自分が過去に仕入れたヤバイ商品で打線組んでみた。

シェアしてね!😘
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

前回もちょっと書いたのですが、


「最近のヴィレヴァン、あんまりヤバイ商品置いてないよね」


というお声をちょくちょく耳にします。

いやそりゃまぁね、今や全国展開でそれなりに知名度もあるそこそこ大きな会社になってしまいましたし、世の中だって変わりました。
コンプラとかなんとかいろいろ気にしなきゃ生き残っていけない中で、店舗も問屋も輸入元もメーカーも色々なことに気を使わないと何が炎上して命取りになるかわからない訳ですから。慎重になるのも致し方ないという事情もあります。




……とか、色々と「へんなこと」をできない理由をコンプラとかのせいにしてごちゃごちゃ言ってるんですが、じゃあ実際「昔のヴィレヴァンにあったヤバイ商品」てなに?本当にヤバかったの?という辺りをちょっとここらで一度振り返ってみようかと思いまして、とりあえず

過去に自分で仕入れたヤバそうなもの

を、今から思い出せるだけ思い出してみようかと思います。

あ、こう見えて僕「目を離すとすぐアウトなものを仕入れようとするひと」のブラックリストに入ってたこともあるらしいのでそれなりにいい感じのものが色々あると思います!(何の自信だよ……)

目次

やばいの その


☆ガラスの尿瓶(しびん)

何故かあったので何故か仕入れて何故かレジ前に置いてこんな風に使ってました。
これたぶん尿瓶であるという事より、個人的にこの「使い方」に非常に問題があったような気がしないでもないです。
入れられたレシートも捨てる時めちゃくちゃ取り出し辛いし。

だいたいある程度の年齢以上の人だけが一瞬ぎょっとしてから、苦笑いしながらレシートをねじ込んでいきます。
とはいえいちおう商品ですから値札もつけてあったので、ある日突然

「これください!で、プレゼント用に包装してください!」

と言われて気合い入れてラッピングした記憶があります。
こういう送る側の「やったったぞ感」がこもったプレゼントはラッピングする側も実に楽しい。
彼にプレゼントされた尿瓶はいまどんな人生を送っているのだろうか?と思うと優しい気持ちなります。

コンプライアンス的に?え?何も問題はございませんよね?
これ自体はただの美しいガラスの容器ですから。
あ.一応言っときますがもちろん「未使用品」ですし。

うん。大丈夫。何の問題もございません。

やばいの その


☆謎のはく製(ジャッカロープ)

引用元:ジャッカロープとは何ですか https://movie.te-a.jp/what-is-jackalope

当時これをどういう経緯で仕入れたのか全く覚えていませんが、このまんまの剥製です。
ウサギに角とヤマドリの羽根をくっつけたみたいな剥製。
いや実際こんな生き物いないんでウサギの剥製を魔改造して作ったんでしょうけど、実はこれ架空の生き物の再現らしいです。
この時こいつの存在自体を知らなかった僕は「剥製で遊ぶなよ」とか思ってました。
しかも確か5、6万円で仕入れた記憶があります。それが安いのか高いのかも全然わかんないけど。
とにかくコイツなら、当時のカオスな店内でもひときわ目を引く存在になるのではないか!?
と、めちゃくちゃその働きっぷりに期待をしながら仕入れたのですが、
なにぶん当時の僕のいた店があまりにカオス過ぎたが為に異常なまでの店との親和性を発揮しやがりまして…

目立つ場所に置いたのに何故か全く違和感なく店内に溶け込んでいる!

という残念なんだか喜ばしいのかよく分からん事になってました。

とりあえず5、6万円もする謎の剥製を意味も分からず仕入れるのは商売的/発注的にはマズい気もしますが、こういうものが店のカオスさに貢献してくれていたのだと考えれば何の問題もございません。

まぁその店もうないんだけど。

やばいの その


☆ひよこ玉

「これ欲しいんですけど、いくらですか?」
ぼく「え?え?なんですかこれ?」
「そこにいっぱいあって可愛いから欲しいと思ったんですけど…商品じゃないんですか?」
ぼく(え?いっぱいある?そもそもこんなもの知らないぞ…なにこれ???いやめっちゃ怖いんですけど何!?)
ぼく「こ、こちらは店内のど、どちらに居ましたか?」


売り物のソファの上に無数に散らばるひよこサイズのひよこみたいから顔も足も取ったみたいな謎の物体。どこから生まれてきたお前ら。一体何なんだ!?

