《映画レビュー》なんか思ってたのと違う!だがそれこそが醍醐味

シェアしてね!😘
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

どうも、メイちゃそです。

『キリエのうた』観て来ました。

例に漏れず、今回も事前情報や予告に触れず、「アイナ・ジ・エンドさんが歌う」「広瀬すずちゃんと松村北斗くんが出る」との情報だけを持って劇場に足を踏み入れました。

もう映画観た方や岩井俊二監督作品がなんたるかをご存知の方、映画の評価を小耳に挟んでいらっしゃる方が口を揃えてツッコミをいれてくれていることでしょう。

「アンタ、ほんまに何考えてんだ……」

ありがとうございます、これが私なりの醍醐味ってやつです、はい。
観終わった私が観る前の私に盛大にツッコミ入れてるので大目に見てください(いつもの事ですが)

今回はネタバレとかの次元じゃないくらい詳細に言いたいことめっちゃ言います!ので、映像で観るのはしんどいけど、内容は少し気になる方や、映画を観終わった方向けです!どうぞ!!!

目次

美と哀愁、トラウマ増し増し

気になってるな〜って感じでまだ観てないアナタには先に言っておきます!

この作品、トラウマ抉る系です!

なんか巷では鬱映画とか言われてますけど、捉え方によっては擁護できないです!ちゃんと鬱です!抉られます!!!

でも、これだけは言わせて欲しい!
ホントに冒頭からのアイナ・ジ・エンドさんの歌声で心臓鷲掴みにされるし、松村北斗くんの顔は常に美しいし泣き顔とかたくさん見れて幸せになれるし、広瀬すずちゃんは大画面で見ると破壊力満点の美です。
どうせ観るならぜひ映画館で観てください。ほんとに。大画面と大音量で堪能してください。

思い当たるトラウマが少ない方や、トラウマ系を克服された方、あとは、私のように「作品は作品だから」と現実から切り離して受け入れられる方は一緒に観ましょう。
語…るものかはわかりませんが、語りましょう。ええ。

冒頭から鷲掴まれる声

予告見るだけでヤバいですよね。
これを映画館で……って考えただけでもゾクゾクしませんか。
私はあの冒頭のアイナ・ジ・エンドさんの歌声が未だに頭から離れません。

本編は、辺り一面真っ白な雪原を女子高生がふたり、駆けるところから始まります。そこに埋もれて寝そべりながら歌っているんです。アイナ・ジ・エンドさんが。
心掴まれたとかそういうレベルじゃないです。
心臓握られたという表現すら乏しいですね。
敢えて表現するとしたら、全神経持って行かれたくらいかもしれないです。

映画館あるあるで、
飲み物飲む音とか、食べ物食べる音とか、なんとなく漏れちゃった声とか話し声とか聞こえるじゃないですか。
ああいうのが全部ピタリと止むんです。
私は、歌で世界を救うタイプの物語を信じてないんですが、もしかしたら、あながち不可能じゃないのかもしれないですね。

派手髪好き歓喜の嵐

広瀬すずちゃんが登場するシーンは、
路上でギターを抱えたまま項垂れているキリエ(アイナ・ジ・エンドさん)に「何か歌ってよ」と話しかける流れのところ。

ゴスロリ調の服装に水色のロングヘア、さらにカラーレンズ着用の美女!
だれ!すげえ好み!よい!と内心歓喜していた私。
声を聞いて広瀬すずちゃんだと理解し、感激。

イッコ(広瀬すずちゃん)がキリエの歌声を聴いてゾクゾクしてるあの表情もたまらなくそそられました。
あの感じは2次元だけだと思ってたんですけど、いやあ、さすがですね。素晴らしかったです。

罪悪感が生み出す美

物語はどこまでも壮大で壮絶なんですけど、人間関係はわりと近距離なんで、わかりやすいです。

松村北斗くん演じるナツヒコは、
キリエの姉の婚約者で、イッコの元家庭教師です。
医学部志望だったナツヒコは家柄もあってか、賢くて優等生になるべくしてなった、なってしまったような人。
たぶんそんな彼の前にキリエの姉が現れて、突如として眼前に拡がった強烈な好奇心と共に幼いながらの過ちをするまでに至ったんだと思います。
それでもナツヒコは腹を括ってキリエの姉と向き合うことを決意したし、その先のこともちゃんと覚悟したので、高校生なのにとっても立派です。
倫理的には当たり前ですけど、大人でもなかなかできないことが多い中、本当にナツヒコは立派だったと思います。

