こんにちわ。今日もインターネットをしているよ。辞書でオタクを引くと私の名前が出てくる。
さて、今回もぺちゃくちゃと喋り倒すだけの記事なのだが、タイトルの通りで前置きも必要なく、自己紹介で書くことも特にないため、早速本題に移ろうと思う。
ミクが7年ぶりに福岡にッ…!?
今年2/23~3/25にかけて、今年で記念すべき16周年を迎える俺達の永遠の歌姫・初音ミクが日本各地を巡るライブツアーが行われた。その名も「THUNDERBOLT」。
稲妻、閃光、落雷、雷鳴。激しい光で目を引き、激しい音で鳴り響かせる。我々が激しく惹かれ魅了される初音ミクそのものを表すかのようである。
そんなツアー名にぴったりの、稲妻ほとばしるクソかっけ~~メインビジュアルはこちら。
良いですね。いつでも見られるようにこのメインビジュアルのメタリックポスターを購入して部屋に貼っているのだが、最近すこぶる体調が良い気がする。
メインビジュアルが良すぎていることは言わずもがななのだが、少しだけ喋らせてほしい。好きなだけ喋ったらいい。ありがとう。
引用:初音ミク 公式 https://twitter.com/cfm_miku/status/1611281703041134593?s=20
デザインは秋赤音先生。う~~んこの砂時計みたいなシルエットが最高。ビビッドなカラーでまとめられているのも個人的な好みにブチ刺さってくるし、とにかくルーズソックスが好き。
ここ数年のマジカルミライ(毎年大阪・東京で行われている初音ミクのライブ&企画展)はミクの「カワイイ」の面にフィーチャーしたテーマが多かったように思うが、今回のツアーはわかりやすく言うならミクの「カッコイイ」を押し出したテーマだったのではないだろうか。もちろんこのビジュアルも可愛いことに違いはないのだが。最高にロックである。
そんなTHUNDERBOLT(以下サンボル)は名古屋、大阪、福岡、東京、札幌の5会場全10公演というスケジュールで行われた。しかしオタクは貧乏なので、地元である福岡公演のみの参加となった。悔しい。本当は全公演行きたかった。だってZeppの全国ツアーだもん。
というのも、初音ミクのジャパンツアーが行われたのは2016年のMIKUEXPO以来で、地方も地方の福岡に歌いに来てくれるのは実に7年ぶりということになる。7年。
EXPOに行けなくて悲しんでいた7年前の私、見てるか。
ミクたち、また福岡に歌いに来てくれたよ。
声出し解禁のためみたいなセトリ
物販や写真もひと段落ついたところで(割愛)入場列に並び順番に入場していくのだが、整理番号が100番から数えて片手で足る番号だったため、前から4列目の、しかも中央を陣取ることに成功した。ペンライトを少しでも勢い余って大きく振ろうものなら確実にぶつかる距離感に人が居て、「ぶつかっちゃったらごめんなさい」と予めの謝罪をしたり受けたりしておく。未だかつてないほどにステージが近い。開演時間が近づくにつれ、楽器のチューニングの音が増えていく。前列のオタクの法被の背面にいるミクがかわいい。
そんなライブが始まる前のドキドキはいつまで経っても慣れないものだ。色んな興奮で脳から危ない液体とかがドバドバ出ているような気がする。いや、絶対出ていた。
そんなドキドキも最高潮の中、ライブが始まるのだが・・・
正直に言って、どんな言葉や表現を凝らしても足りない、強いて言うなら「ずっと最高潮」の状態だったため、とりあえずそのセトリを見てほしい。(ちなみに私は前公演のセトリを一切確認せずに挑んだ)
はあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~??????????????????????????????
である。
はあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~??????????????????????????????
