ヴィレヴァン下北沢でずっと売場にあるもの。

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ヴィレッジヴァンガード下北沢店ずっと売場にある商品って何だと思います?
関東第1号店の旗艦店として「ヴィレヴァンと言えば」のイメージでおなじみ下北沢店。
そんな下北沢にずっとあるもの。

目次

「売れるもの」と「売りたいもの」

雑貨は今アウトレットの店舗があるので、一定期間を過ぎるとアウトレット店舗に移動してしまうんですけど、
書籍、コミックは、

「絶版になったから入荷できない」
という以外は担当次第で置き続けています。

もちろんヴィレッジヴァンガードもこんな風に自由にやっているように見えて商売ですから、
売上をとらなくてはなりません。

なので、そのタイトルを棚に置き続けている理由は、
「売れるから」が1番で、
「売りたいから」も1番だと思ってます。

これはあくまで個人的な考えなのですが。いや、みんなそう思ってるはず。

商売をやっている以上「売れる」(大多数のお客様が求めている)ものを販売することは正義なのですが、
それだけを集めていたらヴィレッジヴァンガードではないですね。
僕もそんなお店だったら20年近くも働いていないです。
もちろん「売れる」ものにはそれだけの理由があり、時代のニーズにマッチしていたり、
人の心をとらえるものがあるから売れているのです。

でも、「ヴィレッジヴァンガードで働いている担当者が売りたいもの」が混ざっている売場だから
ヴィレッジヴァンガードなのです。
こんな真面目に語るつもりはなかったのですが…笑。

※これはヴィレヴァン下北にずっとはない(最近導入した)、下北沢の街にずっとある珉亭のTシャツ。

担当者が売りたいものを売る。

ヴィレッジヴァンガードの担当者が「売りたいもの」って、そんな個人的な感覚で商売してるの?
と思われるかもですが、割とその通りです。
その「売りたいもの」というのは、その担当者の趣味だけではなく、
代々の担当者のセレクトと知識、データを脈々と受け継いできたネタも含まれるから面白いんです。

ヴィレヴァンで働いているスタッフを見て下さい。
絶対みんな一緒に働いていなかったら友達じゃないよね?みたいな集合体ですよね。
そんなばらばらのセンスが1年、2年ではなく、30年以上引き継がれているからそれは変な売場になりますよね。
ずっと受け継がれてきた秘伝のたれみたいなもんです。店舗によってこの濃度は異なります。

今回はそんな書籍、コミックの極一部を紹介したいと思います。

ヴィレヴァン下北にずっとあるもの

と言っても、僕が下北沢で働きだしたのは12年ほど前。
その前は他の店舗を転々としていて、トータル18年ほど働いているので、
お前がヴィレジヴァンガードの何を知っているんだと、ヘビーユーザーのお客様につっこまれるかもしれませんが、
僕もヘビーユーザーです。
中学生時代から通い、23歳でアルバイトとして働きだし、現在42歳。
人生の半分以上通ってます。笑

ナウシカのコミック全巻セット
これはほぼどこの店舗でもいまだに販売してますよね。
無駄に箱を山積みしている光景をよく見ると思うのですが、全然無駄じゃないんです。
だっていまだにめちゃめちゃ売れるから。だし、めちゃめちゃ読んでほしいから。
こんなに積むくらいおすすめなんだぞ!とお客様に知ってほしいから積むんです。
まぁ、ただこんなに重いものをこんなに積むのは危ないので、実は空箱です。笑
昔は「おれナウシカのBOXを天井まで積んで、その横にこれで取ってくださいってPOP書いてトンカチ置いてたんだ」
という天才な先輩もいましたが、そういう人はもう絶滅危惧種ですね。


AKIRAのコミック
こちらも超ど定番。
この大きさ、この重さ、全巻面出しで絶賛ずっと販売中なのはヴィレヴァンだけですよね。
ジブリ同様、「日本が世界に誇る」という言葉がぴったりのAKIRA。というか大友克洋さん。
世界中のクリエイターに多大な影響を!というか僕を含め、ヴィレヴァンスタッフは
ほぼ全員読んでる…よね?
僕は古本屋でボロボロだけど初版を集めてたのですが、高校時代同級生に貸したものが先生に没収されて
いまだに返ってきていません。先生、そろそろ返してくれてもいい頃かと…。


岡本太郎さん…あなたに人生狂わされました…
今の若い世代の方に岡本太郎と言ってもピンとこないかもしれませんが、
ヴィレッジヴァンガードで『自分の中に毒を持て』を購入してかなり影響を受けたという著名人の方結構いるという噂を
聞いたことがあります。
この本も「ヴィレヴァン下北沢の課題図書」の1つですよね。
前職を辞めてこの仕事をしているきっかけを作ってしまった原因の1つがこの本です。


実はコジコジの方がヴィレヴァンでは売れている??
みんな最近になってコジコジの面白さに気付いてグッズもたくさん出たり、若い方にも大人気のコジコジ。
ヴィレヴァンではずっと売れてるんですよね。落ち込んだ時、僕はだいたいコジコジを読んだら次の日には
全ての事がどうでもよくなって、仕事に身が入らなくなるくらい影響受けてます。
さくらももこさんは漫画もエッセイも全部面白い!ちびまる子ちゃんをアニメで見てたくらいしか…の方、
まずコジコジの1巻読んでみてください。