しかし、そういうのも全部、2011年3月11日に奪われてしまいました。

そのまま進学をすることなく復興支援をしているナツヒコが過去のことを話しているシーンで、キリエの姉がまだ見つかっていないこと、見つけたいけど、見つからないでいて欲しいと願う自分を卑怯だと非難するところが、どうしようもなく、たまらない気持ちにさせられました。

劇中では、ナツヒコの感情の描写が誰よりも顕著でわかりやすいです。
松村北斗くんが苦しんだり泣いたり、恋人にしか見せない笑顔を見せたり、好きだよって囁いたりしてくれます。
ありがたいですね。

松村北斗くんなんですけど、私が前にチラッと書いたジャニーズの記事がありまして・・。
よければそちらも合わせてどうぞ。

あわせて読みたい
ジャニーズってだけじゃないんです!!! みなさま、ごきげんよう! ジャニヲタではないけれどストのCDは密かにすべて持っているメイちゃそです!!今回も富山からお届けしております! 本日はみんな大好き「Six...

限りなく現実に近いフィクション

現実と過去を行き来するように少しずつ事実が明らかになって繋がっていくような作りになっている本作。
彼らの13年間を3時間で描いています。

本質的な描写は除かれていますが、それでも目を背けたくなるような映像がとめどなく溢れて、でも目が離せなくて。
ここで目を背けてしまうのは簡単だけど、そうしてしまったら自分を許せない気がして、ちゃんと目に焼き付けなきゃと震えるほどにリアルでした。

登場する人物たちはフィクションですが、彼らのような経験をした方たちが想っていること、抱えていること、進めないこと、それでも進んでしまうこと、その全てはノンフィクションです。

引用元:音楽映画『キリエのうた』10月13日(金)公開
https://kyrie-movie.com/

忘れたい。忘れたくない。

どんなに小さなことでもこの葛藤は誰にでもあるものだと思います。
同じ経験をしても、同じ気持ちにはなりません。
それぞれが持っている気持ちを大切にして、目の前の物事に向き合えたら、たとえ前には進めなくても、後ろには倒れにくくなれる気がします。

サブスクで永遠リピート

映画の余韻に浸れるので、観終わってからしばらくは主題歌や挿入歌をサブスクで聴きまくっています。
仲間たくさんいますよね?

今作『キリエのうた』は岩井俊二監督作品の中でも話題性の高い音楽映画と呼ばれるジャンルのひとつ。
キリエのCDはもちろんのこと、映画のシーンをそのまま切り取ったかのような臨場感たっぷりなオリジナル・サウンドトラックも発売されてます。

劇中でたくさんの有名アーティストが歌っていたのもあり、聴きごたえ抜群すぎですので、ぜひとも聴いていただきたいです!

さて、今回は映画のレビューをしてみました!

内容が内容だっただけに、超絶マジメ回になりましたが、またやります!
おすすめ作品ある方も教えていただけると幸いです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

シェアしてね!😘
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

好きなものについて富山からお届け✉️

コメント

コメントする

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

【コメント機能をご利用いただくにあたっての注意事項】

1. ご投稿いただいた記事やコメントは、掲載までに少しお時間をいただく場合がございます。
2. 投稿内容等が不適切と当サイトのスタッフが判断した場合は事前の通知なしにコメントを削除する場合があります。全てのコメント投稿が掲載されるわけではありませんので、予めご了承ください。
3. 投稿内容の公開・非公開に関するお問い合わせにはお答えできません。
4. 絵文字は機種によって正常に表示されないものが多いため、ご使用はお控えください。
5. 記事内容に明らかに関係のない内容の書き込みはご遠慮ください。
6. 個人のプライバシーに関わる書き込み、公序良俗に反する内容等、当サイトのスタッフが不適切であると判断した場合は事前の通知なしにコメントを削除致します。
7. 名指し等、個人間のやり取りは書き込まないでください。
8. より楽しいコンテンツになる様に是非ご協力をお願いいたします。

目次