『ラスオリ』のバイオロイドを語るVVスタッフ【シザーズリーゼ編】

みなさんはどんな「性格」の女の子が好きですか？

真面目な子、凛とした子、純真無垢な子ですか。
ツンデレなお嬢様や、母性的なお姉ちゃん、男勝りな幼なじみですか。
どんなアニメ、マンガ、ゲームに触れるにしても「こういうタイプのキャラを好きになってしまう」というのは、みなさんにもあるかと思います。

引用元：『ラストオリジン』公式サイト https://www.last-origin.com/

今回は次世代美少女×戦略RPG「ラストオリジン」における、私の「最推し」を語りたい記事です。
ラストオリジンの推し戦闘員クターを語りたいとこれまで様々な性格の子を紹介してきた私も当然、「どうしても好きになってしまうタイプ」は存在します。

実際、自室のフィギュア棚をご覧頂ければ分かる通り……

そうです。

「独占欲が強く一人に向ける愛が重く盲目的で、それ故に少し常識外れなところや抜けたところがあるのが可愛らしい、何をするにも○○さん・○○君・○○様な、一途な恋する女の子」

が大好きです。
そしてどうやらそういう子は「ヤンデレ」と言われることが多い傾向にあるようで、私は必然的に、そんなヤンデレキャラたちを好きになってしまうみたいです。

ラストオリジンの記事ではこれまでソワン、リリスとヤンデレと言われるバイオロイドは紹介してきました。
二人とも素敵なバイオロイドでありもちろん推しキャラではありますが…「私の最推し」はまた別。

果たしてラスオリの最推しも「独占欲が強く一人に向ける愛が重く盲目的で、それ故に少し常識外れなところや抜けたところがあるのが可愛らしい、何をするにも○○さん・○○君・○○様な一途な恋する女の子」なのでしょうか…！

ラストオリジン？しらん。という方は以前書いた『ラストオリジン』流行らせてください！やこれまでの記事から読んで知っていただけるとうれしいです。

シザーズリーゼ

今回紹介するのは、人呼んで「ハサミのリーゼ」、正式名称 エリザベスA型バイオロイド、
機動型攻撃機 シザーズリーゼ です。

リーゼが所属するのは三安産業の「フェアリーシリーズ」です。
フェアリーの長女オベロニア・レアは元々コンスタンツァやバニラなどメイドバイオロイドが所属する「バトルメイドプロジェクト」シリーズとして開発されていましたが、彼女の強力な天候操作能力を買われ方針転換。
フェアリーはレアをフラグシップモデルに、「農業・庭園用バイオロイドシリーズ」として派生しました。

滅亡前には人間を農業から追い出すほどに普及したシリーズで多くは農地や庭園の管理、作物の収穫などを担当しており、中でもリーゼは草花や木々の剪定を専門とする「庭師」のバイオロイドとして製造されました。背負った大きなはさみ以外にも色々なガーデニング用はさみを持っているとのこと。
彼女が製造された時代では多くの街で超高層ビルが立ち並び、庭師と言えば摩天楼の空中庭園が主だったようです。
ちなみに髪の毛からお花のいい匂いがするらしい。

リーゼは農地や庭園では剪定のほか「害虫の駆除」も専門であり、昆虫への知識も豊富で見ること触ることへの抵抗感もないそうです。レジスタンスの陸上拠点ではお花畑のお世話、そして害虫駆除も妹のアクアと共に行っています。

大きな剪定ばさみは滅亡後の害虫…鉄虫駆除のために強化されており、材質はチタンと石英、石英製の刃は鉄虫も切り裂く単分子レベルの鋭さを持ち、分離して双剣のように扱うことができます。
ラビアタによるレジスタンス結成の際に復元された一人でもあり、戦闘能力は折り紙付きです。

