番外編!今、注目のトリエンナーレ《奥能登国際芸術祭》に行ってみた!

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目次

奥能登国際芸術祭2021+はまだまだ終わらない!!

本屋なので紹介させてください。ツアーの道標

奥能登国際芸術祭2020+公式ガイドブック¥1,182

公式HPがあるのでここで遅らばせながら紹介させて頂きます。
奥能登国際芸術祭2020+ (oku-noto.jp)

弾丸日帰りツアー

3編に渡ってリポートしてきましたが、終わりもやりだったので最後の
締めくくりとして紹介させて下さい。
番外編は行けなかった場所まん延防止中に入れなかった
室内展示
を中心に紹介。
後に21世紀美術館で再び出会った作品についても
紹介させて頂きますので最後までよろしくお願いします!

新車で相棒のタフトと弾丸行ってきました!

朝7時起きで帰宅19時。ほぼ1日をこの日にかけました!!
天気も気温も秋晴れで最高のドライブ日和でした!!!

まずは検温へ

はい!
見覚えがある方、多いと思います。

坂の上の小学校。公式ガイドBOOK表紙のあの場所です。

晴れていても風がなくても松はやっぱり、お辞儀してますね〜!

折角なので2回目ですがスズ・シアターミュージアム内へ。
パスポート持参すると2回目入場は入館料半額で見ることが出来ます。

チケットのデザインもなかなかかわいいです。
実は前回見逃した(聴き逃した)演出と阿部海太郎さんの音楽のために来ました。

ストーリーに沿った心地よい音と、最後の演出にグッときました。

急な坂の上に旧清水保育所

海に面した道路沿いの急な坂を登って行くと、ありました。
まるで何かを守るかのように佇む船と赤い毛糸の作品。
圧巻するほどの大量の毛糸で作られたオブジェがありました。

塩田千春 〔時を運ぶ船(2017)〕

2017年の1回目で作られた作品。4年間大切に保管されていた本作。
記事2回目で紹介した日本で唯一古代から続く珠洲の揚浜式製塩。
塩づくりの際、塩田に良質な砂を運ぶのに使われていたのがこちらの砂取舟でした。
その砂取舟と赤い糸で空間に、はりめぐられる事で塩づくりの技術を今に守り伝えてきた
人々の歴史と記憶を結んでいく作品。

もっと近付いてみると

全て繋がっているように見えてどこがスタートなのか?
と考えていたら近くにボランティアの男性がいらっしゃったのでお話を聞くことに
しました。その方は4年前の制作時から携わっていたそうです。
当時7人で1,000個の毛糸を使い11日間かけて作ったそうです。

編みはじめは上からスタートしたそうです。よく見るとはじまりがありました。

さらに近づく

細部にわたって糸がピンと張っています。
制作から4年が経ち、窓際の糸は日光で少し色褪せてきているそうです。
その事実もまた情緒を感じます。この先もずっとここに佇むことでしょう。
ちなみに普段は入館出来ませんが団体の大型バスツアーで見学することは可能だそうです。

ここから覗くと吸い込まれそう

かがまないと通れない場所

コドモならすいすいのところ、腰痛持ちのオトナが行こうとするとこうなります。

秋深まる木ノ浦へ

紅葉が綺麗ですね。
前回の記事でもご紹介した映画『さいはてにて』のロケ地でもある場所。
二三味珈琲豆を使用しているカフェ「cafe cove」があります。
折角なのでHOT珈琲を注文するつもりで入店したのですが
日中の暑さに負けて注文したのは、、、

いちじくのラッシーでした!

気温高めということもあり、外のベンチで一気にぐいっと頂きました。
今さらですが、もっと味わえばよかった!

木製ベンチでぼんやりしていると

目の前に広がる港に何か見えます。
この白いポールも作品です。前回謎に包まれた作品でした。
謎解きにきたのです。ここ木ノ浦に。

道なき道を進むと

海と空がきれいですね。横を通る風も心地良かったです。木ノ浦が異国にも感じる岩並を進むと。

2つの作品が見えてきました!

原 広司 〔Identification 同一視すること〕

木ノ浦の港で規則性がありそうに並ぶ3つのポールと2つのあずまやが作品です。
見るものの想像力を問う作品で感性だけで解釈するのは、とても難しかったです。

しゃがんで下から青空に向かって覗いてみると

緯度といくつかの説明があります。

各円の緯度と8つの物語がリンクしています。

もう1つのオブジェ

フォトテーマは名付けて「花びらと太陽とわたし。」
記念撮影でしかない写真ですがオブジェの花びらと色には意味があります。

もうひとつの会場に

ここに答えがありました。
前回訪れた時に謎のままで保留になっていたメッセージ性が高い作品。

作者が選んだ海を舞台とした物語の生まれた国の位置する緯度の円周を、この木ノ浦海岸に収束させ、
その形状を花びらに見立て8枚の花弁を形作ったという解釈で締めようと思います。

公園にやってきましたその②

シモン・ヴェガ [月うさぎ:ルナークルーザー]

ウエルカム!と言わんばかりに扉が開いていたので早速、中へ!
アニメーションが複数のモニターで流れていました。コドモも楽しめそうな映像です。

操縦席に座ってみたり

今からすぐにでも出発出来そうな構造。
操縦席にスイッチがあったので押してみると、電気が光りました!
コドモも楽しめる空間で想像力が掻き立てられそうです。
海が目の前という事もあり散歩する人と目が合ったり、外から写真を撮る人もちらほら。

お昼はやっぱりここでしょ!