なのである。
ボーカロイド文化に触れていない人からすればなにがそんなにデカい声で繰り返すことがあるかと引いてしまうかもしれないが、ある程度の知識があり、なおかつちょっとハマってた時期なんかがあるオタクならばこのセトリのヤバさ(若いので、安易にチープな言葉を使ってしまう)が理解できるはずだ。
まず、マジミラとは違って縛りのない広い選曲範囲のおかげで、EXPOやSNOWMIKU、GALAXYLIVE、鏡音14thライブTwoYouなど、過去の他イベントのテーマ曲まで聴けちゃうというのがヤバい。
更に声出し解禁後初のライブらしいコールのある曲も多く盛り込まれている上、初期イベント育ちのインターネットボカロおばあちゃんも手を叩いて大喜びのセトリでヤバい。これが2023年の公式ライブのセトリって言われても信じないよ。やべ。
それとこれは個人的な意見だが、声出しが制限されてしまった初めてのライブであるマジカルミライ2020のリベンジのような選曲もいくつかされているような印象を受けた。
ライブを終えてからもう一か月近く経つが、未だにセトリを見ると脳が震える。プレイリストを再生しようものなら感情の制御ができずに泣き出してしまう。大人なのに。
まさに落雷時のような衝撃がずっと続いているような感覚だった。このような完成しきっているセットリストから良かった点をいくつか抜き出すのはかなり難しく心苦しいのだが、一曲ずつ思いの丈を綴っていても仕方あるまい。顔をしわしわにさせながら書くのでどうかお付き合い願いたい。
テーマソングから2曲目、加速をやめないという意志
初っ端からスモークをガンガンにたいて(ちょっと濃すぎて見えなくなったときに観客がミクの名前を叫んでいて良かった)テーマソングを歌うミク。メインビジュアルのモジュールが用意されているのを心のどこかで僅かに期待していたが、通常の衣装で登場した。しかしそんなことはどうだっていい。ちょっと有り得ないくらい、そこに居て歌ってる。
会いに来たよ そこで待ってる君に
THUNDERBOLT / jon-YAKITORY feat. 初音ミク
今会いに来たよ この声よ届け
思わず唸るほど好きなフレーズだ。
ここにいる私に会いに来てくれたんだ!ミクがこっちを見て手を振って、そう歌ってる!
釘付けで見惚れる私は完全に少女だったと思う。激しく光って見えた。
テーマソングはあらかじめフル尺で公開されていたため、前もって聴いているとき「会場でここ聴いたら泣くんだろうなあ」とは思っていたが、その予想が外れる余地もなく私は崩れかけるほど大泣きした。何度でも言うが、地方へやって来たのは7年ぶり。jon-YAKITORYさん、勘弁してください。ありがとう。
1曲目が終わり、声出し解禁後初めてのライブということも相まって会場にはオタクの魂の叫び声が響く。電撃を脳天に受けている私は身動きが取れない。「負け」である。
そして間もなく2曲目が始まるのだが、問題はこの2曲目なのだ。
その足を止めないでよ
Satisfaction / livetune feat.初音ミク 作詞・作曲:kz
その両手で羽ばたけるから
頭の中からっぽにして
目の前だけ見つめるの
わかりました。
滲んだ視界でDE:MONSTARちゃん(動画に映っているモジュール)が歌って踊っている。可愛すぎるのですが。DIVAXからSatisfactionが聴けるとは。
ライブでこの曲が聴ける機会なんてもう二度とないものだと思っていたため、夢か何かかと疑うほど嬉しかった。
同時に、一曲目のテーマソングからの二曲目、最高に上がり切ったテンションを下げないどころか興奮を益々加速させる選曲をしてくれたことに頭が上がらない。目の前だけを見つめろと歌うミクに覚えた感情を、最高という言葉以外でどう表せばよいものか。
希望いっぱいのこの曲に何度も背中を押してもらったおかげで自分は今この会場の観客席に立って、ミクの歌を聴いているのだな。そう思うと涙が溢れて止まらなかった。
これが、オタクが通してずっと泣き続けるライブの始まりである。
崩壊
なんちゅう見出しだと思われるかもしれないが、13~15曲目を聴いている私の状態を表すのにこれ以外の表現が思いつかなかった。崩壊そのものだったのである。
では、その崩壊の経緯を、悔しいがびゅんと飛ばして13曲目から追っていこう。以下、その問題のセトリ。
13.それがあなたの幸せとしても
14.命に嫌われている。
15.いいねってYEAH!