他の姉妹はフェアリーの名の通り妖精のような羽を持ち、それを羽ばたかせる事なく浮遊しますが、
リーゼは害虫駆除のコンセプトに合わせてか肉食昆虫「トンボ」のように長い羽を高速で羽ばたかせており、ゲーム内ではフェアリーシリーズ1の機動力と攻撃に特化した性能を有しています。
トンボは昆虫界で最も優れたホバリング飛行能力を持っていることもあり、剪定の仕事とも相性がよく非常に合理的です。
コンセプトがリアリティに対し強い説得力を持っていると嬉しくなる

また、潜水艦オルカ号では庭師の仕事がないように思えますが、リーゼはその代わりにオルカの看護担当を務めています。
妹のダフネは医療現場で働いていた個体もいたらしく医療用バイオロイドとしての適性もあり、看護は主にダフネが担当している業務ですが、リーゼもその補助という形でこの仕事を担っているとのこと。

ヤンデレ

引用元：バイオロイド-｢ラストオリジン｣公式サイト　https://www.last-origin.com/bio.html#

ラストオリジンに興味を持つきっかけこそ生命のセレスティアママでしたが、ゲームを始める前に訪れた公式サイトのキャラクター紹介ページにてまず最初に目に入ったのは糸目キャラらしき黒髪ロングのメイド服。
そこがシザーズリーゼとの出会いでした。

しかも声優はデレマスで大槻唯ちゃんを演じる山下七海さんと来ました。大好きです。(最初の挨拶で噛み噛みの唯ちゃんが可愛すぎるので6thライブの円盤買ってください)
糸目やママなど優しい雰囲気のキャラ、そしてギャルにも目が無いのでまずはリーゼを入手するしかない。早速インストールしてスタート！！

礼儀正しい自己紹介に、望みは穏やかな生活、柔らかな微笑みを絶やさない顔、草花を愛するフェアリーシリーズ、オルカでは看護師の仕事…
そんなシザーズリーゼ、当然心優しい性格のバイオロイドで

ではない！！
そう、シザーズリーゼは「愛する人と自分との間に入る邪魔者は殺して排除する上に話が通じないタイプ」の
ヤンデレキャラです。結局ヤンデレじゃないか！しかも暴力で解決するヤンデレ！！

ご主人様に危害を加える者はおろか、近づいてくる他のバイオロイドのことも「害虫」とみなし巨大な剪定ばさみを振り回す、嫌悪が殺意に結び付き暴走する超危険人物です。よく見たら剪定ばさみに首吊りロープが付いててコワイ！

ただの庭師バイオロイドがなぜこのような過激派ヤンデレになってしまったのか。
実はフェアリーシリーズは主人や土地に強い執着を見せる傾向があり、その執着心は人類がいなくなった後もレジスタンスへの合流も拒否してひたすらに農場をお世話し続けてしまうほど。

中でもリーゼはフェアリーシリーズ初期のバイオロイドだったせいか、もしくは広い農場ではなく狭いビル内の庭園で働いていたせいか、調整がなされたであろう後続機よりも強い執着心を持っているようです。過去のリーゼたちは執着が過ぎて愛想を尽かされてしまったこともあったとか

Love…

オルカ危険人物

がっつりヤンデレなシザーズリーゼは、“自慢の料理で虜にし愛する司令官くんすらも狡猾に騙し薬品を盛ることさえ辞さない料理人”ソワン、“司令官くんの一挙手一投足も監視する独占欲を見せながら純愛を望むSM警護隊長”ブラックリリスに続き、
オルカ号のヤンデレトリオ「オルカ危険人物」の一人に数えられています。
なんで1つのゲームに3人もヤンデレがいるんだよ。

イベント「楽園への招待状」では、隊員たちがそれぞれの望みが叶う仮想世界に囚われてしまう中、リーゼだけは司令官くんへの愛が強すぎるあまり仮想現実では騙せず大暴れするため一人だけ牢屋に閉じ込められていたほどの危険人物。
艦内のキッチンを守るソワンや、楽園で司令官くんより姉妹を優先したリリスと比べても危険度の高さがわかります。