ドラえもんはみんな好き
ドラえもんのこの大長編シリーズ知ってます?
ずっとこの表紙で今でも販売されています。当時映画館で観たあのドラえもん!
実は僕は友達の誕生日プレゼントによくこのシリーズをプレゼントしてます。
安いし、みんな喜んでくれる鉄板です。真似してもいいですよ。


ドグラマグラとか…
日本文学がかっこいい!というのを僕に教えてくれたのもヴィレヴァンでした。
僕がお客さんで通っていたころに。
なかなかこの辺の文学に出会うタイミングないと思うんですけど、ヴィレヴァンだったら、
「パンどろぼう」とか「たべっ子どうぶつ」のコーナーを一歩曲がればドグラマグラが…。
と、同じフロアに色んなジャンルが混在しているところが面白いですよね。
意図しない出会いがあるから面白い!


小林賢太郎さん
僕が下北沢で働き始めたときにはもう本棚に並んでいた、小林賢太郎さんの本。
多分地元の店舗でアルバイトで働きだしたときから本棚にあったと記憶しています。
下北沢は演劇の街ですし、しかもヴィレッジヴァンガード下北沢の上のフロアには劇場の聖地のような
本多劇場がありますね。僕も本多劇場で2016年の舞台『うるう』を鑑賞させていただきました!
当時、下北沢店でも書籍『うるうのもり』を販売していたのですが、
僕の記憶がただしければトータル1000冊ほど販売したと思います。
正式なデータはないですが、過去のまだバーコード読めないレジを使ってる頃からのデータが出せるのであれば、書籍の作家別販売数は小林賢太郎さんが1位じゃないかな…。それくらい売れていますし、売ってきました。

残念ながらもう入荷できない本もありますが、今も未来もコーナーはもちろんありまして、
ファンの方が見に来てくださいます。
実は小林賢太郎さんの直筆POPも飾ってるんですよ!

そして先日、横浜のムービルという映画館で小林賢太郎さん監督・脚本の映画『回廊とデコイ』を鑑賞してきました!
この作品は舞台映像とショートフィルムを散りばめた短篇集で、観ている間ずっと自分の顔がにやけていたのが分かります。
ただその場の笑いというのではなく、あとにじと~と残る粘着質のある笑いと哲学、文学、何なんだこのジャンルは、小林賢太郎だ!というような笑いなのです。
しかも進化?深化?しているような感覚が。どんどん小林賢太郎が小林賢太郎になっているような。
何を言ってるんだおまえはと言われるかもしれませんが、観ている方でしたらこの感覚に共感していただけると思います。

『回廊とデコイ』のパンフレット。我が家の本棚に飾ってます。

今回の映画上映では、監督と出演者のみなさんによるトークイベントがあり登壇されました。
せっかく都内に住んでいるので、他の映画でも海外の監督さんが来日されてQ&Aがあったりすると行くことがちょくちょくあるのですが、作品の裏側、監督の意図などを知れて、映画の理解深度がぐっとあがり、さらには自分の中で作品がより定着するというか住み続けるというか、本当におすすめです。
こちらのトークイベントでもがっつり面白いお話を聞かせていただきました!内容は実際に来ていた方だけの秘密です。

ヴィレヴァン下北沢としては、『回廊とデコイ』のBlu-ray、DVD、そして戯曲集の書籍も出していただき販売したい!
コーナー作りたい!です。
そしたらまたふらっとお店に来てまたPOP書いてくださいね。
この記事がご本人に届くかどうかはさておき、勝手にラブレターとして書いておきます。

「売りたいもの」をもっとお客さんに届けたい

今回はあまり長くなりすぎてもあれなので、序章程度に超代表的なものをちょっとしか紹介していませんが、
紹介しようと思ったら、一生終わりのない連載を書けるくらいのネタはあります。

こうやって紹介してきたタイトルですけど、ヴィレヴァンぽい!けど、
どれも超メジャーなものばかりですよね。
そうなんです。いいものはいい!をずっと続けているだけなのかもしれません。
時代は繰り返されてますしね。80年代、90年代のものが最近人気だったり。
時代時代の本当にいいものが売場に残り、歴史として積み重なっていき、定期的にその時代に影響力を持つ方が紹介して、
「なつかしい」とか、「こんな面白いのあるんだ」とかと新しいファンを生み出す。

新しいものも入荷するし、新しいものを入口にして、実はこれはこれに影響を受けていてね…とかうんちくをPOPに書いて沼に誘い込んでいくのが、ヴィレッジヴァンガードの売場編集というテクニックなのです。
(そんなテクニックの教科書はなく感覚でやってる人がほぼ全員ですけどね)

こういう歴史がヴィレッジヴァンガードのイメージを作っているのです。
(※今回こちらに書いた内容は下北沢店で働く僕個人の意見となり、これまた十人十色のスタッフの数だけ色々な考えで働いているそれもまたヴィレヴァンを作ってると思ってくださいね)

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この記事を書いた人

イーニド イーニド プロモーション戦略

生涯ベスト映画ベスト10(現状)
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・幸福なラザロ
・かぐや姫の物語
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・バベットの晩餐会
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