はい!

何度もお邪魔しています。

『レストラン浜中』

本日は念願だったあの丼を食しに参りました!
店内賑ってます。
待つこと10分程度。

もちろん名物の能登牛DON!

2種の小鉢もイワシつみれ汁も嬉しいセット。

季節のフルーツもついて満腹感間違いなしです!

さらにアップで

ハイ、それではいただきま~す!

専用ダレをかけてほのかな甘みの醤油ベースタレとレア牛がお口の中でダンスしてます!笑
箸休めで小鉢、つみれ汁を三角食べ。
美味しく頂きました。

パスポート全作品コンプ!

残す2会場をまわり、スタンプをコンプしたタイミングで
再び公式インフォメーションがある「さいはてキャバレー」へ!
実は全てのスタンプを集めるとプレゼントがもらえるのです。
会場ではクリアファイル、ピンバッチ、マスキングテープから1つ選べるシステムでした。
ピンバッチとマステはもう手に入れてるから、、、うーん!!!
色違いで、ピンパッチ!って2個目。

再び海を眺めにあの場所へ

キムスージャ [息づかい]

もう1つの作品。晴れの日はより窓の虹が協調されますね!
さらに正面扉へ。

扉が開いていたので

窓を透過した光が床にスペクトルを出現させました。
天気によりますが晴天だど、この光を使って影で遊ぶことが出来ました!

横窓のが光の集まりスゴイ!

窓を背にして体を動かす事でシルエットにそって色が出現しています。
ゲーテの唱える光と闇から色彩が生まれるという言葉が思い起こされます。
レインボーマンが登場する遊びを思いつきました。この遊びはコドモも楽しめそう。

晴れた日にこちらも

前回訪れた時は曇りでした。
雲と空の切り口がなかなか素敵だったので今回は木を背景にした構図で納めました。
なかなか不思議ワールドです!

港の納屋の中に

佐藤 貢 [網の小屋] 

おや、ここも開いているぞ。

最近ヴィレヴァンのミッフィー催事でGETした会場限定アクリルスタンドを
アート鑑賞のお供撮りするのがMYブームです。
今後も記事に登場するかも?

薄暗さのなかに

地面にも網が張り巡らせれていて少しふかふか?するので
平衡感覚を失いつつ、ぐるっと1周しました。

ここに佇む

何かここで舞台が出来そうな照明と雰囲気。
アート作品ですが期間が終わっても何か活用出来そうな空間でした。

中まで入りたい③

カルロス・アモラレス [黒い雲の家]

この作品もお部屋の隅まで鑑賞出来る会場でした。
この日は地元の方もたくさんいらっしゃり、野菜やお米の販売もしていました。
前回の時と少し会場の雰囲気が違い、居心地の良ささえ感じてしまう空気感。
長居していたら管理者の男性がいたのでお話伺うと、この家屋は
普段も地域の活動で使ってる公民館みたいな場所だそうです。
今後も地域の為に人と人が集まる場所として管理、維持していくそうです。
こういった場所はずっとあって欲しいし、ホッとする場所になる事でしょう。

全体でみると1つの風景。近くでみると

この場所で自撮りしている方もいらっしゃいました。
非日常で自分もアート作品に参加したような感覚。

アラサーも参加したい!!

っことで最近手に入れたApple Watchのセルフタイマーを使って記念撮影!
すず靴下も作品の一部になって満足いく構図です。(自己満全開!)

この旅の戦利品は

吉ケ池の家屋で販売していた
大きい樽からマス1杯100円の能登ひかりのお米
吉ケ池畑育ちのじゃがいも

(後に肉じゃがとして食卓に登場)

道の駅すず塩田村の奥能登揚げ浜塩と、てしおじお
(ミネラルたっぷりで料理に大活躍!)

