ヴィレヴァン好きなら見逃せない圧巻の邦画『キャラクター』

シェアしてね!😘
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

ごきげんよう。
今回も富山県からお送りしております、メイちゃそです。

普段からたくさんの作品に触れていたいと思い、身支度をする時も、家事をする時も、アニメを流し続けているのですが

先日ふと
「たまにはゆっくり座って映画でも観るかあ」
と思い立ち、あとで観ようとリスト化しておいた作品たちの中から、何気なく再生したのが今回ご紹介する『キャラクター』という邦画。

かねてから、個人的に崇拝している菅田将暉さんの作品で、かつ、本作品が俳優デビューとは思えない、アーティストSEKAI NO OWARIのボーカルであるFukaseさんの表情に背中を押され、この沼に落ちてきました。

ヴィレヴァンを愛する皆様には是非とも観ていただきたい作品ですので、最後までお付き合いください。

目次

ジャンルはサイコスリラー

もうこの時点で刺さる人には刺さる。
というか、ヴィレヴァン好きな人ってだいたいサイコスリラー好きじゃない?気のせいかな

ここで、サクッとあらすじをご紹介!

漫画家として売れること夢見ている主人公・山城圭吾。
彼の画力は、プロ並みハイクオリティ!!なのに万年アシスタント生活を送っているのです。その理由は「リアルな悪役キャラクターが描けないから」という。彼が描きたいジャンルには必須のキャラクターゆえに、苦しんでいたのです・・。

ある日、山城はとうとう自分の才能に見切りをつけ、アシスタントを辞めることを決意します。そして最後に恩師の依頼で「誰が見ても幸せそうな家」をスケッチしに出かけることになります。夜も更けた住宅地で、その一軒家を見つけ、依頼通りにスケッチをする山城。ふとしたことから家の中に足を踏み入れてしまったことから、物語は大きく動き出します!

そこで彼が目にしたのは、赤く染まったリビングで、見るも無残な姿になり果てた4人の家族。

そして、そこに佇む、一人の男。



いかがでしょうか!!あらすじを読んだだけでもこのウズウズする感じ!わかりますか!!わかりますよね!最高ですよね!?映画を見たらもっとゾクゾクします!期待以上です!

そして、冒頭でも少し触れましたが、菅田将暉さんとFukaseさんの共演作品です。

菅田将暉さんが主人公の山城役、Fukaseさんが殺人鬼の両角役という配役。
この2人の演技が後半にかけてそれはもう迫力を増して、見てるこっちが息を呑む展開の数々…!たまらんです。

個人的にはエンドクレジットが流れる直前、本当に最後の最後に見せる2人の表情にグッッと心臓を鷲掴みにされて持って行かれました。見たらわかります。ぜひ見てください。

さらに他にも豪華キャスティング!

俳優が登場する度に興奮度が爆上がりし続けます。ホントに。

さらにさらに!もちろんスタッフ陣も最強!!

原案・脚本は浦沢直樹の『MASTERキートン』や『20世紀少年』の共同原作者でもある長崎尚志で、彼のアイデアを元に、企画の川村元気とプロデュース担当の村瀬健で10年以上前から構想を練った完全オリジナル作品。

引用元:キャラクター(2021年の映画)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/キャラクター_(2021年の映画)

なんとこの作品、原作が存在しない、オリジナル脚本なんです!

サマータイムレンダ紹介記事でも少しお話しましたが、私は作品鑑賞前に情報をあまり入れたくないので、本作品も観終わってから色々調べていて、
「これだけの規模感で元ネタ無いの!?」
ってところが1番の驚愕ポイントでした。

それくらい細部まで作り込まれていて、ストーリー展開も劇中の漫画も精密で、作品に対する愛をひしひしと感じられました。

\ 気になる方はこちらもどうぞ! /

劇中漫画『34』

さて、ここからが本題です。

こちら、劇中で登場する、本作品を語る上で欠かせない漫画『34(さんじゅうし)』の表紙画像です。

これだけを見て、察しのいい方はお気づきかもしれませんが、

なんかこの絵ヴィレヴァンで見たことある!!?

そう、そうなんです。

こちらの漫画を担当したのは、ヴィレヴァンには欠かせない!数々の大大大ベストセラーを生み出し続けている、古屋兎丸先生と江野スミ先生によるものなんです!!!!!!!

これを知って居ても経ってもいられなくなって観たくてたまらなくなっていただけたなら、これ以上光栄な事はないです。もうこの記事閉じて観に行ってください。そして願わくば、観終わってからまた戻ってきてください。お願いします。

このコミックス単体で発売して欲しいいい!!