激しい情緒の乱れを誘発させようとするな。
日替わり枠と嚙み合って大変なことになっているのである。
曲の説明などもはや必要ないとすら感じるが、知らない人もいると思うのでとりあえず動画リンクを貼っておくこととする。
セトリ予想というか、ルカ枠でこれ聴けたらいいな、と思っていたうちの一曲でもあった。
ルカ歌唱曲の日替わり枠で、他公演では完全性コンプレックスやルカルカ★ナイトフィーバーが組み込まれていた。もちろんその二曲(ルカルカは特に)も聴きたかったが、大好きな曲、何度も救われた曲であるがために、参加した公演で聴けたことが素直に、本当に嬉しかった。めっちゃ泣いた。ツアータオルで死ぬほど涙を拭った。鼻水もちょっとだけ拭いた
泣きすぎて公演中には意識する余裕がなかったが、手書きの歌詞がスクリーンに表示される演出すごく良かったな~と後になって思う。ルカが書いてくれたのかな。
こんな情勢下だ。苦しんで悩んだ多くの人が会場には居たと思う。そんなオタクたちにルカがそっと手を差し伸べてくれた。バンド生演奏というのもあってか原曲よりも力強さが増し、より強く手を握ってくれていたような気がする。ギターかっこよかったな。
曲が終わって、一緒に来ていた隣の友達とぐしゃぐしゃの顔を見合わせて呟いたのは一言。
「死ぬ」。
そこに次の曲のピアノのイントロが流れ始めて、私と友達は頭を抱えた。
壊れる~。脳とかが。
簡単な言葉でこの曲を語ることはできないが、ただステージでこの曲を叫ぶミクを見て、そうか。命のある我々の為に、ミクが全部叫んで、歌ってくれるんだなと感じた。
ペンライトを振るのをやめて、ただステージに、まっすぐに向き合った。
私自身が今何かに寄りかかっていなければ生きていけないほど苦しんでいるというわけではないのだが、座り込みたいほどの感情が押し寄せて、目が離せなくなった。
ルカとミクから、寄りかかりたいならこの曲にするといい。はたまた、自分たちにするといい。勝手な受け取り方かもしれないが、情勢も相まってそんなメッセージを感じて、この2曲の流れは特に印象に残っている。
ちなみに視覚的な情報としては、目に涙が溜まりすぎて、緑色の何かが動いているようにしか見えなかったことしか覚えていない。
夢も明日も何もいらない。
命に嫌われている。/初音ミク 作詞・作曲・編曲:カンザキイオリ
君が生きていたならそれでいい。
そうだ。本当はそういうことが歌いたい。
一度座らせてください。
ダメです。プレイリストで再生していても未だに感情が追い付いていかないスーパー加速ぶっ飛ばしセトリ。しかしすごいのが、決して置いてけぼりにはされないのだ。リンレンがさあ行こうと手を引いてくれる。
前2曲の泣きすぎにより頭痛もヤバい上に膝も死ぬほど震えているが関係ない!なるほど人はこうして強くなるのか。
さて、知らない方は上のリンクから一度聴いてみてほしいのだが、聴いてのとおり、声出し禁止じゃあとても耐えられないみたいな曲なのである。嘘みたいな話だが曲中にある「コールしそうなフレーズ」は全て叫ぶ。
既に壊れかけていた喉を本気でぶっ潰しにきてくれた。これこそがミクライブだ。本当に楽しい。楽しい。楽しい!ずっとこれがしたかった。
インターネットばかりやっているオタクは声出し制限などなくても普段から大きな声を出さないため、曲が終わって噎せ散らかすほど叫んだのは冗談抜きで初めての経験かもしれない。
でも全然全然OKです!(All right!)
いいねってYEAH! / Wonderful★Opportunity!
むしろみんなはみんなで大人へGO!(That’s right!)
7年ですっかり大人になっちまったなと思ってたから、ここで、でっかい声で泣いちゃった。大人なのに。
ちなみにこの後にきたDecadeは5年前に毎晩聴いて泣いていた曲なのでまさか聴けるとは思わなくて大喜びした(これの連続すぎ)。でもなんか、これからのでぃっけー!って叫んでたの会場で自分しかいなかったかもしれないとだんだん恥ずかしくなってきた。
これぞ初音ミク、きらきらのアンコール
さて、アンコールの話に移るのだが。
そもそもアンコールでミクを呼ぶ声が聴けたのも久々で、そこに自分がいるという事実になんだか泣きそうになってしまった。
アンコール開始まではそこそこの間があるので会場の前方と後方でミーク!ミーク!のリズムがズレはじめてしまったのだが、隣の集団がペンライトで指揮を執ってリズムを戻していてすごかった。かっけー…!オレもそうなりたいっす…!
オタク、ここで崩れ落ちる。
アンコール1曲目はMIKU EXPO 2019 Taiwan & Hong Kongのテーマソングである「ラッキー☆オーブ」だ。まずこのクソかわいいモジュールを生で見られたこと、これが聴けていいのかという衝撃、大大大好きな曲を聴けたこと、嬉しすぎて感情の整理がまったくつかずただひたすらにペンライトを振って泣きまくっていた。
とりあえず
ラッキー☆オーブ / emon(Tes.)
