皆さん『ドンブラ』見てますか?
ニチアサのスーパー戦隊シリーズ第46作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
通称ドンブラ。
今回は個性的すぎるメンツが揃うドンブラザーズの中でも、行き過ぎた凡庸さと行き過ぎた愛妻家っぷりがひと際輝く
キジブラザー雉野つよし役の鈴木浩文さんについて語らせていただきます。
これを着て今すぐ君の魂を爆発させろ!これこそ大人になっても着たいTシャツだ!
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
引用元:テレビ朝日/暴太郎戦隊ドンブラザースHP/TOP https://www.tv-asahi.co.jp/donbro/
先にも書いた通り、スーパー戦隊シリーズ第46作となる本作。
放送前から、特撮好きの間で話題になっていたネタが二つありました。
一つはメインライターが井上敏樹さんであること。
井上敏樹さんとプロデューサーの白倉伸一郎さんの黄金コンビといえば、スーパー戦隊シリーズに、青春恋愛群像劇という革新的な要素を持ち込んだことで有名な『鳥人戦隊ジェットマン』や
『仮面ライダーアギト』『仮面ライダー龍騎』『仮面ライダー555』で平成ライダーシリーズの方向性に大きな影響を与えたことなど、特撮好きには特別に思い入れのある人が多いのです。
個人的には90年代のカルト特撮ヒーロー物『超光戦士シャンゼリオン』が忘れがたい名作(迷作?笑)です。シャンゼリオン、ドンブラの破天荒っぷりのルーツでもある(たぶん)のでぜひ多くの人に見てほしいです。
もう一つは、スーパー戦隊シリーズ第46作目にして初の男性ピンクが登場すること。
一般的には戦隊ものの女性戦士はピンクと思われがちですが、第7作超電子バイオマンで女性イエロー、第15作超獣戦隊ライブマンでは女性ブルーと早い時期から女性戦士の色はピンク以外も出てきていて
第23作忍者戦隊カクレンジャーでは忍者ホワイト鶴姫が初の女性リーダーになっています。
が、男性ピンクは45作品目にして初!
これだけ長く続く作品での『初』要素がくるとは!
というわけで、暴太郎戦隊ドンブラザーズのピンク担当、キジブラザーには注目していたのです。
パーソナルカラーピンクメンバーの推し括にもおすすめです。
キジブラザー雉野つよし
引用元:テレビ朝日/暴太郎戦隊ドンブラザースHP/キャラクラー/キジブラザー雉野つよし
https://www.tv-asahi.co.jp/donbro/character/pink.html
キジブラザー雉野つよしについて、ざっとご紹介。
どんな人物かといいますと、先に書いた通り、平凡な会社員で愛妻家。
およそ戦隊ヒーローらしくない設定です。
勤務先で上司にダメ扱いされる日々の中不思議アイテムを拾ってしまい……という展開は戦隊ものというより『笑うセールスマン』みたいだなと思っていたら
『ポイント』を使って理想の『できる男』になったものの性格も豹変し、という『第6話キジみっかてんか』など、まさにそのものでした(笑)
初期から、破天荒すぎるメンバーの中の唯一の良識的な面と、愛妻家のあまり妻を守るためには暗黒面を垣間見せるという、複雑なキャラクター。
良いですね!個人的に実に好物です!
変身前の姿は、基本メガネにスーツという頼りなく凡庸というキャラに合わせた服装ながら、ピンクのネクタイとちらりと見えるピンクの文字盤の腕時計、と衣装も良いんですよ!
あと変身後は細長い!!
このデザイン、メイン視聴者のちびっこたちにはどう受け止められたのか気になりすぎます。
他にもキャラクターの掘り下げや設定の本筋との絡みもいろいろとあるわけですが、そこは本編を見ていただくとして
キジブラザー雉野つよしについて、鈴木浩文さんからのひとことを。
鈴木浩文さん
キジブラザー雉野つよしを演じる鈴木浩文さんとはどんな方なのか見てみましょう。
引用元:テレビ朝日/暴太郎戦隊ドンブラザースHP/キャラクラー/キジブラザー雉野つよし
https://www.tv-asahi.co.jp/donbro/character/pink.html
特技は秘書検2級、証券外務員1種!?札勘!?
そう、鈴木浩文さんは、なんと元銀行員なのです。
所属されている、株式会社ミシェルエンターテイメントのプロフィールページによれば
大学卒業後に銀行員として半沢直樹と同じ部署で働くが2年で退職。当時小説が好きだったので小説家になるか、高校の文化祭で劇をやったのが楽しかったので俳優になるかの二択まで絞り、「どんな結果であれ先に返事が来た方の道を進もう」と小説を一本書いて応募し、俳優の養成所にも願書を出した。先に結果が来たのがワタナベエンターテイメントカレッジだったので、俳優の道に進むことを決意し上京。
引用元:株式会社ミシェルエンターテイメントHP/鈴木浩文 https://michelle-e.jp/hirofumi/
小説家を目指されていたとのことで、TikTokドラマや舞台の脚本など文筆でも活躍されています。
さらになんと
ドンブラザーズショー 『ドン3弾』では脚本を担当‼
キャストによる脚本は初の試みとのことで、男性ピンクに続いてまたもやの初制覇‼
はたまた、ドンブラザーズ公式バラエティー番組『ドンチャン』では
①カードを引いてお題を決め ②そのうち2人が、決めたお題で即興劇をやり ③もう1人が、その即興劇のいい感じのところでドンブラザーズのエンディング曲をサンプラーから発射して劇を締める、
「即興!シチュエーション劇!いい感じでドンブラED曲をかけられたら勝ち選手権!」という企画を持ち込み!
一見普通のYouTube企画ゲームのようでいて、その奥に漂うアングラ劇団風味!!
ヴィレヴァン店員のサブカルセンサーが、ビビビビビビ‼と反応してしまいます。
と、経歴も初のテレビシリーズレギュラーの役柄も持ち込み企画も
まさに『異色』の俳優鈴木浩文さん。
近い将来文章のお仕事が大きく注目され、エッセイや小説を出版されるのではないかな?とヴィレヴァン店員的予感もビンビンしておりまして。
鈴木浩文さんの著書を並べるなら、星野源さんや又吉直樹さんと一緒にサブカル棚だな、などと夢想しつつ、今後の様々なご活躍を楽しみにしております!
夏目漱石による名作「こころ」から””先生””と””私””との会話から印象的な文をしデザインしました。
コメント
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