と、のたうち回ってしまうくらい魅了されてしまったメイちゃそと同じくらい大暴れしてしまうことでしょう。
まあ、残念ながら、発売予定は無いそうですが……

※ネタバレ注意※

ここまで読んでくださった方で、まだ本作品を観ていない方がいらっしゃれば、ぜひともここで一度閉じていただいて、観に行っていただけると幸いです。

予告映像

さて。

予告映像ほどのネタバレはないと思っているので、ここで予告映像を見てみましょう。

私は、この記事を書くにあたって、初めてこの予告動画を見ましたが、やはり、いい部分をしっかり切り取って提供しているだけあって、この動画だけで、今でも鮮明に本編のシーンを思い出せますね。

“予告”というものの凄まじさに、毎度頭が上がりません。

だからこそ、本編視聴後に予告動画を見たいのは、私なりの一種のリスペクトなのかもしれないです。

本当に「いい人」なのか

意外とネット上ではこの話題が多かった気がします。

「いい人」だと職場で言われていた山城は、それ故に大きな壁にぶつかって苦しんでいたけれど、果たして、山城は本当の意味で「いい人」なのだろうか。というものです。

様々な意見があるとは思いますが、彼は単に「純粋だった」のだと私は思います。

まだ何も知らない。あるいは、自分の中に落とし込められていない。そういったモノがあって、山城の中での「キャラクター(性質や特質といった意味で)」に対する理解が浅かっただけだったのではないか。

さらに、純粋であるが故、きっかけひとつで強い吸収力で学習し、自分の中にそれらを落とし込むことに成功した山城は、『34』で一躍大ヒットしたのだろう。

そして、その純粋さに、自らも呑まれてしまった。

だから最後の「僕は、誰なんだ」が山城と両角ともに陥ってしまった結末なんだろうと感じました。

少し話はズレますが、ここで思い出したのは、2020年に放送されていた刑事ドラマ『MIU404』のラストシーンの菅田将暉さんのアドリブと言われたあの演技。

今シーンの菅田将暉さんの表情や雰囲気に近しいものを感じました。
こういう点で、個人的に崇拝しております。素晴らしいです。

描写が丁寧でわかりやすい

山城家族が初登場したシーンでは、わかり易すぎるほどに会話や雰囲気だけで家族構成を描写していました。

これは本当にプロのなせる技だと思います。

無駄な説明でストーリー展開や視聴者の緊迫感を邪魔しない配慮も感じられて、とても心地よかったです。

さらに、色んなレビューや評価を見ても、Fukaseさんの演技に対する絶賛の声で溢れているのがわかりました。

これに関しては、Fukaseさんが無理にキャラを作らず、比較的自然体で演じていたからだという意見が多かったように感じました。

つまり、日常生活においても、殺人鬼と呼ばれている人も作中同様、当たり前にひっそりと社会に溶け込んでいて、それが異様なまでに自然なのだということに、私たちが違和感を覚えないということです。

ああ、、そう思うと、なんだか途端に背筋が凍るような気分になってきます。
こういう恐ろしさは尾を引くので、あまり考え込みすぎないようにしたいですね……。

特に印象的だったセリフ

ずばり!
両角が書店で山城に放ったセリフ

「自分だって人を殺してるじゃん。漫画の中で楽しんで人を殺してる。僕と何が違うの?」

でしたね。

この言葉に、否定の色は見せつつも、はっきりと反論は出来ず、動揺してしまう山城。

私も山城と同じ反応をしていることに気がついて、ハッとさせられました。

何よりも、両角はこの言葉を「純粋な疑問」として発していることに、現代社会を風刺したもののようで、強いメッセージ性を感じました。

ヴィレッジヴァンガードでもグッズをたくさん販売しているため、強くは言えませんが、近年ブームになる作品がだんだんと残虐性を強めていっているのを危惧したくなる気持ちもわかります。難しい問題だとは思いますけどね。

おわりに

さあ、いかがだったでしょうか?

今回の記事は熱く語りすぎてしまったような気がしますが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

それでは、今回ご紹介させていただいた映画『キャラクター』の主題歌で締めさせていただきます。どうぞ。

シェアしてね!😘
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

好きなものについて富山からお届け✉️

コメント

コメントする

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

【コメント機能をご利用いただくにあたっての注意事項】

1. ご投稿いただいた記事やコメントは、掲載までに少しお時間をいただく場合がございます。
2. 投稿内容等が不適切と当サイトのスタッフが判断した場合は事前の通知なしにコメントを削除する場合があります。全てのコメント投稿が掲載されるわけではありませんので、予めご了承ください。
3. 投稿内容の公開・非公開に関するお問い合わせにはお答えできません。
4. 絵文字は機種によって正常に表示されないものが多いため、ご使用はお控えください。
5. 記事内容に明らかに関係のない内容の書き込みはご遠慮ください。
6. 個人のプライバシーに関わる書き込み、公序良俗に反する内容等、当サイトのスタッフが不適切であると判断した場合は事前の通知なしにコメントを削除致します。
7. 名指し等、個人間のやり取りは書き込まないでください。
8. より楽しいコンテンツになる様に是非ご協力をお願いいたします。

目次