ファイナルの前に~初めましての方へ。前回のおさらい
3回目の人ごめんなさい!本屋なので紹介させてください。ツアーの道標。
3日目は朝食で腹ごしらえから!
ホテルの朝食は和食で朝からほっこり。
連泊しましたが、おかずも違う物が用意されていたので良かったです。
干物を自分で焼く演出も。
朝食込みで2人2泊2万ちょっとはお得感あります。
腹ごしらえを終えて、いざ会場へ。
リストバンドは毎回必要なので、
まずインフォメーションがある「道の駅 すずなり」へ。
前日のリストバンドがあると登録がスムーズです!
泊まりの場合捨てずに、とっておきましょう!
3日目に車を走られて向かった先。
最初の作品は旧小学校からスタート!
こちらの会場は作家さん6人の作品がありました。
中でもMYお気に入り作品を紹介します。
グランドの所々に竹と白紙のドームがありました。
遠くから見るとかわいらしいド-ムですが、さらに近づいていくと。
木製ウマ!!!
竹川大介+野研 [上黒丸 円座 循環 弍]
スタードームは2004年に開発されて「きみだけのそら」というワークショップをしてきたそうです。
今回の作品は風の音を聴き風土を体感することが作家の意図でした。
「ただ座ること」から天と地と人のいとなみ、めぐり、めぐる生と死。
侘び錆び。心の平穏。
思わず正座したくなる空間でした!
この他にもブランコや複数で集まれる集会場のようなドームもありました。
夜になるとライトUPするような仕掛けも。
さらに車を走らせて旧図書館へ
入口から順番に進んで行くと、何かの音がします。
図書館は静かな場所というイメージですが。
複数の箇所からシュールな音階。。。
奥に進むと、本は1冊もなく、取り残された空調機、そしてその上によく見ると
仕掛けが!
さらに近づいてみると、、、
リコーダー?????!
空調とともに呼吸の様な一定の音の正体はこれか!!!!!?
よく見るとリコーダーの音階の押さえる部分がネジで塞いであり、
1つの箇所で複数のリコーダーが違う音階を奏でていた。
この作品もぜひ動画OR実際にご覧いただきたい作品です!
今尾拓真 [work with #8]
プログラム規制により吸排気する存在の空調設備が、
リコーダーやハーモニカなどの楽器を演奏する作品。
築50年近く経つ役目を終えようとしている建物の中で響く音は何を繋いでいくのか。
楽譜を発見しました!
これでなにを演奏していたのか、わかる!!!!
っと思いました。が、まさかの楽譜が読めず・・・
わかる方に教えて頂きたい!笑
昔鉄道が走っていた駅に
待合室に入ると、まるで忘れもののような作品が。
黄色という色が忘れていた物の懐かしい記憶にリンクしました。
待合室に入ると、まるで忘れもののような作品が。
黄色という色が忘れていた物の懐かしい記憶にリンクしました。
更に駅員室?に進むと、、、
振り向くと右側も黄色!!!!
河口龍夫 [小さな忘れもの美術館]
忘れられた鉄道、駅、プラットホーム。
作家は忘れることの意味を問う。
ホームには貨物車が停車していて中に入ると一面に黒板が。
好きな言葉を書き残せる。
忘れられた駅が「忘れ物の美術館」として蘇った作品。
2017年の奥能登芸術祭でも話題の作品でした。
今回実際にみることが出来てよかったです!
歩いて行って遠かった。でも、みる価値あり!
ひと気がない建物。建物の裏は手入れされた畑。
外観をよく見ると複数の穴が空いていました!
そっと覗いてみることにしました。
幻想世界!!!
薄暗い家の中に幾重の光が!!!!!
もう待ちきれないので昔ながらのスライド式扉を引きました。
思わず、わーーーーー声が出ました!
中島伽耶子 [あかるい家 Bright House]
珪藻土工場の事務所だった空き家に無数の穴をあけた作品。
希望を象徴する光として考えられた作品は現代と重なり、光の先を視る力をもらえました。
幾多の盛衰を重ねてきたさいはての地・珠洲で生活の「豊かさ」とは何か静かに考える場所という作家の意図がある。
部屋一面隙間光が美しい!!!!
