これはJELLY JELLY CAFE スタッフ Iさん が体験したお話です。
ライター：Ryo
信じるか信じないかは、あなた次第。
修学旅行
私が中学生の頃に起きた体験を話したいと思います。
当時修学旅行が三重県への1泊2日に決まり、
ワクワクしながら班決めを行い、当日へ備えました。
楽しい道中もあり、あっと言う間に三重県につき、学校指定の旅館へ到着しました。
私の班は5人で1組の班。
その班のメンバーで部屋が割り当てられたので、
仲のいい友人たちと意気揚々と部屋へ急ぎました。
男女別の棟になっているので、
部屋で男同士で何して遊ぼうかなど話して部屋に到着。
結論から言えば部屋はいたって普通の和室。
部屋には小さなテレビと和室に合わない洋画が飾られている程度で
特に目新しいものもないので、その後ご飯を食べたりお風呂にはいったり、談笑したり。
そうこうしているうちに気づくと夜も更け、じゃあ寝ようかとなった時、友人の1人が
「自分が寝る布団の位置だと、テレビの画面に反射する絵が気になってしまうから、位置を変わって欲しい」
と言ってきました。
「おいおいとても神経質なヤツだな」
と思い、しかたないから変わってやるかとその洋画が見える布団に寝てみると、
うん、確かに何か気になる。
自分やその友人だけが感じる”気のせい”ではないのでは？と思って、他の班のメンバーへ
「一度絵が見えるこの布団で横になってみてくれないか」
とみんなへ呼びかけて実際にその布団へ代わりばんこに横になってもらうと、
やはり全員が『何か違和感を感じる』と言ってきたのです。
全員が感じるこの違和感、、、薄気味悪い、、、。
全員がそう感じていると
「絵を外してしまえば良いのでは？」
と1人が言いながら、その絵をさっと外しました。
するとその違和感はより強くなりました。
外した絵の裏には、読めない文字がびっしり書いてあるお札が貼ってあったのです。
違和感が完全な恐怖へと変わった私たちは、
間取りが同じ他の班の部屋に行き、私たちの体験した事を話して
「ほら、そこの絵の裏だよ」
と言ってその部屋にもある同じような洋画を外して裏を見せようとしました。
しかし、その絵の裏にはお札は貼ってありませんでした。
「つまりあの部屋だけのためのお札だ」
全員がそう感じ、もう隣の部屋には誰も戻る気はなくなりました。
その夜は忘れるように移動した先の部屋で夜通しUNOをして過ごしました。
自分たちが感じたあの違和感、あれは何に対するものだったのか。
その答えを忘れるように。
情報提供者プロフィール
お名前：Iさん
JELLY JELLY CAFE スタッフ
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