新年早々、生まれてはじめてK-POPアイドルに沼ってしまいました。
初の投稿になります。こんにちは。
皆さんはK-POPって興味ありますか?
若く麗しい男子や女子が複数人で歌い踊る、やたらクオリティの高い集団。が、群雄割拠している。BTS。
くらいしかイメージが無かったわたしですが、その方面に明るい友人から
「これ凄く良いから見てみて」とMVのURLが送られて見てみたのがはじまりでした。
MVがなんかすごい
「Ditto」
物語性が高く、心の中の深読み先生が起立しつつ
肌触りとしてソフィア・コッポラの「ヴァージン・スーサイズ」(’99年)を彷彿させるような感じ。
紗が掛かった陰鬱とした美しい世界観に目を奪われます。
ちなみにヴァージン・スーサイズ
はぁ…キルスティン・ダンストの透明感…
話を「Ditto」に戻して。
しかもこのMV、サイドBまであるんです。
ひとことで言うと、エモい。
かつ、青春群像でありながら儚げで閉じた世界。
個人的には「1999年の夏休み」(’88年)を思い出したりもしました。
しかしハイコンテクストすぎてこのMVの物語を考察するだけで一記事かかりそうなのでそこは割愛します。
意味ありげな鹿とか、絶対ヤバイですよね…
とりあえず、この退廃的な雰囲気を「あったあった、通ったわ~」と楽しんでもらえたら。
“白昼夢の街”をテーマに、不思議な街のお土産というテーマで制作しました。
問答無用で曲が良い
他の曲のMVも気になったのでテキトーに検索して出てきた動画を見てみました。
「Attenntion」
え…何この抜け感…
ペパーミントガムを口に含んでいるような爽快感と、さきほどのMVの閉塞感との落差に立ちくらみそう。
かつ、サビのシンプルなフレーズにはいつまでも聴いていたくなるような中毒性があります。
曲のスタイルとしてはニュージャックスウィングというジャンルで、90年代に流行したもの。
例)
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=Au8oi_zkpVU&ab_channel=GuwdMusic%26Thangz
しかもこの「Attenntion」、「Ditto」同様なかなか曲が始まりません。
昨今の動画視聴ベースの音楽業界(開始数秒で歌唱パートに入り、曲の展開が速いものが多い)で
それってどうなんだろう…なんかカッケェ…。という感想を抱きつつ、
序盤のライブ音源は「米国音楽」の付録CDに収録されてました?というくらい
90年代後期~00年代初期に音楽好きの間で流行った
”ちょいヘボいギターが味になってるグラスゴーのインディーバンド”
みたいな風合いでグッと来るのです。
これらのコンセプトを考えた人、レペットのゲンズブールモデル履いて
チェリーレッドレーベルのコンピ聴いてZESTでバイトしてたんじゃない?
なんて想いを馳せながら検索してみたところ、彼女たちをディレクションしてる
ミン・ヒジンという人物※がアラフォー女性だったことが判明しました。
納得しかない…!1回飲みに行きたい。多分話合うと思う。
※少女時代、SHINee、EXO、NCTなど数々のアーティストのヒット作品を手掛けたすごい人でした!
ビジュアルに既視感
そして最新曲「OMG」
アレ?彼女らの服装…90年代の渋谷のギャルかな???
生活圏に渋谷がある人生ではないので憶測というかイメージですけど。
でもなんかこんな感じ、ありましたよね?
もういっちょ別 ver.(なんか知らんけどいろんなMVが存在する)の「OMG」
若くてがむしゃらなダンスに既視感。…SPEEDでは…???
曲調は”ややノスタルジックなR&B調”などと書かれてたりするこの曲ですが
サビの少しネガティブなメロディラインより、その後ろのダンサブルなトラックの音を
余すところなくひろった振り付けなんですよね。
と、ここまで書いて気付いたんですけど、これクラブで爆音でかけてもめちゃめちゃ盛り上がりそう。
なんならチルにも使えそうですよね?さいきょうのヤツ~!!
ちなみにごく個人的な感覚の話なんですが、この「OMG」のサビのクセになる感じには
90年代に流行した「BeMyBaby」とか思い出すんですけど、いかがでしょうか。
はぁ…ヴァネッサ・パラディのコケティッシュさ…
まとめると
自分の通ってきた道に落ちていたものを拾い集め、宝物にパッケージングしてくれてるようなイメージ。
それが彼女たち(ディレクター含め)によってソフィスティケイトされている様に
ときめかざるを得ない。というのが現時点での雑感です。
具体的に言うと、とにかく毎日、大げさでなく溺れるほど聴いています。
聴いていないとモヤモヤするレベル。
いっそ困ってると言ってもいいかもしれません。
NewJeansデビュー後、所属事務所の会社の株が上がったというのも納得です。
と、長々と語ったところで、お気づきでしょうか?
まだメンバーを誰一人として、名前すら紹介してないことを。
それはまた別の機会で。
そこからが本当の沼落ちのはじまりとも言えます。
ただ、NewJeansはシンプルに音楽性だけでも狂えるってこと!!
全人類聴いてくれとは言わないので、昭和生まれの人、渋谷系通ってきた人、
90年代カルチャーに興味のある人にはどこかしら”響く”であろうことは間違いない。
と記して結びにしたいと思います。
ここまで目を通して下さりありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして
54歳の私もびっくりする程ハマっております。
爽やかさと刹那さとがたまりませんね。
K-POPには全く縁の無かったのですがnewjeansちゃんたちは別物です。
Dittoの桐島部活やめるってよ感も好きですが
Hurtのリミックスverも最高でした。
撮影地が名古屋なのも嬉しかったです。
熱く語って申し訳ありませんでした。
次の記事も楽しみにしております。
はじめまして。コメントありがとうございます!
初めて書いた記事で即反応もらえると思ってなかったので感激です。
にたまごさんも初K-POPでびっくりする程ハマってらっしゃるのですね…仲間!
わたしはまだバニーズですと名乗れるほどでは無いのですが
にたまごさんは色々詳しくてばっちりバニーズですね。
そしてHurtのremix(250 Remixですよね?)が名古屋だったとは存じ上げず。
教えて下さってありがとうございます!!
桐島は名作すぎて逆に観てないんですよ…観なきゃ…!となりました。
もう一回くらいは彼女たちについて記事を書くことがあると思うので
その折にまた読んで頂けたら幸いです。
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