Ciao!(イタリアが舞台なので挨拶はチャオだろう?)
凄い力入れてブチャラティが出てくるまでの助走を取りすぎた前回の記事はコチラ
今回はちゃんとブチャラティの話をするぜ。
覚悟はいいか? オレはできてる。
スマホホルダーが千年パズルモチーフデザインで登場!
初めはそんな好きじゃなかった
ここからはジョジョを読んだことがあるという前提で話していくぞ。
(私のファンだという方がいたら、ここからは読み物として楽しんでくれよな!)
イタリアの裏社会を牛耳るギャング組織「パッショーネ」に所属するブチャラティ。
物語の初めは組織の中の1人だったが、なんやかんやで幹部にのし上がる。
(なんやかんやでとか言ったけど5部の醍醐味として、のしあがっていくってポイントも好き)
ブチャラティ初登場は、下部構成員「涙目のルカ」に関する尋問のためにジョルノの前に現れるシーン。
初見の印象は「ちょっとなんか不気味な奴出てきよったでぇ」って感じ。あと、「その服なによ。笑」
ここで噛ませ犬的に登場した「涙目の流石のルカ」だが、下っ端とは言え組織の人間なので
そこら辺の一般人にやられるような奴ではない。
「何かあるな?」と踏んだ。流石、ブチャラティの嗅覚。
ジョルノへの質問は段々と
【答えろよ質問はすでに・・・『拷問』に変わっているんだぜ】状態と化しエスカレートする中でジョルノもスタンド能力者であることに気付く。
ここで戦いとなり敗北寸前まで追い込まれるが、この戦いの中でブチャラティの人となりを計り終えたジョルノは停戦の申し出をする。
え、待ってジョルノの観察力と冷静さやばくない??この一瞬でそんなん分かる?!
のちに「何故かジョルノに導かれていく感覚」を仲間たちが覚えるのだが
出だしですでに片鱗を見せていたんだなぁァ~荒木先生、天才すぎィィ~!!
と、話はそれたが初登場はあんまりブチャラティに対して、そこまで何も思っていなかった。
あと、この時以降は特に使われていないが
汗の味でウソをついているかどうかわかるという有名な能力(?)
【この味はウソをついてる『味』だぜ】もここで出てくる。
まず知らん奴にイキナリ汗舐められるのヤバイ。その距離までイキナリ近づくのもヤバイ。
色んな意味で不気味でヤバイ奴感出てて初めは嫌だったな・・・笑
彼の人柄を見ていこう
上記の戦いの中で『この人は悪い人じゃない』と確信したジョルノ。
顔舐められて、知らん間に握った手の中に目玉あるの見せられて
さぞ気持ち悪かっただろうに、一体なぜそう思ったのか?
第一部の記事にも少し記述したが、皆いわく付きの人生である。ブチャラティも例外ではない。
漁師の息子として生を受けたブチャラティは父の仕事の手伝いをしていた。
彼が7歳の頃、両親が離婚する際に、ここに残る父と、都会に移る母のどちらについていくかの選択を迫られた時、きっと母は自力で生きていけるが、父は自分がいなければダメになってしまうと考え父と暮らすという選択をする。優しい男だな・・・
母はその優しさを誇ると同時に、この優しさが不幸を招いてしまうのではないかと心配した。
父はそんな息子に「良い学校に通ってほしい」と思い、学費を稼ぐため漁業だけではなく船に客を乗せる様にもなっていたのだが、ある日に乗せた二人組の男によって運命が変わってしまう。
この二人の本当の目的は人目に触れない場所での麻薬の取引であり、その取引現場を目撃してしまった父は銃撃され、一命は取り留めたが意識不明の重傷を負ってしまう。
口封じの為、二人は父を消しに来るだろうと読んだブチャラティは案の定襲ってきた彼らを殺し、12歳にして殺人犯となってしまう。
その後の裁判で正当防衛が認められ罪には問われなかったものの、絶対二人の仲間が消しに来る。
やがて父も亡くなり、ブチャラティは自身と父親の身を守るために町を支配していた組織「パッショーネ」に忠誠と奉仕を誓い入団することを決める。
が。
初めのジョルノとの戦いで見せた「躊躇した瞬間」がある。
街中でジョルノに見つからないように、スタンドの能力を使い市民の中に入り移動していたが
その中で腕に注射の跡がついた少年を目にし愕然とする。
麻薬から町の人々を守るギャングとして行動する中で、幹部のボスが麻薬に手を染めていたことを知り、組織のやり方に疑問を感じるようになる。
「麻薬・ゼッタイ・ダメ!」と自身は憎みながらも、それを流通させる組織の為に働くという矛盾を感じていた。
そんな「生きながら死んでいく」と感じる毎日を送る中で出会ったジョルノ。
「街から麻薬を撲滅する為に、ボスを倒して自分が組織を乗っ取る」という
ジョルノの『黄金のような夢』にブチャラティは賭けた。
この出会いによって彼は、自らの志を全うするべく、命懸けの戦いに身を投じていく事になる。