ご主人様に近付くものは全て駆除すべき害虫、というリーゼ。
特に危険なヤンデレ三人組が一堂に会せば、やはり衝突することが多く喧嘩は絶えません。

夏イベント「リオボロスの遺産」ではソワンに唆されたリーゼが自身の水着に穴を開け、水着をデザインしたオードリーがショックで動けないためリリスの水着が作られず、ガチの殺し合いの喧嘩が勃発。地獄。

その後もオルカ危険人物は目が合えば喧嘩が始まる3人として度々激突しますが、リーゼは2人に比べ単純で子供っぽい思考のためか、狡猾にも敵にならないよう立ち回るソワンとより、司令官くんにぴったりくっつくリリスとのほうが喧嘩が多いようです。ちなみに3人の中でも身長はリーゼが一番低い158cm。かわいいね。

他にもオルカの隊員を害虫扱いしており、その特徴に応じて呼び分けていたり。
当時は敵だったこともありますがマキナに対しては「ド腐れ雌ブタ害虫」という口に出して読みたい悪口の最高峰みたいな言葉も飛び出しました。

しかしそんな周りへの敵意も、全てはご主人様への愛のため、ご主人様を守るため。

人類が滅びた滅亡戦争最中のシザーズリーゼたちは、自身の力敵わず鉄虫やヒュプノス病に殺されていくご主人様を見ながら倒れていったといいます。
レジスタンスにて復元されたシザーズリーゼは、過去の無念の中散っていった個体の記憶と共に生まれ、同じ結末は迎えさせまいと強い意志(と執着心)をもって司令官くんに尽くしています。

少々荒々しく直球な方法ではありますが、それも含めて彼女の愛のカタチの現れだと思います。Love…

ゲームにおける性能

戦闘でのリーゼの特徴は何といっても「ピーキーすぎる攻撃全振り性能」です。
射程が短く前衛になりがちなのにHPや防御力の低さやスキルによる被ダメージUPなどとにかく脆いですが、その代わり攻撃力や防御貫通、加えて驚異のクリティカル率36％ＵＰ、Sランク昇級後は素早い攻撃が可能なAPや行動力UPというとんでもない攻撃特化なパッシブスキルが揃っています。

保護機必須の防御面の弱さはあるものの、狙った獲物を一匹ずつ確実に処理できる単体火力の高さ、そしてクリティカル率に割く必要がないためステータス割振りの自由度が高いというのが魅力的。
機動型特有の行動力の高さ+パッシブスキルによる行動力・AP上昇バフも強く「やられる前にやる」戦法を得意としています。
ついでにリリス、ソワンが編成にいると行動力が更に上がるオマケ効果もあったり。
リリスのときは「私と一緒に片づけることがあるでしょ？」ソワンは「あなたでしょ？」とバフ名も変わる仕様

また恋に盲目な彼女らしく戦闘での好感度上昇量は全戦闘員202人中3位、プレゼントでの好感度上昇量も9位とトップクラスの好感度の上がりやすさであり、多少大破した程度では揺るがない愛の強さが見て取れます。

姉妹愛

多くの隊員に対し攻撃的なリーゼも、打って変わってフェアリーの姉妹とはとても仲良し。
ラスオリ運営のアイシャ曰く姉妹には危害を加えることはないとのことです。ただし同じシザーズリーゼが何人も集まれば争いが起こる可能性は高いそう
長女のオベロニア・レアや妹のダフネ、ドリアード、アクアを家族として愛し信頼しているのはもちろん、レアへの憎悪を持って生まれ、司令官くんにも懐かないティタニア・フロストに対しても姉妹として心配し、寄り添ってくれています。

姉妹への信頼は強く、リリスから「レアがコンパニオンを騙してまで手柄を得ようとした」「ダフネが抜け駆けして司令官くんと関係を持った」などと告げられても、彼女たちがそんなことをするはずないと反発するほど。