色んな方向から楽しめるのでつい長居してしまいます。
ここまで穴を空けて円型アクリルで光を取り込む作業は、大変だったのではないか?
と、つくり手の想像もしてしまう。
でも真似して家を建てた時に、絶対DIYしたい!!!!
天井には!
シャンデリア?
夜はライトUPするのかな?とワクワクしました!
夜になると照明の光が穴からもれだすのかな?
が、あえて光らないそうです。
電気に頼りすぎる現代に問いかけているそうな。
ちょっと休憩!おやつは、お肉屋さんのコロッケを
もう14時です!
朝ごはんガッツリで腹持ちよかったけど、少し小腹が空いてきたところ。
街中の作品を鑑賞する際にふらっと見つけたお肉屋さんの看板で
『コロッケ』の文字が!早速腹ごしらえ。
甘みがある美味しいコロッケでした!
夏から秋にかけてみる生き物
街歩きしていると、久々に見ました!
カマキリの親分。国語の授業を思い出しました。
銭湯跡地~
レトロな看板が昭和のままでほっとする
青木野枝 [mesocyclone/蛸島]
メインの展示は作家が得意としている
【大気や水蒸気をモチーフとするインスタレーション】
漁を終えた人たちが汗を流し、ゆったりと浸かった湯。
町の人たちに愛されていた場所の記憶を感じさせる作品です。
30年前から時が止まった銭湯内へ
男湯です。
浴槽も床も壁も天井もピカピカ。
メインは脱衣室ですが、こちらにもART作品。
当時の石鹸を使った石鹸タワー
かわいい。
今や銭湯に行ってもポンプ式のボディソープが衛生面からしても普及率高めですが、
固形石鹸。おろしたてから、どんどん使用するたびに小さくなる石鹸が愛おしくなる。
昭和生まれとしては少し寂しくもなりました。
昭和レトロまだまだあり!旧喫茶アンアン
扉を開けるとモダンなメロディに吸い込まれるように中へ導かれます。
と中に入った瞬間!!!!!
フロア一面に、巨大な月!!!!?のオブジェ!
さらに近くで、よく見て欲しい!
ポイントはここの構図!奥の本棚にびっしり漫画!!!!
クレア・ヒーリー&ショーン・コーデイロ [ごめんね素直じゃなくて]
バンドのステージ、昭和のレトロカウンター本棚。そして巨大な月のインスタレーション。
昔の漁師たちが月の満ち欠けを頼りに海に出ていたことに着想を得て満月のオブジェを制作。
個人的にはセーラームーンもかけてる感じがナイスでした!
再び港へ!船小屋発見
キジマ真紀 [ornaments house]
無数のオーナメント。よく観察するとなんだか楽しい記憶のようなモチーフ。
キレイな花。いつかの日のカレーライスやチキンラーメン。
この作品、実は珠洲に暮らす人々の思い出。ひとつひとつ姿かたちを糸や布で描き起こした
オーナメントなのです。
誰かの大切な思い出が別の誰かの記憶に仕舞われていく景色をつくった作品。
港繋がり。こちらも必須!!漁具倉庫跡地
デイヴィッド・スプリグス [第一波]
作家が珠洲でもっとも強い印象を受けたのが巨大な荒波だったそうです。
正面から見ると立体的で暗がりの倉庫内ではインパクトがある作品でした。
横からも絶対見ておきたい!
赤色で描れた透明フィルムが何層にも重ねてつくられたものだとわかります!
横からみることで作品の見方がガラリと変わるのでとても面白かったです。
海沿いにも作品 砂浜を歩いて
なにやら遊具?のような木製の大きなオブジェがありました。
3台ありそれぞれの稼動方法が異なるようです。体をつかって動かす様な作品です。
今回は雨が降ってきたので退散しました!
晴れの日に砂浜で遊びたくなる作品。子供連れのファミリーにも体感できるアートです!
フェルナンド・フォグリノ [わたしたちの乗り物(アース・スタンピング・マシン)]
古い珠洲焼きの文様にインスパイアされた作家は巨大な手押しスタンプ機の様な作品を制作。
砂浜に珠洲焼き文様のスタンプを押せる体験型ART
山の中の小さな集落の空き家
古い引き戸をゆっくり開けると、、、
こわっ!!!!