リーダーとしての素質
冷静沈着、頭脳明晰で部下想い。
温厚で責任感が強く、一般市民からも悩みごとの相談をされるなど、人望も厚い。
と思えば、上記に記述したように【状況によっては殺す】といった冷酷なギャングとしての顔も持っている。
ビジュアルとしては、前下がりのボブカット・頭頂部の編み込み・前髪のヘアピンがトレードマーク。
服装はジッパーが沢山付き、オタマジャクシ模様。何とも言えないハイセンス。
(20代後半は美容室でブチャラティの画像を見せ「これにしてください」と言っていたのを思い出す)
皆に慕われ、頼りになる。
ブチャラティなら何とかしてくれる、あの人の為なら俺はやるぜ。
そう思わせてくれる、まさについていきたい人だ。
物語は進み、「組織のボスの娘を護衛しボスへ引き渡す」というシーンがあるのだけど
ブチャラティは純粋に「娘はボスの元で幸せに暮らすのだろう」と思っていたのに
実際はボス自身の手がかりを残さないよう始末する為に連れてこさせたと悟り、ボスに歯向かって戦うことを選択する。
この選択が物語を大きく動かすのだけれど、ここで私の人生観に触れてくる。
やれる事とやれない事の線引きって難しい
当時の私は悩んでいた。
アルバイトスタッフとして楽しくやっていたのだが、その延長から店長になって
(5部で言うところのポルポの試験合格でスタンド使いになった感じやね)
・やれる事
・やらないといけない事
・やりたい事
これらの取捨選択が非常に難しい。今でも難しい。
今まで何も考えず楽しい方だけを選択してきたのだ。
(まぁ今もそんな変わらんっちゃ変わらんけど)
難しいに決まっているし、本当の正解なんて誰にも永遠にわかるまい。
人生とは答えのない旅路だ。みな眠れる奴隷なのだ。
そんな時、何度目かの読み返しの中で上記のシーンがやたら引っかかった。
ブチャラティの名言は数あるが
『任務は遂行する』
『部下も守る』
「両方」やらなくっちゃあ ならないってのが
「幹部」のつらいところだな
覚悟はいいか? オレはできてる
オレは「正しい」と思ったからやったんだ
後悔はない・・
こんな世界とはいえ俺は
自分の『信じられる道』を歩いていたい!
この2つの名言が当時の私に超絶刺さった。
「覚悟。覚悟が出来てなかったんだ私は・・・」と思った事を未だに思えている。
あと信じられる道も見えていなかったように思う。
それと同時にきさまにオレの心は永遠にわかるまいッ!
と思うこともあった。進むべき道が見えない中で戦うことは孤独でもあったんだよね・・・
ヴィレッジヴァンガードは「個の力(センス)」を最大限に生かす事が大切だと未だ私は信じている。
またその力は、スタンド能力のようなものだとも自負している。
日々の営業は自分と仲間の力を最大限生かして戦う旅路のようにも思う。
少々漫画脳が過ぎるかもしれないが、その辺は許してほしい。笑
今はあの頃に比べたら少しは見えている気がしなくもないが
うーーーん、と思ったら読み返すようにしている。
最後まで男の中の漢なブチャラティ
ボスとの遭遇の際、再起不能となったのだが、以降の旅を精神だけでやってのけるブチャラティ。
身体はとっくに生命活動が終了していたが、ジョルノ以外は誰もそれに気が付かない。
最後の最後まで戦って顛末を見届けたブチャラティ。心の底からかっこいいと思う。
信念と筋が通った思いやりがあって情に厚く精神の強い男の中の漢。
私もブチャラティに付いてきたい。上司に欲しい。
というか私もこんな大人になりたいもんです。
まぁブチャラティの設定年齢20歳だけどな!!!
最後に
いや~いかがでしたか。
人生のヒントやターニングポイントはどこにでも落ちていて
それに気が付くか付かないかって大事だな、と思う今日この頃。
時には素直に、真に受けてみてもいいかもしれません。
時代の流れもあるのかもしれないけれど
何か自分にとって誇らしく思うものを胸に抱くことや
一つの信念を持って生きることは簡単そうに見えて凄く難しい。
ジョジョの奇妙な冒険に出てくる登場人物は皆、それが正義か悪かは別として「本人なりの正しい道」を突き進む物語。
敵でさえも絶対的なカリスマ性を放つ故、読み手は魅了される。
そんな中で私は特に「ブローノ・ブチャラティ」に惹かれた。
読んだ私に生きる勇気と意味を見出してくれてありがとう。
これからも側にいてね、ブチャラティ。
最後までご覧いただきありがとうございました!
またお会いしましょうー!!!
いつだってジョジョラー同氏もひかれ合いますからね…?
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