ただし実際レアはペロやハチコを騙していたしダフネは司令官くんとエッチしていた模様。
大人しい顔してみんな執着しがちなようです。血は争えない。

姉妹たちもまたリーゼのことを大切に想っており、過激な行動が目立つ彼女のことを優しくサポートしています。
フェアリーの長女レアは、コンパニオンの長女リリスとの姉妹自慢対決の中でリーゼのことにも言及。
周りが見えなくなってしまっても大切なもののことは絶対に忘れない芯の強さ、そして暴走しがちな自分を直そうと努力する彼女を姉妹たちで一生懸命支えていると言います。

ご主人様へのプレゼントを作るリーゼをアクアが手伝ってくれたことも。
他の隊員がたくさんの宝石を贈る中にあれば目立つという理由で、二人で花の冠を100個作って贈る作戦のようです。

姉のために健気に山盛りの花冠を作る、なんとも仲良しな…

仲良しなはずです…！！

ヘッチュンヘプチュヘッチュチュンヘッチュムチチムチ？

引用元：【ラストオリジン漫画劇場】第10話 라스트 오리진 만화 극장 10화 https://www.pixiv.net/artworks/79279263

しらん

ラスオリユーザーの間で謎の言語が飛び交うのを見かけた人もいると思いますが、実はこの元ネタはシザーズリーゼ。

引用元：【ラストオリジン漫画劇場】第5話 라스트 오리진 만화 극장 5화 https://www.pixiv.net/artworks/78003947

公式連載されていた漫画「ラストオリジン漫画劇場」に登場するリーゼは
害虫を意味する「해충(ヘッチュン)」以外のセリフをほぼ発することなくマスコットキャラのように描かれており、
ラスオリ日本語版が始まる以前に有志翻訳によって生まれた「ヘッチュン」「ヘプチュ」「むち(虫)」などの訳が日本で広まり、漫画劇場のリーゼはユーザーから「むっち」と呼ばれ親しまれるようになりました。

私自身もこのむっちなリーゼが好きすぎて、ラストオリジン漫画劇場の単行本を韓国から取り寄せたほど。
diyap先生のグッズを日本でも販売してください…

「ヘッチュン」「むっち」とゲーム内とはかけ離れたキャラとなっていますが、元を辿ればこれは本国版のミーム。
韓国語ボイスのリーゼが舌足らずな発音でネタになっていたそうで、むっちのキャラクター性はそういった背景もあって生まれたようです。

引用元：【ラストオリジン漫画劇場】第十話「ミニコンパニオン大脱出」 https://www.last-origin.com/news_view.html?no=141&pg=1

ただしそれらは韓国版、及び有志による翻訳での話。
ラストオリジン漫画劇場は公式日本語訳も存在しており、こちらでは「ガイチュ」という訳になっています。
こっちよりもヘッチュンのほうが有名になってしまいアイシャ81号もしくしく
実際リーゼは誰彼構わず害虫害虫と言ってるので日本人ユーザーとしてはどちらの翻訳もしっくり来てます。

引用元：【ラストオリジン漫画劇場】第十話「ミニコンパニオン大脱出」 https://www.last-origin.com/news_view.html?no=141&pg=1

漫画劇場のリーゼはゲームに比べてかなりマイルドな性格。
（ガイチュとしか喋れないので)過激な発言や行動もなく、またミントパイを食べて気絶したペロに代わりミニコンパニオンたちを身を挺して守ったり、寝かしつけて本を読み聞かせたりなど、優しい一面も見せています。

引用元：【ラストオリジン漫画劇場】第五話「ご主人様のためのチョコレートと手紙」 https://www.last-origin.com/news_view.html?no=94