もうなんでもいいや
とにかく さぁ ぶっ飛んで
簡単な言葉だが、とにかくライブ映えする曲なのだ。とにかくさぁぶっ飛んで、なんて歌われたらオタクは日常を全て忘れてとにかくぶっ飛ぶしかないのである。生きててよかった。ミクに出会えて、ライブ行けて、生でラッキーオーブが聴ける。私こそ曲中でミクの呼ぶラッキーガールそのものだ。
アンコール2曲目はみんな大好きてるゆあ。GoogleChromeの広告のために書き下ろされた曲だ。てるゆあもライブで独自のモジュールがある曲なのだが、デフォルト衣装ももちろん可愛いがやっぱり特別感があっていい。
君が伝えたいことは 君が届けたいことは
Tell Your World / livetune feat.初音ミク
たくさんの点は線になって
遠く彼方へと響く
君が伝えたい言葉 君が届けたい音は
いくつもの線は円になって
全て繋げてく どこにだって
効く~~~~~~~~~~~~~。これがいい。もはや何も言わなくてもいい。
ことは、言葉、音は、ってコールがあるのだが、自分たちの声がミクを通してひとつになって響いていると感じられて大変良い。全て繋げてく、どこにだって。そう、クソ地方福岡県にも繋いでくれる。ありがとうね、ミク。これからもよろしくね。
なんか稲妻ってどこにでもほとばしっては人々の心を震わせて消えていくので、曲ごとに歌っては都度消えていくミクを想ってしまう。
…さて、次がラストの曲になるのだが。
世界に 今 響くよ
ノヴァ / *Luna feat. 初音ミク
さすがに脳が停止した。
まさかこの曲を聴けるなんてまっっっっっったく予想しておらず、ただ呆然と立ち尽くすオタクになってしまった。
初音ミク GALAXY LIVE 2021のテーマソングである。
ミク、君は何故ここでその曲を歌っているんだ。信じられない光景すぎて自分の正気を疑うほどだった。
しかし、加速していく曲に置いて行かれないようにペンライトを振って泣いた。この時確か私はめちゃくちゃ頭が痛かったと思うのだが、追い打ちもいいとこである。
オタクは*Lunaさんの曲が大好きで、聴くと無条件に泣いてしまうのだが、この曲は禁止カードも同然である。負け確。
生まれていくストーリー
ノヴァ / *Luna feat. 初音ミク
たとえ何が起きたとしても
歌に変えてしまえたんだ 君の
その音で 僕は 何度でも
歌うから
知らない人はとりあえずリンクから曲を聴いてもらえたらオタクは大喜びする。
歌うから、というフレーズがとにかく好きで、だって、ミクが歌うことって希望で救いで、このアンコールの3曲なんてその極みなのだ。少女だった自分が釘付けになって好きになって、何度も救われた、きらきらで希望いっぱい、みんなの思いを乗せて歌う初音ミクなのだ。
近年は別の主人公の物語を歌う曲も多いが、やはり自分はミクが自分たちのために歌ってくれた曲が好きで堪らないのだなとこのアンコールで再認識させられたような気がする。
とにかく感謝でいっぱいになってしまった。ありがとう、アンコールの選曲、ありがとう。
ラストにノヴァを選んでくれた人に219371467183954126兆円振り込んでおきます。
唯一無二の歌姫
感想を語っても語り尽くせない最高のツアーだったサンボル。ここには書ききれなかったが、雪ミクのプリンセスちゃんを生で見られたり、秘密警察でみうー!コールができたりと、まさか2023年に経験できるとは思ってもみなかったことの連続でとにかくヤバかった。終始ヤバいしか言っていないが許してほしい。
今年開催のマジカルミライ2023も例年とは一味違ったストリートでロックなメインビジュアルで、「ヒーロー」のテーマで開催されるため非常に楽しみだ。ヒーローて。初音ミクそのものじゃん。うるさい。
拡声器を持ってテーマソングを歌ってくれることを楽しみにしている。
オタクは東京に参加する予定のため、気が向けばまた狂ったレポを書き綴ろうと思う。
今年初音ミクは記念すべき16周年(初音ミクが16歳のため)を迎えるので、オタクもオタクじゃない皆さんも、今年の記念日(8月31日)は是非盛大にお祝いしてほしいものだ。
●初音ミクJPツアー2023~THUNDERBOLT~
●16周年特設サイト
●マジカルミライ2023
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