オリジナルグッズが出来ました。
夕焼けの写真を切手デザインにアレンジしたマスキングテープです。
2箇所に『夕焼け郵便局』の消印が印刷されております。
長めに使っていただく方法や、
写真を1ピースづつ切り取ってフレークシールのように
使用していただくこともできます。
手帳やラッピングのデコレーションにご使用ください
シンプルなデザインですので、様々なシーンで使っていただければ幸いです。
※画像データと現物の発色などの違いは予めご了承ください
サイズ:幅18mm ×7m
カモ井加工紙株式会社製(日本製)
幼少期の思い出
私がまだ文字をすらすらと読めない幼稚園から小学生低学年のころ、夢中になって遊んでいたゲームがあります。
ゲームの物語は幼い私には難解で、きちんと理解しきれておらず、システムだってよくわからない。
それでも幼心に惹かれて惹かれて仕方のなかったゲーム。
私の人格形成に多くの影響を与えてくれたかもしれない、私にとっての思い出のゲーム
トワイライトシンドローム
について語っていきたいと思います。
栄枯盛衰、進行と衰退の狭間をどうぞ御堪能あれ。
「終わらない放課後、来ない朝」
w16.5cm×H21.5cm・変型A5サイズカラー
https://twitter.com/magicrain0101
ゲーム内容
あらすじ
トワイライトシンドロームは1996年に発売されたプレイステーションのゲームソフトです。
ジャンルはずばり、ホラー探索アドベンチャー。
女子高生3人組が、様々な怪奇的な噂を入手して、その真偽を確かめにあちこち探索をする、というのがおおまかなあらすじです。
登場人物
ゲームの登場人物は主に3人
長谷川ユカリ |
怪奇現象には懐疑的な高校2年生。ミカが持ってくる噂を怪しみながらも、 最終的には同行する面倒見の良さがある。 何かを抱えている様子。 |
---|---|
逸島チサト |
いわゆる霊感体質な高校2年生。ユカリの幼馴染。 暴走しがちなミカや、巻き込まれるユカリのストッパーになろうとするも、 結局二人に同行して同じく巻き込まれることが多い。 |
岸井ミカ |
茶髪にルーズソックスな高校1年生。 いつも噂を仕入れてきてはユカリとチサトを巻き込むトラブルメーカー。 非常に楽観的で悪運が強そう。 |
システム
プレイヤーは主にユカリを操作してゲームを進めていきます。
ミカが持ってくる噂は、旧校舎のトイレに出る花子さん、夜の学校の七不思議、駅に出る幽霊、心霊写真の撮れる公園など、現実主義者のユカリが呆れるような内容ばかり。
ですがしぶしぶ3人で探索に出かけると、噂に近い、あるいはそれを凌駕するような怪奇現象に見舞われることも多々あります。
ゲームではたびたび選択肢が登場し、選択によって結末が変わるマルチエンディング方式となっています。
真相がすべて明らかになる「大吉」
謎を残し終わる「中吉」
バッドエンドである「凶」
と結末がランク付けされていて、中吉以上を取らないと次の物語には進めません。
ストーリーによっては途中チサトを操作したり、ミカを操作したり、そうすることで見えなかった選択肢が見えてきて、解決につながることもしばしば。
幼少期の私はそのシステムがよく分かっておらず「あれ、なんか結末変わったなぁ」と不思議がっていたのを覚えています。
恐ろしい仕様
なお、このゲームの一番恐ろしいかもしれないポイントとして
セーブ機能がありません。
物語によってはプレイ時間が1時間を超えることもあるなかで、セーブ機能はありません。
途中で停電でもしようものなら、その物語の最初からになります。
一部の物語には時間制限もあるので、ちょっと中断してお昼寝、なんてしたら戻ったころには強制バッドエンド……。七不思議の呪いだ!
通常通りプレイして、選択を誤って凶になってもやっぱり最初から。
自動セーブ機能に慣れた現代ではなおのこと恐ろしい仕様となっております。
どこに惹かれていたのか
私がこのゲームに触れたのは発売から5年~6年ほど経った頃でした。
たどたどしくひらがなが読めるようになった私は、親がプレイしていたこのゲームの雰囲気に惹かれ、よく1人で遊ばせてもらっていたのです。
ゲームの中の時代はおそらく平成初期。
ギャルのミカがまだポケベルを持っているような時代。
私がゲームをやりはじめた2000年~2001年頃、すでに親はガラケーを持っていたと記憶しています。
小学生になった私も早々に携帯電話を持たされていたので、私からすれば「すごく昔の日本」といった、身近でありながら異国のような印象を受ける不可思議な世界観。
その世界を探検する、遥か年上の女子高生のお姉さんたち。
次々と起こる、この世の者ではない存在による怪奇な現象。
すべてが私にとっては興味を惹かれるものでした。
また、私がゲームをやっていた頃、テレビではアニメの「学校の怪談」が放送されていました。
そこでもたびたび登場する夜の学校。
「旧校舎」という響き。
その独特な雰囲気をまとった世界を、たとえゲームの中のこととはいえ自分で探索できるトワイライトシンドロームというゲームは、私にとってわくわく感がすさまじかったのでしょう。
ゲームの中に出てくる花子さんに会う方法を試したり、異世界に行くために滑り台を繰り返し滑ったり、今思えば奇行の多い子どもだったなぁと猛省しておりますが、そのくらいトワイライトシンドロームの世界観、雰囲気には抗えない魅力があったのです。
恐怖心というものがまだ完全に芽生える前だったのでしょうか。
プレイ中もプレイ後も、怖いという感情を抱いたことはなく、私にとっては本当に
「不思議な世界を探索するゲーム」
という位置づけにトワイライトシンドロームはいたのでした。
プレミア……
幼い私をホラーの世界に引き込んで離してくれなかったトワイライトシンドローム。
ぜひいろいろな人にプレイしてもらいたいし、私も久しぶりに探索に出かけたいなぁと思うのですが、
こちらは現在入手困難なゲームソフトとなっております。
ソフト自体は現在も保管しているのですが、本体が故障してしまったのでプレイすることはかなわず……。
私の中ではすっかり幻のゲームとなってしまいました。
大切な思い出
ゲーム実況を見て懐かしむことはできますが、やはり自分でプレイするのは別物。
神隠しに遭ったミカを探しに山の中をさまよったこと、狭い洞窟の中で迷子になったこと……。
死者からの電話に何度も出たこと、裏側の街に行ったこと……。
ゲームの中のことでありながら、本当に自分が体験したことのように思い出せる、私の大切な黄昏時の思い出、トワイライトシンドローム。
私が今もなおホラーの世界に惹かれ続けているのは、あのとき過ごした黄昏時があまりにも魅力的だったからかもしれません。
気軽にプレイすることはできませんが、皆様機会があればぜひ、せめてゲーム実況であの世界に触れてみてください。
あなたも共に 黄 昏 症 候 群 になりましょう。
(C)suzuka sakurakawa
はがきサイズ マット用紙
コメント
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