ただし相変わらずソワンやリリスとは喧嘩しているようです。

最強のふたり

ゲーム本編や漫画劇場でも喧嘩が絶えず「害虫」「ストーカー」と呼び合うリーゼとリリス。
「喧嘩するほど仲が良い」と言いますが、彼女たちの場合はどうでしょうか？

「不思議な国のチョコ女王」

2021年のバレンタインイベント。本イベントでのオルカ三大執着女の二人は、ご主人様へ贈るチョコ作りのために奔走します。

レアからの頼みにより、リリスはカカオ探索に嫌々ながらリーゼを連れて出ることに。
リリスは5/1スケール…8メートルの自身のヌード立像チョコレートを、リーゼは体を流れるありったけの愛、つまり自身の血液を何リットルも閉じ込めた巨大チョコレートボールを作る予定です。量で勝負とかいうスケールではない。

大量のカカオの他にそれを一気に砕くための大型の破砕機が必要な二人は、鉄虫が蔓延る海軍基地跡「デスポート」と呼ばれる危険なエリアまで突入することに。

危険なデスポート、そして心配する妹の制止はもはや、いつの間にか意気投合した二人の愛の戦士を止めることはできません。ヤンデレコンビによりデスポートの鉄虫はバッサバッサとなぎ倒され次々と風穴があき殲滅されていきます。

鉄虫を片付けたリリスはさっそく破砕機を探そうと急き込み警戒を緩めますが、なんと彼女の後ろから一匹の自爆型鉄虫タランチュラが這い寄ります。
それに気づかないリリス目掛けて襲い掛かろうとしたその時────！！

間一髪、思わず動いたリーゼにより、リリスは助けられます。
信じられないと驚くリリスと、「あれくらい自分で避けて……ばか…」と言うリーゼ……熱ぃ～～～！熱い展開！

リーゼは「チョコレートのレシピはあなたが持ってるタブレットにあるからよ。」、リリスも「礼は言わないわ。あなたがご主人様のストーカーだってことは変わらないんだし。」と言いつつもお互いを認めつつある様子。
敵同士が一時共闘した中で友情が芽生えるやつ、オタクが好きなやつだ！！

最後に怒った妹から逃げるシーンでは、二人はもはやライバルでありバディのようです。
「嘘つきのレアと決別してコンパニオンの姉妹に加わらない？」と誘うセリフが、ご主人様と妹にしか心を開かないリリスから出たことが心境の変化を物語っています。

「楽園への招待状」

人間のいなくなった世界で訪れた者に幸せな夢を見せ続ける、「楽園」ことビスマルク本社敷地内の仮想空間に閉じ込められてしまった司令官くん一行のストーリーイベント、「楽園への招待状」。
リーゼは楽園内でも司令官くんへの愛だけで楽園が見せる夢を振り払い大暴れしていたため一人地下牢に閉じ込められていました。

目を覚ました司令官くんたちにより無事助け出されますが、喜びも束の間。
今度は司令官くんが楽園の主、マキナに捕まってしまいます。

そんなご主人様の窮地を救うためリーゼが真っ先に向かった先には、ブラックリリス。

楽園の見せる「リリスが妹とピクニックを楽しむ夢」の中に土足で踏み込んでハサミを突き刺し食器を荒らすリーゼですが、そうまでしてリリスを夢から目覚めさせたのは、普段の言動とは裏腹に冷静に一人では無理だと考えたから。
そしてリーゼがリリスのことを「最も信用できる仲間」と思っていたから。
普段は憎みあう仲なのにその実力は認めているやつ、オタクが好きなやつだ！！ありがとうございます…

リリスを始め、害虫害虫と言いつつも信頼しているオルカの仲間たちの手を借りながら最強ヤンデレタッグは大暴れ。ついに司令官くんの元へたどりつき、マキナを追い詰めます。

過激な手段を取りがちで周りが見えなくなることもあるシザーズリーゼ。しかしストーリーを読んでいくと、時が経つにつれ(司令官くんがリーゼの扱いに慣れてきたのもありますが)リーゼ自身が少しずつ柔らかくなっているのもセリフの節々から読み取れるようになっていきます。