道の駅すずなりの酒板粕と宗玄の酒粕
(これからの寒い時期に粕汁やHOT甘酒として活躍してくれそう)

レストラン浜中の輪島箸
丼注文で必ずもらえるお店のロゴ入り箸。
(我が家では5本目!使う度に思い出す)

限られた時間の中で、より多くの作品を鑑賞するために節約したいこと

今回4日かけて全ての作品をじっくり楽しむには少しコツが要ります。
最初の3日間(2日間まん延防止期間で1日は解除初日)で44作品のスタンプは
会場保安の方にも驚かれました!
パスポートの作品スタンプラリーを見ると、どうしても多くの方は全部コンプするぞ!
と意気込むと思います。
時間がある方は2、3泊してゆっくり回るぞ!と計画を立てればいいのですが、
なかなか社会人はそうもいきません。
取れて2泊3日。見たい作品をあらかじめ決めておくのは勿論ですが出来ればゆっくりと
作品に向き合う時間も作りたい!という方に移動時間の節約がおすすめです!
実体験に基づいて車で行ける方限定のプランになりますが、お伝えしたいと思います。

①事前に地理を把握 (検温がある場合やインフォメーション場所など)
②3日で回る会場を1/3に分ける(エリアごとに分けるのがよい)
③各1日のルートをイメージ(屋内作品は開館時間の把握)
④お昼ご飯をあらかじめざっくり決めておく。(お弁当は時間短縮になる)
⑤宿泊先を中間地点で決める(素泊まりやキャンプ場もおすすめ!)

以上の流れで計画すると確実ゆとりを持って回れるコツではないかと思います!

ひびのこずえ 地域限定タオルハンカチ

金沢21世紀美術館のミュージアムショップで販売しています!
気軽さで言うとここでの購入がおすすめです!
珠洲の地図をPOPな印象で描かれているのがキュート!
ちなみにタオル上部に金糸で描かれているゴジラはゴジラ岩のことで。

実際に行きました!ゴジラ岩

道路沿いに車を何台か停める場所があったので、ここから眺めていると。
木の看板がありました。

え?どこにゴジラ??!

目を凝らしてよくみると、、、
海に向かって1つだけ縦長岩が!!!!
さらに近くで見たいので海にむかって進んでいくと。

この距離でゴジラ発見!!!!!

いました!!!!!!
ゴジラ岩!!!!!

なかなかの迫力です!!!
ちなみに夕焼けショットもなかなかおすすめです!
映画のエンドロールのようなロマンチックさがあります。

金沢21世紀美術館deもうひとつのつながり~

何の情報もなく、なんとなくお休みの日に美術館近くを歩いていたら、ふと足が止まりました。
バスが1台停まっていて、金沢の観光バスかな?と思っていたら、なんと見たことがある作品!
そうです!正解!!金氏さんの作品でした!!!
丁度これからパフォーマンスがはじまるという事で待つことにしました。
ふらふらと美術館の周りを歩いていると。

見つけました!イベント告知ポスター!

いよいよはじまり、はじまり。

短めですが音と映像を少しご紹介します!
なお、この記事のためにアカウントをつくり、YouTubeにあげた自己映像です!

金氏徹平 tower[BUS]プレビュー&パフォーマンス

音とパフォーマンスによる演出。
その場にいたコドモやオトナもたくさん集まって、いよいよ始まりました!

バスの中からいろんなものが外に飛び出してくる演出です。
コドモは近くへ集まり何人かいると、どんどんコドモが集まり最終的には15人くらい

になって、その光景もまるで演出かのように。
少しコドモが羨ましかったです!

プロジェクト工房の会場でも

金氏徹平アーカイブス [これからアートを記憶する方法]

展覧会体験を360度映像によって保存し、他言語で配信する
アートアーカイヴ事業を展開するART360°との協働事業展。
記憶をたどるインタビュー映像や360°映像を用いたインスタレーション、
参加型のVRワークショップを通して「文化という記憶」の解釈の多様性と
現在における活用方法についての展覧会。

現代アートを巡り気付いたこと

すずの靴下を履き散策したことで気づいたことがありました!
それは珠洲に暮らす方との何気ないコミニュケーション。
地元ボランティアの人から話かけてもらう、きっかけになりました。
『その、靴下!!!』という場面が何度かありました。
こちらも記事を書くこと意識することでリポート感覚のまま会場ボランティアの人や
お店の人に聞きたいことを聞けたので貴重な体験でした。
住んでいるところと違う場所へ一歩飛び出して旅行やアートを個人鑑賞で楽しむのも良いけど
今回のように意図的にコミニュケーションを図る事で、人との関わりで知る発見も多く
新しい旅の醍醐味ではないか!と思いました!

秋も深まり各地でもさまざまなトリエンナーレ開催中です。ぜひお近くのARTを楽しむ旅に、
コロナ対策バッチリでお出かけ下さい!

そして3年後にまた開催されるであろう「奥能登国際芸術祭」もお楽しみに!!!!
今年は紹介できなかった(コロナで2年連続中止でした)夜の楽しみとも言える
奥能登各地域で会期するキリコ祭りに参加出来るといいな。
ヨバレ料理をテーマにした「珠洲祭り御膳」も食したいし、まだまだ未知の奥能登!

今回の記事はここで書き納めとさせて頂きます。
4編に渡り読んで頂いた方々に感謝の意を込めて。

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