放浪の俳人「種田山頭火」に救われた。

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種田山頭火の世界

種田山頭火を知っていますか?そう、彼は放浪の俳人。自由すぎる男。

だけど、そんな種田山頭火に救われたことがある人がいる。それがはいはいはーい!私です。

今回は自由すぎる男。

575の定形が決まっている俳句の世界で、定型を無視し、季語も無視し、妻子も無視し、

孤独に旅に出た「自由律俳句の俳人」種田山頭火を紹介させてくださーい!!👀

種田山頭火ってどんな人?

引用元:俳句の聖地「愛媛・松山」へ吟行をいざなうサイト-https://www.iyokannet.jp/ginkou/poet/detail/haiku_poet_id/7/

種田山頭火は山口県生まれの「自由律俳句」の俳人。

「自由律俳句」とは通常俳句に必要な季語や定型(5・7・5)を必要としない自由な俳句。

山頭火の家は地主をしており、おぼっちゃまだった。しかし、父が事業に失敗して破産したり、父の女遊びが関係して母の死があったり、兄弟の死を抱え、早稲田大学に入学するも中退。正社員だった仕事も数年で辞めてしまったり、妻子を持ってもわずか数年で離婚。結婚生活もあまり上手くいかなかった。

そんな山頭火は、孤独に一人で各地を旅しながら俳句を詠むことを決意。

大好きなお酒を飲みながら、人々と触れ合い、各地で残してきた俳句が本当に秀逸。

(よくドロップアウトしちゃう私とも似ています)

とにかく残してきた俳句が本当にイイ!ついでに山頭火が残してきた日記もめちゃくちゃよいので紹介させてください!

私が好きな俳句

岩波書店から出版されている「山頭火俳句集」が大好きで、私の宝物です。

引用元:amazon-jphttps://www.amazon.co.jp/%E5%B1%B1%E9%A0%AD%E7%81%AB%E4%BF%B3%E5%8F%A5%E9%9B%86-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%A8%AE%E7%94%B0-%E5%B1%B1%E9%A0%AD%E7%81%AB/dp/4003121112

そこから特にお気に入りの俳句。

サイダーの泡立ちて消ゆ夏の月

(夏の夜、サイダーの泡を見つめながら夜が過ぎてゆくあの感じ)

今日も事なし凩に酒量るのみ

(今日も平凡な一日だったなぁ~と秋の風を感じながら好きな酒を注ぐ。あぁ、それよくやりますわ)

沈み行く夜の底へ底へ時雨落つ

(雨が降る日、沈んでいく気持ち、ようわかります。底へ、底へ、)

強き闇にわが巻き煙草の小さき火影かな

(暗闇の中、自分がタバコにつけた火だけが明るく燃ゆる。)

蛙蛙独りぼっちの子と我れと

(孤独な自分と孤独なカエルのにらめっこ。昨日、カエルを踏みました(泣))

鳥よこち向けさびしいこころうたおうぞ

(鳥との合唱を期待する!、の図)

どうしようもない私が歩いてゐる

(そんなことないよ、と言ってやりたい)

真夜中と猫が好きかもしれん。

山頭火の俳句には何度も同じモチーフが出てきます。それが夜と猫。お好きなんですね♡

ま夜なかひとり飯あたためつ涙をこぼす

(切ねぇ)

真夜中はだしで猫がもどつて来た

(どっかに行ったと思ったら猫が戻ってきたんですね~、よかったなぁ~)

山寺の猫真夜中虫とつて来てあそぶ

(虫取って来る猫を見る自分、割と夜型なのが気になります)

月夜の水を猫が来て飲む私も飲もう

(夜眠れないし、レッツゴー!水飲み!)

日記もおもろい

旅先で書く「ただの日記」も面白い。随筆(エッセイ)なんかもいい言葉が残っています。

酒を飲むときはただ酒のみを味わいたい、女を愛するときはただ女のみを愛したい。アルコールとか恋愛とかいうことを考えたくない。飲酒の社会に及ぼす害毒とか、色情の人生における意義とかいうことを考えたくない。何事も忘れ、何事も捨てて—酒というもの、女性というものを考えずして、ただ味わいたい、ただ愛したい。

(ただまっすぐな言葉でかっこいい!)

走れ。走られるだけ、走られるところまで走れ。そして絶望に衝き当たったならばお前の脚下を掘れ。全心全力を以て、掘れ。新しい泉が湧くか、湧かぬかはむしろ問題じゃない。お前はただ掘ってさえいればいい。じっとしているならば、お前には滅亡があるばかりじゃないか。

(こんな前向きな言葉もあります。頑張ろうと思える)

山頭火が残してくれた言葉には重みがあります。

酒に飲んだくれてるだけじゃない。強く生きている。かっこいい!

つまりは強く生きていくということ

つらい過去があり、決して強くない山頭火だけど、それでも好きな俳句を続けていくということ。

平凡な毎日だけど、小さな幸せに気付くということ。

そう、そんな種田山頭火の心持ちが大好きなのです✌

へこたれる毎日で、嫌なことなど100程あって、

うじうじしちゃう自分ですが、頑張って毎日を生きていきまーす!

春に漬けた梅酒ができるのが楽しみなんです。ぐへへ~。

日常のちょっとした幸せが生きていく糧になる。そんな種田山頭火の俳句・生き様でした。

とりあえず最近の楽しみは家に帰ったら猫に話しかけること、

ペットショップの綺麗な犬や猫を見て喜ぶこと(ちょろい)、

好きな作家の新刊を待つこと、有吉の壁を見ること、な国産果汁でした~。

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