そしてお互い目の敵にしていたリリスもまた彼女に心を開いていき他の隊員にはない信頼関係も生まれました。
ご主人様が悲しむという理由がなければ殺し合いが始まる一触即発の関係ながら、お互いの能力やご主人様への愛に関しては確固とした信頼を置いている二人。この「良きライバル」という関係性が…もうオタクの心を鷲掴みにしています……

ラストオリジンといえば人類最後の男のハーレム！ムチムチ！エロい！のも魅力ではあるのですが、やはりこういった「女＆女の関係性」の作り方も魅力的で、これに限らずどんな方向のオタクにも何かしら刺さるものがあるのが大きな強みと言えるでしょう。

頑張れ！リーゼちゃん

今回は大好きなシザーズリーゼを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？
リーゼは紹介した以外にも様々なシーンに登場します。この機会に彼女のことを好きになっていただけたら……


「ソワンとリリスみたいにリーゼのベッドインは紹介しないんですか」って…？

おでこにチューされただけで気絶するのにピョンテなんてできるわけないでしょうが！！

というわけでシザーズリーゼ、真の魅力「ポンコツヤンデレ」の部分です。
私がソワンでもリリスでもなくリーゼが大好きなのはココです。愛をぶつけることに全力すぎるが故に彼女は、逆に愛を受け止めるキャパシティは持ち合わせていません。
その為いざ司令官くんからキスなんてされたときには嬉しすぎて気を失ってしまうという有り様です。

私は「独占欲が強く一人に向ける愛が重く盲目的で、それ故に少し常識外れなところや抜けたところがあるのが可愛らしい、何をするにも○○さん・○○君・○○様な一途な恋する女の子」の、
「恋に盲目すぎてポンコツになってる」ところがたまらなく好きなんです。

司令官くんにプレゼントした花冠のお礼にとおでこにキスされて以降、変に意識してしまうようになったリーゼは最早司令官くんと目を合わせることすらままならない状態になってしまいました。
おでこにキスされた2021年12月のイベントストーリー「楽園への招待状」エピローグ以来、2023年9月現在未だにこの状態が続いています。カワイイねぇ

看護師の仕事は冷静沈着にこなし問題なく司令官くんに触れられるものの、仕事が終わった途端恥ずかしくて逃げてしまうようです。
さすがにこのままでは司令官くんも困ってしまうので、フェアリーの姉妹と共に矯正できないかと試行錯誤。

イベント「箱舟と春待つ護り手」サブストーリーでは、逃げないよう縛り付けたリーゼにハグしたり、“イチゴを食べるだけ”と意識させて口に咥えたイチゴを食べさせたりと試すもののどれも失敗し、戦闘でもないのに満身創痍になるリーゼ。
リーゼ自身も変わらなければと思っているようですが、司令官くんは「リーゼに合った方法と順序があるはず」と、ゆっくりやっていこうと約束してお話は終わります。
どストレートなラストオリジンで一回で解決しないことあるんだ…

そんなリーゼですが今年3月、韓国版にて新規スキンが実装され、これに伴って外伝ストーリーも追加されました。
日本版での実装はもう少し先になると思いますが、楽しみで待ちきれません…！！
デートの為の清楚で可愛くてオシャレで可愛くて可愛くて可愛いお洋服に着替えたリーゼは、果たして心も変わることができるのでしょうか……

頑張れ！リーゼちゃん！！

Love…

ネクスト　司令官ズ　ヒント

次回もお楽しみに

ラスオリ過去記事

第１回　『ラストオリジン』流行らせてください！
第２回　『ラスオリ』のバイオロイドを語るVVスタッフ【ソワン編】
　│
前々回　『ラスオリ』のロボットを語るVVスタッフ【AT72ラインリッター編】
　前回　『ラスオリ』のバイオロイドを語るVVスタッフ【ポイ編】