思わず最初に出た言葉でした。
作家さん、ごめんなさい!
古い家屋とあまりの黒い蝶の多さにビックリしましたよ!!!!
四方八方に黒い蝶!
この家屋は平屋ですがとっても広く、集落の人がお祭りで集まれそうなお座敷もありました!
カルロス・アモラレス [黒い雲の家]
紙製の黒い蝶や蛾が空間に舞う作品は作家の祖母が亡くなった時から
『黒い雲』と名づけたインスタレーションです。
各地のギャラリーで展開してきたシリーズ。珠洲の地で古い空き屋を選んだ意図とは。
『人が住まなくなって長い空き家を舞う蝶が「不在」の意味を問いかける』
終盤に訪れた旧保育所
会場に入るやいなや鐘の様な鈍い音が不定期に鳴り響く。
入って直ぐに優しい配色の部屋に絵本が並んでいて、旧保育所の名残を感じる。
さらに奥に進むと黒いテニスボールが足元に転がってきて。
音を聞くと金属板に跳ね返るので規則性のない、でも何処か不安定な場所。
でも鑑賞者は安全な空間で見ることができる。
動画でぜひ見て頂きたいインスタレーション作品です。
見るものによって感じ方が異なりそうな作品。
カールステン・ニコライ [Autonomo]
遊戯室に大きな金属の円盤がいくつか吊るされて、テニスボール送球機が設置されている。
飛ばされたボールが円盤や壁に跳ね返る音で自動で音楽が生まれる
インスタレーション。
閉鎖した保育所のオマージュとして「遊び心」「おもちゃ」「子どもらしさ」
をキーワードにした作品。
早めの夕ご飯を交えて反省会!
パスポートの後ろページにスタンプページがありまして、44作品制覇!!
あと2作品!!
惜しい!!!
閉館時間でタイムオーバーになりました。
室内の展示会場は17時まで。1日で1作品じっくり味わって回ると、
タイムオーバーは目に見えていたので、納得の残数です。
『レストラン 浜中』
能登牛ローストビーフ丼の次におすすめしている[いしる鍋]を頂きました。
巨大な貝殻にいしるを入れて、煮立ってきたら順番の具を入れていきます。
名物女将がいて、いしる鍋の食べ方マニュアルがあるとのことでそれに沿って
進めていきます。
煮込むこと10分。
イカが程よい色になったので食べ頃です。
魚汁の出しが程よい塩分と絡み合い旨みに!
1日中歩き回り、頭を使った?ので優しい旨味が疲れた身体に染みる~!
貝のお皿以外は美味しく頂きました。
冬になると季節限定[香箱かに丼]が出るので、こちらもおすすめです!
オーナーが永ちゃん(矢沢永吉)ファンなので駐車場に永ちゃんの
ラッピングカーが停まっているのが目印!!
系列店もあります!
産業施設「ラポストすず」E´cafe(イーダッシュカフェ)
でも名物の[能登牛DON]があります。
『さいはれキャバレー』からも近いので、ぜひお昼に困ったらE´cafeへGO!
今回の旅でもらったもの
①奥能登国際芸術祭ガイドマップ
(100円で販売しているけど「さいはてキャバレー」にてアンケート回答でプレゼント)
②輪島塗り箸(レストラン浜中で丼を注文。もしくはパスポート提示1650円以上の飲食でプレゼント)
③昔懐かしポン菓子(道の駅すずなりでパスポート提示2000円以上購入でプレゼント)
この他にもパスポート提示で特典が受けられるお店もあるので要チェック!
最後まで読んで頂きありがとうございました!!!!
ここで重大発表がございます!!!!
記事を書き始めた頃はあと2作品、時間の都合で鑑賞出来なかった事への後悔。
金沢でも芸術祭関連の素敵な出会いがあった事。
そ、こ、で、
その記事をまとめた番外編をご用意しました!
次回、また番外編でお会い出来れば幸いです。
ホントにそこが終着時点です!笑
夜食は余韻に浸りながら【能登牛焼肉弁当】を頂きます。
コメント
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