こんにちは、映画好きShibyです。
今回も引き続き、大人のためのクリスマス映画特集後編です♪
前編を見るにはこちら↓
ネタバレには配慮しておりますが、ネタバレの概念には個人差があるため、気になる方の閲覧はご注意願います。
『７月のクリスマス』Christmas in July (1940)
貧乏暮らしで、恋人にプロポースさえできないジミー。彼は、応募した標語コンテストで賞金を取り、そのお金で自分の生活を立て直したいと考えていました。しかし、賞の発表は延期に。翌朝、そんなジミーを見た会社の同僚が、悪ふざけをしてジミーの標語が大賞を取ったと言う偽電報を机に置きます。それを見たジミーは歓喜して大騒ぎするのですが……。
この映画自体は、タイトルの通り12月ではなく7月のお話なのです。
「まるでクリスマスみたいにギフトに溢れた幸福な日」という意味合いで、このようなタイトルになっているようです。
ジミーたちがデパートで山のようにプレゼントを買い込み、窓から投げ入れてもらうシーンはちょっと夢がありました。古い映画なので白黒映像ですが、何故か話が進むにつれて豊かな色彩を感じられた作品です。
人を尊ぶような純粋な人間がお金を得るとこうなるんだなぁと思いました。
『キャスト・アウェイ』Cast Away(2000)
フェデックスの倉庫で配送の指揮を取るチャックは、クリスマスのギフトシーズンで大量の荷物を捌いていました。ある日、輸送機に同乗したチャックでしたが、不運にもその機は墜落してしまいます。
そして、チャックは1人、無人島に流れ着くのですが……。
届ける筈だった大量の荷物と共に無人島に流れ着いたチャック。
これまでは時間を効率よく動かしていくことにこだわる男だったのに、此処では狂いそうなほど無数の時間の中で過ごしていくことに。孤独で、文明の利器に頼る術もなく、原始的な方法で生きながらえていきます。
現代はネット通販が活発なので、田舎だろうが外国だろうか手に入らないものが少なく、非常に便利な世の中になりました。しかし、配送業者さんたちの生活って大丈夫かなと度々心配になります。タイムイズマネーには共感するけれど、人をそこまで急かしたくはありませんね。だから私は「お急ぎ便」なるものをなるべく使わないようにしています。
何もない時間によって心の余裕は生まれるし、余裕のある生活は今まで気付けなかったものに気付けるようになります。そんな一年の心の整理をしたいと思ったとき、ぜひこの映画をどうぞ。
『素晴らしき哉、人生！』It’s a Wonderful Life(1946)
ある街で暮らすジョージ・ベイリーは、お人好しの両親のもとでお人好しな人生を送ってきました。
しかし、クリスマス・イヴの夜、彼は絶望の淵に立たされます。そんなジョージが自殺を考えた時、突然目の前に天使が現れ、ジョージをジョージが存在しない現在へ連れていくのです。そこで見た世界とは……？
有名なクリスマス映画です。しかし、私の中では年中何回でも観たくなる大切な映画です。
私個人としては、天使がネグリジェ着たおじいちゃんなのがツボでした。
監督のフランク・キャプラは満を持して本作を発表するも、当初は興行成績が振るわず、自信喪失してしまったのだとか。しかし、後からじわじわと人気が高まり、いつの間にか現在のようにクリスマスの定番映画となりました。
この映画は、何をやっても上手くいかない、挫折と失敗続きの人生だと落ち込んでいる人にぜひ観てほしい作品です。私もそんな人生でしたし、今もそうなのですが、この映画を観たり思い返したりする度に元気を貰えています。
この作品を世に送り出してくれた、フランク・キャプラ監督に感謝です。
『スモーク』Smoke(1995)
街角にある小さな煙草屋の店主・オーギーは、同じ時刻と場所で毎日写真を撮るのが日課。
その煙草屋を取り巻く、様々な人たちとオーギーのどこか煙のようにすっきりしない、けれど人間味あるストーリー。
ポール・オースターの『オーギー・レンのクリスマスストーリー』が原作です。
様々な人間模様をぼんやりと描き、最後に伏線回収をしていく映画なのですが、長くて淡々としているので、観る人は選ぶかも知れません。ただ、最後はほっこりできるかな。原作が短編集なので、正に本を読むように観られる映画です。
随分前に見た作品なので記憶が朧げなのですが、最後のエピソードが私にとっては1番好きなお話でした。
『ラブ・アクチュアリー』Love Actually(2003)
クリスマスを目前に控えたイギリスを舞台に、立場も年齢も様々な人間たちの恋愛模様をコミカルに描いた群像劇ムービーです。
ヒュー・グラント、コリン・ファース、エマ・トンプソン、キーラ・ナイトレイ等、イギリスを代表する豪華俳優陣が共演しています。
個人的には、特に『ウォーキング・デッド』でリック役を演じたアンドリュー・リンカーンのエピソードの終わり方がとても好きでした。あれも今や有名で、色んなシーンでパロディが実施されていますよね。
その他にも、話題作『クイーンズ・ギャンビット』に出演したトーマス・サングスターが、子役として映画デビューした作品でもあります。キュートな初恋、そしてヒースロー空港での名シーンは必見です。
これもクリスマス映画として定番化しています。
おまけ
これも観たい！！！
ラブ・アクチュアリーその後！
※この予告編は英語ですので、日本語字幕ONでご覧ください。
大人のためのクリスマス映画特集はいかがでしたか？
マイリストに追加したくなる作品が見つけられたなら嬉しいです。
前編はこちらをご覧ください↓
因みに、今回は大人向けのクリスマス映画をご紹介しましたが、通常よく観られているクリスマス映画の定番もリスト化してみました。よろしければ、参考までにご覧ください。
- 『グリンチ』
- 『ホーム・アローン』シリーズ
- 『ホリデイ』
- 『クーパー家の晩餐会』
- 『恋人たちの予感』
- 『グレムリン』
- 『サンタクローズ』
- 『ジングル・オール・ザ・ウェイ』
- 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
- 『3人のゴースト』
- 『エルフ』
- 『ダイ・ハード』
- 『シザー・ハンズ』
- 『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』
ネット配信のものだけでも、毎年続々と量産されていますので既に追いつけない状況です。
私が大好きなネトフリ・オリジナルの中では『クリスマス・クロニクル』の1stシーズンがお気に入りです。なんとサンタがカート・ラッセル！
幸せなクリスマスをお迎えください！
Merry Christmas and Happy New Year!!
コメント
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