…と思ってよく見ると、破裂したビニールの残骸が傍らに。

こいつは…全く売れずに何年もここに残ってた透明ビニールクッション!
このひよこ状の物体の謎が遂に!

(あ、クッションの中身だったんか)

ぼく「あ、これ破れたクッションの中身なんですよ、紛らわしくてごめんなさい」
「売っていただく事ってできませんか?かわいいんで全部ほしいんでクッション分の金額お支払いしますんで」
ぼく「え?」

確かにたくさん盛ってあると可愛い。クッションとしては全く売れなかったが中身だけ出して「クッションの値段÷ひよこの個数」で売れば問題ないのでは。
輸入元に電話「あのなんか全く売れない透明のクッションってまだ在庫あります?」
輸入元「山ほどありますよ。買っていただけるなら特価にして卸してもいいくらいですけど」
ぼく「ぜんぶください」

ここに「ドラム缶一杯のひよこ玉」が爆誕する。
しかもドラム缶2個分あった。商品は盛ってるけど話は盛ってません。本当にめちゃくちゃな数でした。

勢いだけで意味が分かんないくらい売れたけど、棚卸で混乱するからやめろという理由でなんか本部の人に怒られました。
あとなんか「商品を作るな」とも言われました。

ええ、大好評で完売だったので何の問題もございません。

やばいの その


☆「のど自慢」のトロフィー

これは意外と最近だったのでツイッターに記録が残ってました。
本当にどういう経緯でウチに流れ着いたのか謎です。
何故か売れましたが、できれば買った人に

「ヴィレッジヴァンガードで買ったのど自慢のトロフィーを元の持ち主に返したい」

という依頼を「探偵!ナイトスクープ」に出して頂いて、なんでこのトロフィーを手放したのか?の経緯とか含めてその人の人生とか聞いてみたい気がします。

ある意味、持ち主の記憶が込められている特級呪物みたいな商品ですし、
そもそも「なんで売ってるんだよ!?」という感しかないですが、うちが問屋さんから買い取ったので売る事には何の問題もございません。

やばいの その


☆なんかでかい石膏像(胸像)

引用元:アグリッパ‐Wikipedia- https://ja.wikipedia.org/wiki/アグリッパ

↑よく美術室にあるこれ。もうこの人だったかどうかも記憶が定かではないですが。

たまたま商談中に業者さんの倉庫の画像を見てたら片隅にこいつが無造作に転がってたのが気になって
「すいません、これってもらえます?」
って訊いたら
「なんでウチにあるのかわからないんですけど、結構でかいっすよコレ。欲しいですか?」
って言うからそりゃ取るよね。
コイツの中古相場がよく分かんないけどなんかめちゃくちゃ安く売ってくれた記憶があります。

で、こういうのって自分でくれって言っといていざ届くと

「うわぁ、邪魔くせぇ」

ってなる現象あるあるなんすけど何とかならんすかね。
しかも触ると手とか服とかめっちゃ白くなるし。重いし。

まぁ何とか頑張って店頭にいい感じで出したんですが、その後すぐに僕ほかの店に転勤になったんで彼の行方がどうなったかは知りません。
ただ大きさと存在感の割に笑っちゃうくらい安かったんで、多分すぐ売れたんじゃないかと思いますから何の問題もございません。

やばいの その


☆ 模造刀 
 

これ自体は普通に「そういうものを扱ってるお店」に行けば全然普通に売ってるんで何も珍しくはないんですが
「売り方」と「売れ数」が完全に頭おかしかったです。
あとヴィレッジヴァンガードは登録上は「書店」です。
大事な事なのでもう一度言います。

「ヴィレッジヴァンガードは登録上は「書店」です」

で、当時の「刀売り場」がほんとこんな感じで↓

こんなふうにエクスカリバーのバーゲンセールみたいに刀がコンクリブロックにぶっ刺さってて、しかも在庫が床から積んであったらおかしいんです。「登録上は書店」なんで。

でもこの時は僕も店もお客さんも頭がおかしくなってたのか、誇張なしでこれら1万円ほどの模造刀、毎月10本前後売ってました。

あの片田舎の店の周辺に刀持った奴らが100人以上いたのかと思うともうあそこだけ戦国時代です。やばい。

やばいけど当時あの周辺でヴィレッジヴァンガードのせいで刀狩りとかが起きた史実はないので何の問題もございません。


やばいの その⑦


☆サルの頭蓋骨(本物)

ある日の商談にて

「あ、ハロウィンだし、このドクロのやつ下さい」
「ドクロって言えばこないだタイに買い付け言ったら、露天に小さいけど本物っぽい人の頭蓋骨置いてあってすっごいびっくりしたんすけど、よく見たらサルの頭蓋骨だったんすよ」

