 (7件)
りりしゅ…好き…
リリチュ!
ランパリオン!ランパリオンじゃないか!
もう次が全力で分かってしまうの好き
これがビクトリーへの鍵だ!(ハイパーライオン)
リリチュ 好き
12章大活躍だった記念
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