「それ、仕入れられません?」

商談大事 雑談大事
何気ない会話 仕入れのヒント 
「今何が売れてますか?」とか聞くやつマジ素人。
サルのドクロ ときめく 俺のこころ
商談で得られる ヤバイ商品 店が選べる 

と、思わずもうHIPHOP調になるくらいほんと業者さんとの関係大切。

だって絶対カタログに載ってないじゃないですか、サルの頭蓋骨。
そしてある程度の関係性があってこっちがそういう事に興味あるって思ってないと向こうもサルの頭蓋骨の話とかしてくれないじゃないですか。

大事なのはサルの頭蓋骨そのものじゃないよって話です。

引用元:日本のけものたち http://kemonotachi.g1.xrea.com/honesaru.htm



で、サルの頭蓋骨はその会話の3か月後くらいに無事入荷しましたが、その時僕が居たのが割とファミリー向けのイオンさんのテナントの店舗だったのすっかり忘れてまして、届いてから

「うわ、コレどこに出そう……」

ってなりましたが、お子様の学習教材的な意味でもいい商品だったと思うことにしたので何の問題もございません。
(というか、店頭に出してすぐに売れちゃいましたし)

結局なんにもヤバくないし、ヤバいもんなんか何もないのにヤバい店

ここまでに紹介してきた商品なんですが、どうですか?
これ、実は商品自体は別になんにもヤバくないんですよね。
売っちゃダメなものもないし、公序良俗に反するようなものも何一つ無いです。

実際こんなもんなんです。
よく考えたら今やってたとしても別にコンプライアンス上問題があるようなものなんて最初からやってないのです。
これ、別に「商品がヤバイ」ワケじゃなくて、僕らが真剣にふざけてただけなんだと思うんですよね。
で、当時からちゃんと「コンプライアンスの範囲内」でふざけてたからこれだけ全国にも展開する会社になれた訳で。

じゃあなんで
「最近のヴィレヴァンにはヤバイ商品が無くてつまらない」
みたいなことを言われちゃうほどふざけなくなっちゃったんでしょうね?って話なんで、
今めちゃくちゃ真面目に「ふざけたヴィレヴァン」を取り戻さないといかんなぁという思いもありつつこの話をしているのですが、とりあえず手始めに↓

こんな事ができたらいいな。なんて考えてます。


あーふざけたい。
あークソくだらない商品のPOP書きたい
あーへんなもん仕入れて売りたい
やっぱりヴィレヴァンは頭おかしいって言われたい


ヴィレヴァンが「ヤバイ店」だったって記憶がまだみんなの中に残ってる今のうちに会社を挙げてふざけていかないと、誰もヴィレヴァンが「ヤバイ店」だったことすら覚えていない時代が来るのは僕はとてもこわいです

がんばろ。


中の人の過去記事↓(POPのことなど書いてます)

シェアしてね!😘
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

本当はサブカルより
生き物と兵器の話とクルマと朝ドラがすき。

生き物は脊椎の有るものも無いものもすき。
兵器はそのものより運用面に関する事がすき。
車は70年代の残滓が残るやつがすき。
ヴィレッジは今も本屋だと思ってる。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • はじめまして。某店のアルバイトです。
    誠にとてもとても勝手ながらこの記事を私の記事の中でご紹介させていただきました。
    ほんとにすみません。
    文章が好きで勝手にファンしてます。これからの記事も楽しみに読ませていただきます🙇‍♂️

コメントする

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

【コメント機能をご利用いただくにあたっての注意事項】

1. ご投稿いただいた記事やコメントは、掲載までに少しお時間をいただく場合がございます。
2. 投稿内容等が不適切と当サイトのスタッフが判断した場合は事前の通知なしにコメントを削除する場合があります。全てのコメント投稿が掲載されるわけではありませんので、予めご了承ください。
3. 投稿内容の公開・非公開に関するお問い合わせにはお答えできません。
4. 絵文字は機種によって正常に表示されないものが多いため、ご使用はお控えください。
5. 記事内容に明らかに関係のない内容の書き込みはご遠慮ください。
6. 個人のプライバシーに関わる書き込み、公序良俗に反する内容等、当サイトのスタッフが不適切であると判断した場合は事前の通知なしにコメントを削除致します。
7. 名指し等、個人間のやり取りは書き込まないでください。
8. より楽しいコンテンツになる様に是非ご協力をお願いいたします。

目次